:0269 大学の同窓会に参加しました!
世を見通すお言葉
理事長・学長・副学長のお話をこんなにも聴いたことはありませんでした。トップの方々なりに今の学生たちの視点に合わせてみようと喫煙所で学生とお話しされているようです。そもそも学外の若者と比べてやる気が違うらしいのです。
美大生は魔法が使われると思われている。実際は魔法ではない。「自分はこれが好きだ嫌いだと感じる心」を育むのが美術教育だ。絵を鑑賞するとき、上手い下手だけでなく「好きか嫌いか」でも判断する。この2つの判断軸をどちらも持つことはそんなに難しいのだろうか。
理事長たちお三方に共通する思いを要約すると、
「勉強ができるだけでは、社会は行き詰まってしまった。社会で活躍する優秀な人たちは貪欲に知識を学べはするが、センサーはない。やる気もない。感性を育てるのは難しい。こんな世の中だからこそ、美大生は、多摩美生は活躍できる。」といった内容でした。
わたしもこんな母校に寄付できるひとになりたいです。
高校の同級生と再会
大学の同級生とは全く会えませんでしたが、高校の同級生とは出会えました。彼女は2浪して入学したのでわたしの2年後輩です。藝大受験に2浪まで挑戦してから多摩美に入学したようです。美術系高校出身ならではの出来事でした。仲のいいクラスではありましたが、高校での同窓会は今までありませんでした。同窓会は主催が大変です。大学の同窓会は一般社団法人 多摩美術大学校友会が運営しています。組織なので、参加費の支払いなど運営に安定感がありました。
ビュッフェで大先輩と会話
64年卒の向田吉彦さんとお話ししました。ニュース映画を撮られていた方のようです。現代だとNHKで放送されているような壮大な自然の映像が専門の映像クリエイターさんです。もう80代なので同学年のひとは誰もいらっしゃらなかったようです。来週90周年の大学ですから、こんなこともあり得ます。
来年も来たいですね。全く世代が違う方ともお話ししたいです。向田さんとお話しして雑談で質問する能力がまだまだ足りなかったと自覚しましたので、トレーニングしたいです。