コミュニティデザイン学科に在籍した名誉教授の紹介①~塚本純先生
かつて地域デザイン科学部コミュニティデザイン学科に在籍していて、現在は退職されている先生について紹介します。
今回紹介するのは、塚本 純(つかもと じゅん)名誉教授(2023年3月退職)です。
塚本先生の専門は、理論経済学、経済政策論です。現在(2024年度)も、非常勤講師として、マクロ経済学の授業を担当してくださっています。
地域デザイン科学部創設時の初代学部長でもあります。本学在籍中は、大学の運営に広くかかわり、基盤教育から専門教育に至るまで、教育改善や組織の改革に力を尽くされました。
「すぐに役立つことは、すぐに役立たなくなる」
塚本先生がよくおっしゃっていた言葉です。
経済学は国や地域社会をよりよくするための政策形成にかかわる学問分野だが、理論が直接すぐに役立つものではない。それでも、社会生活をよりよく生きるために、そして地域社会をよくするために必要な学問だと。
経済学と経済政策の関係だけでなく、地域デザイン、コミュニティデザインにおいても、様々な学びは直接すぐ役立つものばかりとは限りません。そうでないことの方が多いでしょう。
私たちの学部・学科が目指す「デザイン」の本質が伝わる言葉だと思います。
地域デザイン、コミュニティデザインに関わる全ての皆様に大切にして欲しい言葉です。