見出し画像

日本の鉄道に全て乗ったので、noteに乗りつぶし旅のアドバイスを書いてみた(実践編)

1.はじめに 

 僕は2022年9月24日にJR吾妻線の大前駅で(普通列車のみで)JR全線完乗、同じ日に上信電鉄の下仁田駅で(普通列車のみで)日本全線完乗しました。そんな僕が旅の集大成としていろいろとnoteに書きます。

 この記事は鉄道オタクで乗り鉄でいろんな鉄道に乗りたいとか、乗りつぶし旅を詳しく知りたい人向けに書いています。もっとライトに全国の鉄道をいろいろ知りたい人は『日本の鉄道を全て乗ったので、素朴な疑問に答えてみた!(鉄道ファンでない人にも!)』を見てください。

 鉄道旅行は自分で楽しんでやるものなので、他人にいちいち指図されるものではないです。だけど、実際乗ってみていろいろと僕が感じたこともあるので、参考にして頂ければ嬉しいなと思います。

乗りつぶし旅についてはいろんなサイトなどでやり方なんかが書いてあるようなので、他にはあまり書いてないようなアドバイスを中心に書きたいなと思います。

2.(普通列車で)全線完乗の定義・ルール

1.普通列車の定義

 人によって、乗りつぶしのやり方は違いますので、あくまでも僕のルールを書きます。
 まず、普通列車の定義は以下のようにニコニコ大百科に書いてあります。

JRでは特別料金・急行料金の不要な列車を「普通列車」と総称している。これが広義の意味における普通列車である。

https://dic.nicovideo.jp/a/%E6%99%AE%E9%80%9A%E5%88%97%E8%BB%8A
ニコニコ大百科『普通列車』より

 なので、この旅行ではJR私鉄問わず、特別料金の不要な列車で移動することを普通列車で乗ったとします。理由としては、私鉄において会社ごとにいろんな系統があってややこしいので、JRの基準をそのまま使ったら定義がしっかりと出来ると判断したためです。なので、京王や阪急の特急は乗れるけど、東武や近鉄の特急は乗れないという感じです。また名鉄や南海本線のように一部自由席の場合は、その自由席に乗っていけばOKという形にしました。(なので、特急で佐世保から諫早、宮崎から宮崎空港でいっても大丈夫だということになります。)

 ただし、新幹線は特急券をどっちみち買わなければいけないので、乗ればOKにしています。

2.全線完乗の定義

 そして、全線完乗の定義ですが、鉄道事業法施行規則第四条に準じて、その中で鉄道と定義されている物に乗ります。ロープウェイやジェットコースターなどは対象外です。といっても僕が調べても絶対に漏れがあるので、乗りつぶしオンラインに乗っているものに乗って埋めていったという感じです。乗りつぶしオンラインがどのような基準で収録しているかはリンクでみてください。
JR:http://www.noritsubushi.org/about.html
私鉄:http://www.noritsubushi.org/shitetsu/about.html

 また細かいルールとして災害などの被害によって鉄道が運行されていないところは、代行バスがあった場合、それにのったら乗車したとカウントします。

3.これから復旧/新たにできる鉄道のルールは

全て乗りつぶしたのですが、これからも鉄道はどんどん出来ていきます。その場合のルールとして

  1. 鉄道が復旧した場合、その区間を鉄道で復旧してから1年以内に乗りに行くこと

  2. 新しい鉄道が出来た場合は開業してから1年以内に乗りに行くこと

というルールにしました。1年以内だと幅もあって、自分を苦しませることもないかなとおもってこのルールにしました。

鉄道が災害などによって運行できず、代行バスで移動した区間は以下の四つです

  1. JR北海道 根室本線 新得~東鹿越(復旧予定なし 存続断念

  2. JR東日本 只見線 只見~会津川口(2022年10月1日復旧)

  3. 東京都交通局 上野懸垂線(上野動物園内にあるやつ) (復旧予定不明

  4. JR九州 日田彦山線 添田~夜明(復旧予定なし 鉄道は廃止 BRTへ)

代行バスも運行されていない区間
南阿蘇鉄道 立野~中松 (復旧予定 2023年夏
(平行するバスはあるけど、代行バスではないらしいです(問い合わせ済))

新たにできる路線
1.西九州新幹線 武雄温泉~長崎 2022年9月24日開業 (乗車済み)
2.福岡市営地下鉄 天神南~博多 2022年3月27日開業予定
etc…
参照:http://www2s.biglobe.ne.jp/~t_aoyagi/railway/newline.htm

