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【絵本をつくってみよう・1日目】そもそも絵本ってどうやって作るんだ?

前回はこちら:

わたしは絵本を作ったことがない。作りかたを調べてから、それをなぞっていくのも楽しそうなのだけど、とりあえず手をつけようと思い立って、今日はこんな手順をたどった。

1. おはなしのアイデアをメモする

だれかに読んでもらうつもりで絵本をつくるなら、だれかに読んでもらうつもりでおはなしをつくればよい。わたしは今朝、そう思いました。
コーヒー豆を挽きながら、ぼんやり考えをまとめ、お湯が沸くのを待つあいだ、このようなメモができあがった。

なに?これは

あんまりなメモだけど、今日はここからお話をちゃんと作ったんです。ちなみに、ウミオオカミは出てきませんでした。せっかくウミオオカミなんていう、かわいい名前を思いついたのに。次回作に期待!!

2. おはなしを考える

パソコンの前に戻ってきて、メモを眺める。
なんでバナナなの?と思ったりもしたけれど、結構気に入ってしまった。
いつのまにか、わたしもグラース家の一員になってしまったのかもしれない。そんなことを考えながら、『バナナフィッシュにうってつけの日』を読んだ。だからこの絵本が完成したあかつきには、これはサリンジャーから盗んだものだ、といってもおそらく差し支えないだろう。
そのあと、家事をしたり、犬をなでたりしているうちに書けそうな気がしてきた。

3. おはなしを書く

書き始めると楽しいもので、1時間しないうちに1,200字程度のみじかいお話ができていた。
頭の中でなんとなく、「ここからここまでページ1、ここからここまでがページ2……」という風に段落分けもした――途中まで。

ここで気がついたのだけど、絵本には当然、左のページ、右のページ、はたまた見開き、なんて概念がある。だいたい15ページ程度の分量のお話ができたけれど、わたしの想像力ではうまく振り分けをイメージをできない。

困ったので、わたしはインターネットへ行くことにした。

4. よくわからなくなったので、絵本の作り方をしらべてみる

ここへきてわかったことだが、絵本作りをする際には、どうやら多くのひとがビジュアル・イメージから固めていくようだ。完成形のイメージを見える形に記録して、そこに文章を"挿入する"というのは、たしかに理にかなっている。

なにも知らないわたしは、先に文章をきっちりと書きあげてしまった。
かるく絵本の作り方について調べてみると、絵本づくりの世界には「台割表」というものがあるらしい。

5. 「台割表」というのをつくってみる

さっそく「台割表」なるものを自分でも作ってみる。
こんな感じかな?と作ってみたのがこちら。

ラフとはいえ、絵心がなさすぎる。

01, 02, 03… というのがページ。
黒い酢昆布のきれはじみたいなのが文章を入れるスペース。
手近にあった紙切れにこれを描いて、コンビニでスキャンしてきた。二度手間ですね。テクノロジーに疎すぎる。
でも、わたしのようなテクノロジーに疎すぎるひとも、コンビニで30円支払って、べつのテクノロジーをつかえばなんとかなるんだね。人間ってすごい。

次にやりたいこと

きちんとした下調べもしないまま、なんとかプロットと呼べそうなものができた。お話の内容には、かなり満足している。ちょっとまだ恥ずかしいので、見せられないよ。
つぎは、作成した「台割表」をみながら、次はページごとに1枚、「ラフ画」(?)のようなものを作りたい。

ここからが本当に自信のない部分だ。
わたしは絵がまったく描けないのだから。

考えているのは、まず、わたしの洞窟壁画レベルの画力で、「ラフ画のラフ画」を1ページごとにつくる。
それから、Stable Diffusionという画像生成AIに、それをなんかいいかんじにしてもらう。まるなげだ!

Stable DiffusionにはControlNetというものがある。どんな機能なのか簡単にいうと、わたしがへたくそな絵を渡して、えらそうに注文をつけると、要望に応えてくれる。
こんなかんじに。

わたしの絵がどちらかわかるかな!?

これを駆使して、なんとか絵本にできないか、というのが今回の試みである。はたしてうまくいくのかな。

今日はこんなところで。またあした!

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