「模擬ゼミ」を"ときどき"開催しています
宇都宮大学地域デザイン科学部では、数か月に一度「模擬ゼミ」を開催しています。
「模擬ゼミ」とは、地域デザイン科学部の3つの学科それぞれのテーマで高校生の参加者を募り、大学で行うアクティブラーニングの一形態である、グループワークを体験していただくものです。
この記事では、7月に開催された模擬ゼミの様子を紹介します。
私たちコミュニティデザイン学科の今回のテーマは「”まちづくり”地域の伝統や文化を再発見!」です。栃木県内各地のいろいろな高校の生徒さんが参加してくださいました。
今回担当した教員は、中島宗晧(そうこう)先生。専門は文化マネジメントです。参加者の通う高校での文化の話題から、地域の文化について考え、議論を深めていきます。
テーブルには、高校生だけでなく、コミュニティデザイン学科の学生がファシリテーターとして参加しています。ファシリテーターってご存じでしょうか。このような話し合いや議論を円滑にし、論点を明示しつつ、発言を促したりしながら、議論の成果を高めていく役割を果たす人のことです。
私たちの学科では授業中に議論をしたり、その成果をまとめて発表するという機会が多いです。このようなディスカッションの技術などのソーシャルスキルを学ぶ授業もあります。
こんな風に、知識を吸収することだけでなく、自分の知っていることや考えを表現する。そうすることで、学びが深まるだけでなく、学ぶことや考えを伝えあったり尊重し合うことの楽しさを実感し、関連する様々なことにも興味がわいてくると良いですね。地域課題は複雑ですから、このような学び方が重要だと私たちは考えています。