雪道ミライドンとは
皆さん、こんにちは、こんばんは。
記事を手に取っていただきありがとうございます。
U(https://twitter.com/U_poke02)と申します。
2021年にCL福岡に参加した以来の投稿となります。
唐突ですが、今使用しているミライドンについて語りたくなったので投稿した次第です。JCS当日という中途半端なタイミングですが目を通していただけますと幸いです。
1、自己紹介
初めましての方もいらっしゃるかと思いますので簡単に。
関西で活動している一児のパパプレイヤー。
公式大会での主な実績は以下の通り
公式大会での成績はパッとしませんが、見ていただいてわかる通り普段から雷タイプのデッキを好んで使っております。
今回はそんな私が最近使用している「雪道ミライドン」について語らせていただければと思います。
文才もないためお見苦しいところあるかもしれませんが良ければお付き合いください。
ちなみにアルセゼラオラって何ぞやと思われた方はこちらの記事をご覧ください。普段から構築の相談等をさせていただいているむさしさんの記事になります。
シティリーグS1、S2ではアルセゼラオラを使用し入賞することができた思い出深いデッキ。
現環境でも通用するよう構築されていますので興味ある方はご覧ください(掲載許可済)
おすすめです。
2、デッキリスト
少し話は逸れましたが、雪道ミライドンって何するの?という方いらっしゃると思います。
簡単に言うと自分だけ早々に盤面を形成し、雪道を張って妨害しながら戦うことをコンセプトにしたミライドンです。
既存のデッキでは雪道ミュウに雰囲気は近いかもしれません。
出し渋るのも意味がないので早速ですがリストを公開。
各カードの採用枚数について
○ポケモン
・ミライドン 3枚
生きるバトルVIPパス。
間違いなくスタートしたいポケモンです。
特性のタンデムユニットが強すぎる。
1試合で使う枚数は1〜2枚のため再度落ちを考慮し3枚。 4枚は過剰と考えております。
展開役としてもヨシ!アタッカーにしてもヨシ!
・ライチュウV 2枚
このデッキのエース。サーナイトex、ミュウVMAX等全ての大型を薙ぎ倒してくれます。ヌメルゴンも怖くない。
アルセウス対面で2枚は使用したいため2枚採用。
・ライコウV 1枚
2エネで殴れる優秀なアタッカー。後攻を取った際に一番活躍してくれます。
本当は2枚採用したいが、アルセウスの増加で使用しない対面もあるため最低限の1枚採用。
HPが低く場持ちが悪いのが欠点。
・そらをとぶピカチュウV、VMAX 1-1
小物に強いポケモン界の主役。雪道ミライドンを組んだ当初は不採用だったが逃げ要員が欲しかったので採用。
大体封印石を貼っていることが多い。不意のディンルーに強いのも優秀。
ライチュウ用のエネルギータンクとしても役に立ちます。
最終手段ではあるが、でんきショックで1ターンもらいエネを貯めてライチュウで〆る動きも頭に入れておきましょう。
・メリープ、モココ 3-3
デッキのメインエンジン。ジェネレーターがいくら外れようとも怖くない。
どの対面でも基本的に2-2使用するためこの枚数に落ち着きました。
5エネつけた残りHP40のサーナイトを倒すためにも単体で40出せるSVシリーズのメリープが個人的におすすめです。
・サンダー 1枚
元々はかがやくゲッコウガを採用していたが、自ら雪道を張るためこのデッキとはやや相性が悪く不採用に。代替となるサイド1のアタッカーとして採用してみました。雪道下でもカイリューVやバンギラスVの230ラインを取れるようになる上、ウッウに取られない絶妙なHPが素晴らしい。
ミュウ、サーナイト対面でもライチュウのエネルギー要求が1枚減るのは嬉しい。
※お試しで使っているだけなのでKゲッコウガでも問題ない枠です。
・マナフィ 1枚
主にメリープ、モココラインの2枚取り阻止のため採用。この子がいないとゲッコウガ採用のロスト対面での勝率がグッと下がります。パオジアンのキャンセルコロンを考えると2枚採用も検討していいかもしれない。
○グッズ
・ネストボール 2枚
ミライドン、マナフィを呼ぶのによく使う。1試合で1回使用するのみで終わることが多いことから最低限の2枚。序盤の安定性をより求めるのであれば4枚採用したいところ。
・ハイパーボール 4枚
モココと空ピカの上を持ってこれる唯一のカード。今の構築だとサポート以外で手札からエネルギーを落とすことができるカードでもあるため重宝しています。ここは削れません。
