おろそかにいのちを思ふ今年竹 斎藤玄

人は退屈を忌み嫌う。変化を求める。日々の暮らしが単調になってくると、その中に微妙な違いに気づくか、あるいはますます凡庸な日常になって行くかに分かれよう。この世の中で唯一の平等は、どの人にも1日は24時間であるということである。すくすく勢いよく伸びる若竹を見ると、奮起させられる。もっと生き生きと今年の自然や暮らしを見つめようではないか。限られた命である。精一杯新鮮に今ここにある命を謳歌したいものだ。

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