3.全線完乗の旅行の概要

ここは完全に自分語りコーナーなので、アドバイスを見たいと言う人は次の章に進んでください(笑)
 
  高校二年生の時に10~20代の間にかなえたい3つを決めたのですが、その中の一つに日本の鉄道全線完乗というのがありました。学生なので、お金はないですが、夏休み・春休みという時間はあったので、18切符などをつかってのんびり乗りつぶすという旅行になりました。それが普通列車の旅となったわけです。
大学1年生の2017年の夏から全線完乗旅行が始まりました
地域ごとに攻めていって

  • ★四国は2018年8月22日(最終地点:高松琴平電気鉄道 高松琴平駅)

  • 沖縄以外の九州は2018年12月24日 (最終地点:JR九州長崎本線 諫早駅)

  • 北海道は2019年9月21日(最終地点:道南いさりび鉄道 木古内駅)

  • 中国は2019年12月28日(最終地点:若桜鉄道 若桜駅)

  • 九州は2020年11月7日(最終地点:沖縄都市モノレール てだこ浦西駅)

  • 近畿は2020年12月23日(最終地点:JR東海 紀勢本線 多気駅)

  • 東北は2021年3月16日(最終地点:阿武隈急行 福島駅)

  • 中部は2022年3月28日(最終地点:上田電鉄 別所温泉駅)

という感じで乗りつぶしていって
2022年9月24日に群馬県にある上信電鉄の下仁田駅で全線完乗したという感じです

(★正確には2022年8月27日のDMV阿佐海岸鉄道ですが、2022年に新しく生まれ変わった鉄道なので略)

 結局全部乗るのに5年かかったのですが、大学院生になって夏休み潰してまで乗りつぶししてていいのかなぁとか旅行中に考えました。しかし、最後まで終わらせるのは使命だとおもって、無事終わらせました。

4.全線完乗の難易度

1.全線完乗するには

 (JR)全線完乗してる人のブログを見たりすると20年かけて行った人50年かけて行った人もいます。

 私はそういった方よりは早く終えることが出来たのですが、理由はただ一つで大学生の夏・春休みのおかげです。お金がなくても、時間はあったので、のんびりと普通列車を乗るということができました。しかし、会社などがあった場合そんなことは出来ません。必要なところ乗ったら帰るというのが必要になるので、乗りつぶし自体の難易度がグッと上がります。

 全線完乗は時間とお金と体力があれば出来ます。人によって、使える時間と体力は違うので、完全制覇の方法は変わっていくと思います。だけど、人それぞれいろんな鉄道旅行というのがあるので、それぞれいろんな形で楽しんで行けばいいのかなと思います。

2.JR全線完乗と日本全線完乗の難易度の差は?

 JR全線完乗と日本全線完乗を比べた際、大体難易度は1.8~2倍ぐらい違うのかなと思います。理由としては、私鉄はJRと違って、私鉄それぞれにお金がかかるので乗りつぶすのにお金がかかるというのが一番大きいと思います。あとケーブルカーは『日本の鉄道を全て乗ったので、素朴な疑問に答えてみた!(鉄道ファンでない人にも!)』にも書きましたが、山にあることも多いので、ケーブルカーにのるのは5分でも行って帰るだけで3,4時間かかるのなんかもザラにあります。そういった意味で、距離だけではわからないしんどさがあるのが日本全線完乗なのではないかな?と思っています。

あと普通列車だけで行く全線完乗と、特急列車含めたどの列車に乗ってもよいという全線完乗を比べたら、難易度は1.5倍ぐらい違うかなと思います。都市圏では正直難易度があまり変わらないのですが、都市圏外の新幹線の通ってない本線では特急街道になっていることも多くそういったところを乗りつぶすのは本当に大変です。
例:JR九州日豊本線は宮崎県と大分県を結んでいます。その県境近くの佐伯駅から延岡駅は特急が9本走っています。しかし、佐伯駅から延岡駅まで運んでくれる普通列車は1日1本しかないです。しかも、その1本の電車が佐伯発朝6:18の電車で、この電車を逃したらその日はもう普通列車はありません。こういったところから、普通列車で乗りつぶすのは本当に大変なところだというのも実感できると思います。

ここからは実際に乗りつぶししていく際の軽いアドバイスを書いていきます。

5.アドバイス(乗りつぶしていく順番)

