春浅し人生ことり動き初め 榎本達

新年度に向けて、水面下で激しい攻防が繰り広げられ、それゆえ隠しきれずに表面化する。その潮流に巻き込まれた自分の人生が、これまでとは違った方向に舵を切ろうとしている。覚悟を決め、主体性をもって受けとめようとしている。春とはいえまだ肌寒い。この先どうなるか不安である。しかし、一歩踏み出すしかない。自分を信じて新しい風に向かっていく。これまでを捨て去ればまた違った運命が開けてくる。期待に胸がふくらむ。