・エレキジェネレーター 4枚
特に語ること無し。
・いれかえカート 3枚
3枚も必要かと言われるかもしれませんが正直4枚入れたいカード。
主にロスト対面でおとぼけスピット受けたミライドンを2回目のスピットやロストマインから守るために使います。反動で動けないミライドンを動かす際に役立ちます。
・あなぬけのひも 1枚
元々はいれかえカート1枚でしたが、アルセウス系統の増加により1枚差し替えました。
モココが縛られる際の逃すハードルが若干下がりました。
・ロストスイーパー
自身で雪道を貼ることから相手の雪道を解除する手段が必要ということで1枚採用。スタジアム現物でもよいが雪道を貼る都合、別のスタジアムは嵩張る可能性あるということで不採用に。
副産物として相手の道具を割ったり、不要なたねポケモンをロストしてやまびこケアもできたりとなかなか使い勝手が良いです。
・森の封印石 2枚
半スターバース。主に博士の研究を打った後の足りないパーツを補ったり、双方のジャッジマンによる事故ケア用に使います。
サイド落ちケアの2枚採用。余った1枚はハイパーボールのコストになりがち。
○サポート
博士の研究 4枚
7枚引ける最強カード。基本的に前のポケモンを倒していきたいので、ボスの指令等を巻き込んででも山を掘り進めましょう。
エレキダイナモ用にエネルギーを巻き込んで打つことも必要です。
博士の研究、ジャッジマン、ナンジャモどれを打つかは相手のデッキと自身の盤面次第なので練習の積み重ねが大事です。
・ジャッジマン 4枚
主にロスト、サーナイト対面で使います。
特にサーナイトがかなり苦手なデッキなため、序盤の雪道ジャッジマンでどれだけ止まってくれるのかが勝負になります。
ただし、自身の盤面が整っていない場合は博士の研究を優先して使うことを意識してください。
・ナンジャモ 1枚
色々と試した結果1枚採用に落ち着きました。
理由としては
・エネルギーの巻き込みができない。
・序盤の手札干渉としてはあまり強くはない。
・終盤で弾きたい時に自身も山が引けない。
となります。とはいえ序盤の博士で巻き込む可能性を考えると増やしても変更してもいいかもしれません。
・ボスの指令 2枚
・セレナ 1枚
博士の巻き込みを考慮してボスは2枚採用。ただし基本的にはバトル場を倒していくことが多いのでボスを使わず勝てることもしばしば。
セレナはエネルギーを落とすこともできる貴重なドロサポにもなります。
○スタジアム
・頂への雪道 3枚
雪道ミライドンのコンセプトとも言えるカード。
正直に言うとあまり採用したくないのですが、環境的にやむなしということでしぶしぶ採用しています。特にサーナイト対面はこのカード無しでは相手の下振れに依存しないと勝てません。
ただし、先に展開して貼ればあまり影響のない構築にしているため積極的に貼りましょう。
○エネルギー
・基本雷エネルギー 12枚
既存のミライドンは13枚〜の採用が多いですが、エレキジェネレーターへの依存度も少ないことから1枚少なくしています。12枚の方が若干事故が減ったように思います。感覚的な結論ですみません。
3、大まかなプレイ方針
・じゃんけんは勝てば先攻を取ります。
・基本的にはミライドンスタートが理想。
・メリープはどの対面でも2体出すことを意識。
・サイド落ちの確認はポケモン→ボス、セレナ→あなぬけのひもを優先して見ることを意識。複数枚採用とピン差しの枚数が極端なのでかなりチェックしやすいと思います。
・後攻時はサイドを取れるチャンスがあれば積極的に攻撃していくようにしましょう。
・モココにはヒマがあればエネルギーを1枚つけておきましょう。縛られてもエネルギーの手貼りのみで逃げられます。
・これが一番大切なのですが、基本的に1撃で対面を倒すことを意識してください。無理にライコウで突撃して中途半端なダメージを与えるのはNGです。
非ルールを前に出し手札干渉をしつつ1ターンもらいエネルギーを貯めてライチュウやミライドンで倒すような動きをしましょう。
4、各対面と相性
ざっくりとした解説で申し訳ないのですが、以下の通りと考えております。
VSサーナイト
サイドプラン 1-1-1-1-2
5分〜不利
先攻後攻問わず毎ターン攻撃してサイドをとることを意識しましょう。
ザシアン型であれば5分、リバーサル型であれば不利と思ってください。ただし、序盤のジャッジマンで動きを封じることができれば何とか逃げ切ることができると思います。
