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都立一橋高校・通信制の学校説明会に行ってきました
2024年(令和6年)12月25日午後2時30分から、都立一橋高校の地下書道教室で令和7年度入学志願者向けの学校説明会が開かれました。当日の会場では、通信制課程の学校案内のパンフレットと、今年の4月に行われた令和6年度学力検査問題(学校の独自作成)の写しが参加者に配布されました。また、説明会の終了後に、希望者のみを対象とした個別相談会も行われました。
先生方の説明はスライドを使用して進められ、このスライドの内容は一橋高校通信制のホームページに掲載されているリンクから閲覧・ダウンロード(pdf形式)することが可能です。
■冒頭、校長先生からの挨拶とお話がありました。近年、公立私立を問わず通信制高校への人気が高まっていますが、一橋高校でも定員上限の720名の生徒が在籍しており、欠員がないので中途での受入れはできない状況だそうです。
■教務部の先生から、一橋高校での学習の進め方について説明がありました。なお、今年から美術を除く全教科のレポートの提出が電子化されたということです。
来年の入学選抜については、2025年4月2日から3日に出願を受け付ける予定で、第1学年相当の募集人数は160人で、第二学年相当(14単位以上の高校単位を取得している方)の募集人数は生じた欠員に応じて3月中に発表されるそうです。
第一学年相当では調査書と学力検査(英国数の3教科一括で60分)による選抜が行われますが、第二学年相当では学力検査のみだということです。そして学力考査は4月6日に、合格者発表は11日に予定されています。
入学願書の配布については、2月にホームページで詳細が発表されるそうです。
■生活指導部の先生から、学校生活について説明がありました。校内は一足制で上履きは不要です。髪型、服装は原則として自由(標準服もない)です。また、進路指導部の先生からは、44単位取得後の進路活動について説明がありました。
■教務部の主任を務める先生から、通信制課程に進学する上で留意すべき点についてお話がありました。卒業に必要な学習の範囲は全日制や定時制と変わらないので、自発的、自律的に勉強できる人でないと、単位の取得は非常に厳しいそうです。週に2、3通のレポートを提出していくことが求められるので、入念な計画とその実行が必要になります。レポートの提出期限は厳守で、たとえ1分でも遅れたら未提出の扱いになります。誰からも強制されないので油断して、レポートの提出を後回しにしてしまい、提出期限に間に合わなくなる生徒が少なくないそうです。
また、通信制課程の土曜日の登校「スクーリング」とは本来、「面接指導」という位置づけであり、全日制や定時制の授業のような「遅刻」は一切認められないそうです。そのため、10秒でも遅れたらその日のスクーリングは欠席扱いとなります。
そのような厳しい学習態度が求められる中でも、令和5年度の通信制課程では145人が卒業することができました。その一方で、退学者も100人を超える多さとのことでした。なお、2年連続で取得した単位がゼロの場合、自動的に退学になります。現状は定員に空きがないため、入学しながらも学習意欲が極めて低い生徒に対しては、他の入学希望者にその席を譲るべきだとの判断だそうです。