耳も目もたしかに年の暮るるなり 阿部みどり女
自分の年齢を意識するのは誕生日か年の暮か。新しい年になるということは、西暦の数字に1が増えるということ。重い扉が開かれて眩しい光に満ちたまだ誰も経験したことのない年が始まる。川の流れのように新しい歳月がどっと流れてきて通りすぎていく。その時の流れに棹さして365日の流れを読む。自分の耳と目で確かめたものが真実である。自然に親しみ、自然とともに生き、自然の生命力を感受しながらまたひとつ年を重ねる。
自分の年齢を意識するのは誕生日か年の暮か。新しい年になるということは、西暦の数字に1が増えるということ。重い扉が開かれて眩しい光に満ちたまだ誰も経験したことのない年が始まる。川の流れのように新しい歳月がどっと流れてきて通りすぎていく。その時の流れに棹さして365日の流れを読む。自分の耳と目で確かめたものが真実である。自然に親しみ、自然とともに生き、自然の生命力を感受しながらまたひとつ年を重ねる。