数へ日の背中に雨のやさしかり 西田妙子
元日からスーパーやコンビニが開いており、便利になった。特別に何かをするということもなく、ただ新年を新鮮な気持ちで迎えたい。窓ガラスを拭き、庭の剪定をする。雲の流れが速く、すっきりとした青天かと思えば、いつの間にか墨色のぼかしが入った雪雲に覆われ、天気は目まぐるしく変わる。藤袴の上品な匂いが心地よい。いつの間にか夢中になって樹木の手入れをしていると、背中にぽつんと優しい感触がある。雨か。石畳に水玉。
元日からスーパーやコンビニが開いており、便利になった。特別に何かをするということもなく、ただ新年を新鮮な気持ちで迎えたい。窓ガラスを拭き、庭の剪定をする。雲の流れが速く、すっきりとした青天かと思えば、いつの間にか墨色のぼかしが入った雪雲に覆われ、天気は目まぐるしく変わる。藤袴の上品な匂いが心地よい。いつの間にか夢中になって樹木の手入れをしていると、背中にぽつんと優しい感触がある。雨か。石畳に水玉。