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どうってことない。

21歳になりました。
21歳になって感じることは、どうってことない、なにもないということ

これは財産だとか親族、配偶者だとかそういう難しい話ではなくて、気持ちの話。

私これまで、誕生日ってすごく嬉しかったんです。
大人になるということに憧れがあったからかもしれません。

保育園、小学生のころ誕生日が嬉しかった。
何歳になったのー?って聞かて誇らしげに自分の迎えた年齢を言うと、大きくなったねー!って返ってくる。

歳が大きくなる事に使えるものや経験できるものが増え使用開始最低年齢に追いつき、今までは我慢していた遊具や遊園地のアトラクションに乗れるのが嬉しかった。

中学生も年齢を重ねることが嬉しかった。
今まではなかった部活というものが始まったり、
憧れの高校生にもうすぐなれる年齢だったり
10代半ばになり、わたしが大人と感じる20歳が見えてきたのも嬉しかった。

15歳、初めての受験を経験し高校に。

高校生、ここら辺から誕生日が私の中でわかってきた。
16歳、高校でできた仲間が机いっぱいにお菓子を並べ誕生日をお祝いしてくれた。
今までの誕生日より幸せがと嬉しさが多かっただけで
年齢に対して思うことはなかった。

17歳。高校2年生。
あと1年で運転免許が取得でき、あと3年でお酒がのめる歳。20歳になったら大人と考えていた私は17という数字をみて初めて大人に近づいたなという感覚を持った。

華のSEVENTEENと言われる年
人生楽しんだもん勝ちが常にあり、毎日楽しいJKLIFEを送った。

18歳。今までで1番嬉しいを感じた年齢。
やっと18!!!!!うきゃーーーー!!!
車!!!!新生活!!!自由!!!!
補導解除など自由度が増す18歳。
友達と深夜に出掛け、次の日の朝まで遊んだり
18歳ならではの遊びを沢山した。
車を走らせてから目的地を決める
星を見に行ったり夜景を見に行ったり
群馬から茨城の海を見に行ったり
そんな日々が楽しかった。


19歳。嫌だった。
19歳になるのがいやだった、すごく。
中途半端で子供にも大人にもどっちつかずな曖昧な年齢。
成年年齢が2022年に20歳から18歳に代わり、私の19歳は世間的には成人とされていた。
18歳の時の無邪気さを持ち越していいものか、成人年齢になったのだから今までよりも落ち着かなければならないのかを考えていた

小学6年生の三学期は中学1年のゼロ学期

6年生当時、学年の先生に言われたこの言葉を思い出しては、19歳も大人の準備段階なのだろうと
変に大人になろうとしていた。


20歳
ハタチ。20歳も嫌だった。
10の位が2に変わるのがなんだか不安で嫌だった。
(20歳の気持ちは初めて投稿したnote「明日」に書いてあるので、お時間ありましたらそちらも〜)

今日からあなたは大人です。と言われている気がして
世間に大きく放たれた気がして
リードをつけられていた犬が、急に野放しにされて自由を手に入れた反面、どうしていいのか分からない
おどおどしてるあの感じがあって

本格的に大人にならなくちゃいけないのかなって
気持ち悪いくらい大人を意識してしまった。

それと他の理由として我が家には20歳になったらお金は自分で。というルールがあるからだとおもう
今までは親が支払っていてくれたものが20歳になったその日から自分負担になる。
アルバイトで得たお金をわたしの好きに自由に使える額が少なくなるのが嫌だった。ただのわがままだけど。


自立。という言葉が今までよりも強く感じた。

19歳も20歳もなにか変化することなんてなくて、
誕生日をすぎてしまえばいつもと同じ楽しい日々だった

そして、今年21歳。
何も感じるものがなかった。
今まで感じていた年齢に対するプレッシャーがひとつもなくて、驚いた。

今までの誕生日は自分が勝手に作り出した年齢に対するプレッシャーに潰されかけていただけだったのだと感じた。年齢における固定概念で、私の中のなにかを脅していた。

きっと今まで迎えてきた年齢もどうってことなかったのに。

今年唯一感じたものは、21歳になったな。
これだけ

すごくすんなり
なにもなく
ただただ誕生日を迎えた。

今年の誕生日は、休日ということもあり今までずっとやりたかったマルシェを開いた。たくさんの人が来てくれて、誕生日おめでとうー!!!と言ってくれた

私は素直に、ありがとうー!!!と返すのであった

21歳になることになにも抵抗を感じなかったことで
年取るなんてあっという間だよと発言する大人の気持ちが初めてわかった気がした。

今までは意識していた自分の年齢が
いつの間にかただどれだけ生きて来たの年月に変わる
誕生日がいつ間にかただ年を取る日になってしまう

学年が上がるとか、自動車免許が取得できるとか、お酒が呑めるようになるとか、そういう年齢において体感できることが、少なくなってくるから。

21歳は、今まで体感してきた成長を久しぶりに感じない年齢だったからだと感じる。

22歳もきっとなにも抵抗を感じることはなく
迎えるのだとおもう。


いやー?どうかなわかんないけど。

この文を書いていて、
散々周りの大人から言われる言葉
「若いうちに」が浮かんだ。

若いうちに。わかいうち、
若いって何歳までですかーーーーーー!

これからの誕生日は
わたしは若いうちにを追求しそうだなって感じました
若いうちにの期限切れが近づいてきていることに
焦るんだろなーって。

これから結婚して、子供が出来たりしたら
また誕生日を意識する気がする。
子供と共に成長し
自分の年齢になにか思うのだろうな
楽しみだ。


とりあえず21歳はどうってことなくなれたので
初日から大きな羽で飛べる感覚がありました。

なにもないから、なんでもできる

気持ち軽い!21歳最高!!おめでとう!!わたし!!!

今年も
好きな時に、好きなことをして、人に触れ、地を訪れ
たくさん考え、時には泣いて、大きな口を開けて笑い、美味しいものをいっぱいたべて、寝たい。です!!!









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