インバウンドメディアって知っていますか
こんにちは植松と申します。インバウンドメディアMATCHA(https://matcha-jp.com/)で編集長として働いています。
みなさんは、インバウンドメディアって知っていますか?
外国人に日本のおもしろさを届けるメディア
インバウンドメディアとは、海外の方に日本の、特に日本の観光情報を届けるメディアのことです。
東京に来たら何を食べたらいいのか、京都にはどんな桜の名所があるのか。僕たち日本人が気になっているのと同じような疑問を、日本を旅行する海外の方々も抱えています。インバウンドメディアは、そんな人々の疑問や悩みの解消を目標としています。
近年の訪日旅行者の増加と比例するように、ここ数年でいくつものインバウンドメディアが生まれました。MATCHAもそんな数あるメディアのひとつというわけです。
普通のメディアと何が違うの?
他のメディアと同様に、インバウンドメディアも“想定読者が喜ぶであろう情報を届ける”という機能・役割を持っています。しかし、インバウンドメディアには、他のメディアにははない、あるいはあってもあまり重視されていない機能や特徴、仕事があります。
例えば「翻訳」という工程。僕達が作った記事は必ず他の言語に翻訳され、日本以外の読者に届けられます。MATCHAの場合は日本語以外に英語、中国語(繁体字・簡体字)、韓国語、タイ語、インドネシア語、ベトナム語、やさしい日本語の全9言語版があるのですが、それぞれに翻訳チームが存在します。
普通:企画-取材-制作-公開
僕ら:企画-取材-制作-★翻訳★-公開
もちろん編集部とは別に翻訳チームが存在します。メディア関係者の人であっても、上記の流れがどのように進み、どのような組織で運営されているのかは、なかなか想像がつかないのではないでしょうか。
僕もそうでした。
視野に入れておくべきは「日本」と「世界」
インバウンドメディアに関わっているなら、「日本」と「世界」の両方に目を向けておかないと仕事になりません。
当然日本国内の観光情報には目を光らせておく必要がありますし、同時に各国のマーケットについても知っておく必要があります。台湾で人気の観光のスタイルは何なのか、タイで流行っているSNSは何なのか、アメリカ人とカナダ人ではどんな嗜好の違いがあるのか。
注目するのが日本だけではダメですし、世界だけ見ていても意味がありません。たまに「世界の潮流≒アメリカの流行り」と誤解されることもありますが、インバウンドの世界では、各国を等しく見つめなければ読者のニーズを見誤ります。
これだと脳みそがいくつあっても足りないですね。
足りないです。
メディアの形や正解を自分たちで見つけ出せる"若い"ジャンル
知ったようなことを言っていますが、上記のような「べき論」は、僕や僕の仲間たちが仕事をしつつ、言語化していったことです。
インバウンドメディア自体が、(古くからあるにはあるのですが)まだまだ生まれて間もないジャンルです。ようは正しい打ち手もわからないし、何が読者にとって有益なのか、正解もわからないのです。
編集者としても最適解や公式がない若いジャンルだからこそ、手探りの大変さ、ジャンルを作っていく面白さがあります。
これから書いて行きたいこと
この場所では、以下のようなことを書いて行きたいと思います。
-僕達が目指していること
-MATCHAという職場環境
- インバウンドメディアで働いたからこそわかった「伝えること」「編集すること」のコアの部分
- 多国籍の職場で働くおもしろさ大変さ
webメディアで働きたい人、インバウンドで活躍した人、多国籍な環境で働きたい人に役立つ情報を届けたいと考えています。
興味のある方は、どうぞよろしくお願いします。
それでは。
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