ザシアン→対面のアタッカー→キルリア→サーナイトexの優先度で倒すようにすると勝ちやすいかも。
VSルギア
有利〜5分
サイドプラン 2-2-1-1(2)
一撃、白問わずルギアを優先して倒すように心がけること。
雪道はアッセンブルスター前、もしくは終盤のネオラント→ボスを防ぐことを意識して張るようにしてください。
空ピカは一見有利に見えてもレントラーで崩壊するため、無理に進化させずにVの状態でサイド4取られるまではあえて進化させないということも意識してください。
VSロスト系統
ギラティナをはじめとしたV主体 有利〜5分 サイドプラン 1-2-2-1
小物主体のバレット 5分 サイドプラン1-1-1-1-1-1
グッズの紹介でも記載した通りいれかえカートが非常に重要となります。
おとぼけスピットは必ずミライドンで受けてください。ロスト対面はいかに相手にサイドを先行されないかが重要となります。
雪道についてはKゲッコウガやKリザードンを封じることもできるため序盤から張っていきましょう。
VSパオジアン
有利
サイドプラン 2-2-2
ミライドンと同じく色々な型がありますが、こちらが積極的に雪道を張ることと先にサイドを2枚先行すればほぼ勝ちと思ってもらって問題ないと思います。キャンセルコロン、クロススイッチャーからモココ2枚取りをされてもいいように先にエネルギーを準備しておく動きはかなり重要となります。
VSミュウVMAX(F型)
5分〜不利
サイドプラン 2-1-3 or 3-3
5分としていますが、雪道ジャッジマンがどれだけ刺さるか次第と考えています。先攻時はエネルギーを切ってでもいいのでバトル場とベンチに非ルールを1体ずつおくようにしてください。後1メロディアスエコーでサイド2枚取られるとほぼ勝ち目がありません。
BO3ではミュウが多いと思いますのでドラピオンもしくはミカルゲを採用するとかなり楽になります。
VSアルセウス系統
有利
サイドプラン 2-2-2 or 2-2-3
アルセウスがミライドンを一撃で倒す手段が少なく、先攻時ほぼ確実にアルセウスVを倒すことができるため有利を考えております。
ただし、ギラティナVSTARやジュラルドンVMAXについては進化前を積極的に取るように意識してください。
5、不採用カードについて(2023.6.12追記)
・かがやくゲッコウガ
元々サンダーの枠に入れていましたが、雪道との噛み合いが悪くベンチを圧迫するだけだったので一旦不採用に。ロストシティ等を採用するならゲッコウガを優先しましょう。
・かがやくアマージョ
ゲッコウガを不採用とした際に検討したかがやく枠。
こちらも雪道との相性が悪いこととロスト対面ではいれかえカートがあるため不採用でも勝てると判断しました。
・ジバコイルV、VSTAR
サーナイト、ロスト盤面で活躍するカード。不採用の主な理由は後攻時にスタートすると少し重いのと不採用でも何とか勝てるため。
この枠を空ピカに譲りました。
・ミカルゲ、ドラピオンV
JCSではミュウVMAXが優勝しましたね。おめでとうございます。
雪道で何とか対抗できるため不採用でしたが、再び採用を検討してもいいかもしれません。
・デンリュウex
採用したものの1度も使うことがなかったため不採用に。
・勇気のお守り
HPラインが250、270に変わったとしても現環境ではあまり意味がないと判断。チムガル杯ではお試しで入れましたがほぼ使うことなかったです。
・嵐の山脈
ネストボールを不採用にしこのカードを入れるか検討しましたが基本的に雪道を貼っていきたいデッキになるため、泣く泣く不採用に。レジエレキ型なら採用ありだと思います。
・ロストシティ
ラルトス、キルリア、ゲッコウガ等の要となるポケモンを排除するために検討したカード。ジバコイルVSTAR等のベンチ狙撃ができるポケモンがいればマナフィ狩りのため採用を要検討。
6、直近大会でのリスト
雪道ミライドンのコンセプトが決まってから2回ほど自主大会に持ち込み運よく結果が残せましたのでその時のリストもおまけ程度ですが乗せておきます。
5/3 第5回 チムガル杯 優勝 60人
サーナイトやディンルーが台頭する中、既存の雪道不採用型では難しいと判断し、本文でもあった通り雪道を採用。デンリュウはディンルー、バンギラス等の230〜240ライン、ロスト軸への負け筋を消すため採用したが一度も使うことがありませんでした。
5/21 第19回 VOW杯 ベスト8 72人
前回のチムガル杯からの変更点
チムガル杯での見つかった課題点としては