1.まずは、どこを乗りつぶすのかを決めよう

 乗りつぶし旅というのは結構大変です。まずどの路線、どの地域をつぶしていくのかを決めた方が良いです。また、JR全線完乗を目指すのか、日本全線完乗を目指すのか、によっても旅行自体が変わっていきます。

2.なるべく、都会よりも田舎の鉄道から攻めていこう

 今現在、かなりの路線のローカル線自体の存続がかなり危ぶまれています。 乗っていけばわかるんですが、日本にはたくさんのローカル線が残っています。最初に首都圏から乗っていくと、首都圏乗っている間に台風などで、田舎の乗れなくなる鉄道というのが出てきてしまうリスクがあります。
 先ほど書いたように、私が乗りつぶし終えたときにも乗れなかった路線は5個でした。しかし、それ以外にも、東北の乗りつぶしをしていた時には阿武隈急行に乗れなかったり、九州で乗りつぶししていた時は久大本線に乗れなかったりしました。しかし、他の地域を乗りつぶししている間に復旧して乗れるようになりました。
 こういったこともあり、まずは田舎の鉄道に、乗れるときに乗っちゃったほうがいいです。そして、その時乗れなかったとしても後で乗れるようになる可能性も十分ありますし♪

3.田舎と都会の乗りつぶし方法の違い

 日本全線完乗をする場合、田舎で乗りつぶす場合、JRと私鉄はまとめて乗った方が良いです。これは簡単に理解できると思うのですが、例を出すと、僕は山口県に住んでいます。青森県のJRに全て乗ったとして、そのあとまた私鉄の弘前鉄道や津軽鉄道に乗りに行くのは楽しいですが、お金と時間がしんどいのは容易に想像できます。
 一方都会を乗りつぶす場合は、JRと私鉄はバラバラに乗っていった方が良いです。理由として、路線が複雑だから、脳の処理に追いつけない。(処理できる方はいいですが僕は出来ないです。)あと、私鉄の1日乗車券などもあるので、それで同じ会社でまとめて行った方がお得になることも多々あります。

4.写真と記録はしっかりとろう

 後々、この鉄道に本当に乗ったのかな?って疑心暗鬼になるときがあります。そんなとき、写真がしっかりと撮られていれば大丈夫なのですが、写真がなかったら乗ったかどうかわかんなくなります。GPSなどでずっと移動している所を記録していればいいですが、充電も減るので僕は出来なかったです。なのでしっかり写真をとってどの鉄道にのったか記録をしといたほうがいいです。
 ついでに、僕は乗りつぶし旅初期のころしっかり写真を撮っていない路線が多すぎたので何個かの路線乗りなおしをしています。例えば、諫早から長崎の長崎本線の旧線があるのですが、多くの列車は新線を通ります。旧線は乗った記憶はあるのですが、しっかり写真をとっておらず、本当に旧線の電車にのったのかわからず半年後に乗りなおしに行ったことがあります。
 乗りつぶし旅してる人は結構乗りなおししてる人もそこそこいるっぽいので気を付けてくださいね♪

6.アドバイス(切符や移動の節約)

1.JRも私鉄も乗り放題切符は逃さないでおこう

 JRの場合18切符という神切符があるのはみなさんご存知だと思いますが、他にも18切符より長い期間使える『北海道&東日本パス』というのがあったりと、切符といってもいろんなものがあります。

 また私鉄の場合だと、普段は乗り放題切符を売っていないけど、時期限定で売っている場合があります。
例えば南海電鉄だと、正月のみ『南海・泉北新春乗り放題きっぷ』が販売されたり、近鉄だったら『近鉄週末フリー切符』といった、週末の3日間(金土日or 土日月)の切符があったりします。

 更に、フリー切符が一見なさそうな鉄道会社でも、よくよく調べればフリー切符がある会社もあります。
西武の乗り放題切符として『東急線西武線まるごときっぷ』というものがあり、東急の駅で西武の乗り放題切符が帰るという面白い切符です。

 またJRの切符でも私鉄に乗れることもあります。
たとえば『旅名人の九州満喫きっぷ』を使うとJR九州のほかに九州の私鉄15社乗ることが出来ます。また、『JR東海&16私鉄 乗り鉄☆たびきっぷ』といった東海や静岡の私鉄が乗り放題の切符もペアになってる乗車券もあります。こういった切符を使うとかなりお得になる可能性があるのでぜひ使ってみてください。