・逃げ要員の確保
・雪道を先に張られた際の対処法
・アルセウスの増加による裏のVを先に取る。
でした。
逃げエネの確保としてはパラダイムトリガー収録のゼラオラも候補だったのですが、ウーラオスの増加が見込まれていたのと封印石の貼り先候補としてピカチュウを採用することとなりました。
6/18 第二九回果てなき野望杯 ベスト8 70人
VOW杯からの変更点
151が発売されてからの初の大会。
・システム兼、逃げ要員としてミュウexを採用。
・サーナイト対策としてゼラオラの採用。
・盤面にVを出さない盤面があることと、おまもりを増やしたことによる枠の都合により封印石を1枚に変更。
ミュウについては正直それほど活躍することもなかったのと雪道との相性が悪すぎるため個人的には微妙でした。相手のゲッコウガを牽制するには役にたったかも。
7/2 第1回だもん杯(仮) ベスト8 36人
野望杯からの変更点
雪道化でのドローシステムとしてビーダルラインを投入。それに伴い
・ネストボールを増加。
・モココ、ビーダルが縛られることが増えるためいれかえカートを1枚ポケモンいれかえに変更。
・モココ2枚取りを防ぐことや直近の課題だったロスト対面に強く出るためデンリュウの採用。
をしてみました。
課題としてはベンチがかなり圧迫されるためモココライン減、エネルギー数を増などしてエレキジェネレーターのバリューを上げる方向性もありかと思います。
個人的には今後ビーダル型も台頭してくると思うので現時点で使用感確かめられたのはよかったです。
7/8 第1回寝落ち杯 ベスト16 40人
だもん杯からの変更点
・直近の自主大会等での雪道ミライドンのシェアが大幅に増加傾向にありミラーが増えると予想。
マナフィを抜いていることが多いことや直近のロストへの勝率が悪いためジバコイルラインを投入。
・ミライドンにおいてはエレキ型ではない限りHP270ラインを一撃で倒すにはライチュウのみでしか突破手段がないため場持ちが良くなります。
・ジバコイルのVSTARパワーでメリープ、モココラインを取ることができる点とおまもり付きのミライドン、ライコウに90与えておくと次のマグネグリップで取ることできる点が評価ポイント。これにより後攻1ターン目でサイド1を取ったとしてもミラー戦において1-3-2を狙いやすくなりました。当日2敗してしまったもののなかなか良い使用感。
・ライチュウを1枚抜いてドラピオンを投入したことで課題であるミュウVMAXに強く出られるようにしました(当日サイドに埋まっていたことは内緒)
・タフネスマントがあった頃もですが、ダブルターボエネルギーがついたミュウVAMXがおまもりつきドラピオンを一発で突破するためには
①スイーパー+ベルトorパワータブレット
②ベルト+パワータブレット2枚
③パワータブレット3枚
と少しハードルが上がるため相手のリソースを見ながら使うと良いです。
7/19 Late Night #118 11位/325人
勝率が悪いロスバレや苦手とするミュウに対抗すべくジバコイルV、ミカルゲを投入。
対ロスバレ戦でマナフィを引っ張る際にはおまもりをジバコにつけるとおとぼけ2耐え、ドラゴンゲイルを耐えてくれるため再度マナフィを出すための要求値がグッと上がります。マナフィがこなければ一気に2枚取りを狙いましょう。
ミカルゲに関してはゲノセクトだけでなくネオラントも防ぐことができるのでルギア、パオジアン戦でも活躍します(※月光手裏剣ケアでメリープラインを出す際はミカルゲにおまもりをつけましょう)
7、終わりに
いかがでしたでしょうか。
さまざまなデッキが台頭する中、苦渋の決断でミライドン自身が雪道を採用するほどに追い込まれています。
ただ、しっかりと構築すれば環境トップとも渡り合える安定感とパワーがありますので、引き続きミライドン研究を続けていきたいと思います。
ちなみにPTCGLは現環境のカードプールで遊べるようになりましたので雪道ミライドンを使いたいという方是非参考にしていただけると嬉しく思います。
ここまでご覧いただきありがとうございました。
またどこかでお会いしましょう。
8、おまけ〜サンダーex〜
151で登場するサンダーexを採用した構築を有料にはなりますが載せておきます。
たたき台程度ですが、興味があれば参考にして頂けますと幸いです。
ここから先は
¥ 151
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