2.案外見落としがちなお得な切符

 私鉄の路線1往復するだけで、1日乗車券のほうが安くなる場合があります。
例えば岐阜県を走る長良川鉄道では美濃太田~北濃まで1720円片道でかかるので、往復だと3440円かかるのですが、1日フリー切符だと2700円で行けます。740円も違うのでかなり大きい金額差ですが、全国にもここまで大きくはなくても100円ぐらい安くなるところはたくさんあるので是非必ずチェックしてみてくださいね。

3.電車だけじゃなくて、船やバスも使おう

 鉄道乗りつぶし旅行なのに、船やバスを使いたくないという気持ちは僕も最初あったのですが、段々いろいろと調べていくにつれて、安いし時間も短縮できることがわかりました。
 
 バスは想像しやすいと思います。東京大阪の深夜の移動は現在基本深夜バスしか使えないです。さらに、高知から松山への移動は、バスだと3700円で3時間でいけます。鉄道だと早く移動する場合4時間で9390円 宇和島経由だと1日でいくことは出来ないです。

 一方鉄道やバスに比べて船は高いというイメージがある人も多いです。しかし、高いとは断言できないです。(車を積むと高くなりますが、、)例えば船が豪華な太平洋フェリーで名古屋仙台間だと安い時期&早割を使えば3900円でいくことが出来ます。さらに、太平洋フェリーで同じく仙台苫小牧間も早割を使えば4500円で行くこともできます。太平洋フェリーだけじゃなくても日本海フェリーの場合、新潟小樽を7500円で移動できます。日本海フェリーは船にもよるかもしれませんが、露天風呂がついてます(笑)
 ついでに、北海道新幹線で新青森から新函館北斗まで早割をつかっても3750円(普通だと7500円)なので、基本は船が安いです。

茶色?の手すりがあるところがたぶん露天風呂 (筆者撮影)

7.アドバイス(旅行計画を立てるとき)

1.自分の体力を知ろう

 案外、鉄道旅行は体力勝負です。1日1時間の電車に乗るぐらいなら大したことないのですが、朝の5時の始発から23時の終電まで、10日間ぶっ通しでのるとクッタクタになります。ぼくはこの旅行を始めたのが19歳だったので、まだ無限の体力があったのでそういったたびも出来たのですが、24歳になると、10日間ぶっ通しで鉄道に乗るようなことは正直できなくなりました。
 人それぞれ、使える体力には差があるし、自分自身がどれぐらい無理できるのかもわからないです。まず初回の旅行では自分の体力がどれぐらいあるかわからないので無理しない旅行計画を立てることをお勧めします。

2.都会の鉄道乗りつぶしをするときの注意点

 東京(都会)の電車は朝から深夜までひっきりなしに電車が来ます。なので始発から終電まで休憩時間が無い予定を作ってしまう可能性があります。田舎だと基本、2時間に1本の鉄道も多いので自然と休憩時間がとれます。

 基本的に乗りつぶしは乗れば乗るほど、終わっていくものなのでついやってしまうのですが、休憩なしはたぶん体に悪いのでやめておいた方が良いです。都会なら細かく旅行計画立てなくても大丈夫だとおもいますが、この時間が来たらご飯をたべる!とかは決めといた方が良いと思います。

 個人的にとても良いなとおもった切符が『横濱中華街 旅グルメきっぷ』です。この切符は東急線+みなとみらい線が1日乗り放題で、さらに中華街などでご飯が食べれる優れものです。こういった良い切符もあるので是非使ってみてください。

3.一回予定を立てたら、日にちを置いて予定を見直そう

 乗りつぶし旅行では、必ず旅行計画ができたら、数日後に見返して本当にこの旅行計画でいいのかを考えなおしましょう。乗りつぶし旅行は順番順番に乗りつぶすことだけを考えて、夢中で旅程をたてていくのですが、もっと効率よく回る方法などあるかもしれません。旅行中に気づくことも多いんですが、旅行中に変えるのはリスクがあるので、できれば旅行に行く前に見直しをしておきましょう。

8.アドバイス(宿や食事などの節約)

1.宿はネットカフェかカラオケ

 この乗りつぶし旅では、ホテルにはあまり泊まらなかったです。理由はお金がなかったからというのも大きいですが、ホテルに夜の24時について、朝の5時に出るような旅行でホテルを使ったらメチャクチャもったいないと感じたからです。旅行初期はネットカフェ自体あまり知らなかったので、高校時代よく行ってたカラオケに泊まっていました。そのあと、しばらくしてネットカフェに泊まりはじめたという感じです。(18歳未満はとまれません)

カラオケの良い点・悪い点

カラオケの良い点:

  1. 閉店が大体深夜の3時か4時なので、閉店までには絶対起こされるので、始発寝坊して乗れないリスクがとても少ない。

  2. 閉店に起こされるので10分前ぐらいにモーニングコール(電話)が来る

  3. 冷房や暖房を自分の好きな温度に変えられる(ネットカフェだとこれが出来ないところがほとんど)

  4. いびきかいても寝ても怒られない

  5. 目覚まし時計を大音量でかけることができる

  6. 寝る前に1曲歌える

カラオケの悪い点:

  1. うるさい

  2. 始発が来る前に店が閉まるので外だと冬寒い場合もある

  3. 店によるがコンセントがないところも

  4. 案外深夜だと高いところもある

  5. 鍵が閉まっていないので防犯上のリスクがある

  6. 歌いすぎて寝る時間が減る

僕が好きなネットカフェは快活です。というか快活以外のネットカフェは基本泊まりたくないです。(全国にはおしゃれなネットカフェもあるので例外はあるが)快活には鍵付き完全個室があって全国に徐々に設置がされています。その鍵付き完全個室の良い点悪い点をまとめます。

完全個室の良い点:

  1. 完全個室なので真っ暗にして寝れる

  2. 部屋にはネットがあるので、ネットでいろいろ調べられる

  3. タオル使い放題でシャワー無料のところがある

  4. ブランケットを借りることが出来て寝るときも安心

  5. 鍵付き完全個室なので、荷物は安全

完全個室の悪い点:

  1. 寝すぎて始発に間に合わない

  2. 案外駅から遠くて結構歩くことも

  3. 壁が薄いので、大音量で目覚まし時計はかけにくい

  4. 店のご飯や飲み物を部屋の中にもっていけない店がほとんど

  5. 案外冷房の調節とかはできない

  6. ネットサーフィンしすぎて寝れない

という感じで、両方とも良い点悪い点があります。だけど、体力があるからこういうところに泊まれるだけなので、泊まれないorお金がある人は無理せずホテルにとまるのをおすすめします。

2.食事はケチらないほうがいい

 これは僕の持論ですが、食事は旅行中はケチる必要がないかなと思います。乗りつぶし旅は結構体力勝負なので、ご飯を抜くのは基本やめといたほうがいいです。更に、知り合いで、旅行中コンビニ飯を食べて節約している人もいましたが、旅行にきて、鉄道乗って終わるだけなのは、なんだか切ない気もします。〇〇で食べた○○がおいしかった!という記憶があるだけで一気に旅の満足度が上がる気がします。高級料理屋に入らない限り、おいしいごはんを食べるのにランチなら2000円以上かかることはまずないので、是非そこの名産物は絶対に食べることをお勧めします。

網走駅で買った『磯宴弁当』をJR留萌本線の峠下駅で食べた とてもおいしかった(筆者撮影)

3.命と体は大切に

 宿代をケチって、一回とある港で寝ていたら、周りに浮浪者が沢山来たことがありました。寝ていたので気づかなかったのですが、起きた瞬間にいたことに気づいて急いで逃げました。その地域に住んでいる人に聞いたら、あまり治安自体がよくないところらしく、お財布をすられたりしなかったのでまだよかったと思いました。
 お金をケチりすぎて、なにか盗まれたり、風邪をひいてしまったらなんの意味もないので、ある程度下限を決めて旅行をしましょう。

9.乗りつぶし旅は楽しいけど疲れる

 乗りつぶし旅はすっごく楽しいけどすっごく疲れます。近くにある路線乗るだけなら良いのですが、遠くまで行って、連泊して鉄道に乗るのは疲れます。そんなとき、自分は乗りつぶすためだけに「こんな遠いところに来たのかなぁ」と思ってしまうことがあります。そんなことを防ぐためにも旅行の中で1個予定を入れることをお勧めします。例えば、現地に住んでる友達に会いに行くとか、サッカーや野球の試合を見に行くといったことや観光地をぶらぶらするだけで、また乗りつぶし旅とは違った別の楽しみもできます。

10.最後に

 日本にはいろんな鉄道があって、それぞれ個性があります。そんな一つ一つの個性をじっくり味わえるだけでもこの乗りつぶし旅は価値があるのかなと思っています。これから鉄道旅をしたいと思っている人に少しでもこの記事が役に立てばうれしいです、

 鉄道オタク向けではない、全国の鉄道に乗った感想を書いた記事は『日本の鉄道を全て乗ったので、素朴な疑問に答えてみた!(鉄道ファンでない人にも!)』なので、もしよければぜひ読んでください。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?