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運は鍛えるもの[ソワカ⇸ミロク]

前略 ミロク様

前からなかなか身体の不調が改善されないと言っていたけれど、未だマシにならない。前回のお便りで占いのことについてお話する際に久しぶりに自分のことについて調べてみたの。 今年は身体の不調を感じる一年とのこと...そうなのよ!去年わたしの身体はもう少し無理を聞いてくれてくれていたわ。なんとか対策をとらなければ、と決意。
ここ数年サプリメントについては敬遠していた。実際、”これを飲んでおけば良し!”というものはない。それを体感、理解した上で以前よりこれかも!と思っていたものがあったので、遂にやめていたサプリメントを取り入れることにしたの。
サプリメントのスペシャリストでもある高城剛さんがご紹介されていた、解毒作用のあるもの2点とそれでもまだ排出しきれていないと感じた時用の1点、計3点を購入してみました。
サプリメントに限らず、”体に取り入れるもの”全てに言えることだけれど、
高城さんは①なんとなく不足しがちだと言われている栄養素を足すのではなく、自分の体には何が必要なのかを知ること。 ②何かを足す前に、まずは体内を掃除すること。
を挙げられている。現代社会で生活していると、誰しも食品と一緒にカビ毒や、水銀や鉛などの重金属を摂取しているそう。取り入れることに注力しがちで土台となる身体が出来上がっていないままそれを取り入れてもあまり意味がないと。これから発汗作用が高まる季節だし、デトックスには最適。ってもう春はとっくに過ぎて夏なのだけれど...。
効果は如何ほど?と今からとても楽しみよ!

このマガジンは姉妹の往復書簡としてやり取りをしております。ミロクの前回のお便りはこちらです。宜しければ是非こちらも併せてお読みくださいませ。

今更ながら...風水って奥深い!

ミロクの前回のお便りで風水についての記述があったので今回調べてみるととても興味深かったので共有するわね。

そもそも風水とは、紀元前に遡る中国古来の環境学。「気」の力を利用して、運を開くことができるという考え。龍派と呼ばれる良い気の流れを見つけ、気がとどまるポイントである龍穴に建物を建てることでそこに住む人が幸せになると考えられている。

今回、大変参考になったサイトをご紹介いたします。

風水は古来中国にて軍学として発展したものだそう。戦いで勝つ軍策として用いられ、皇帝・貴族、政治家などの特権階級のみに知られたことで、風水師は国を左右する重要事項の決定に大きな影響力を持っていた。 風水を学ぶため、裕福な人は黄金を積み、そうでない人は自分の妻子を身売りしてまでお金を工面したという話が残っているほど。そこには数多くの秘伝や流派が存在し、数百年、数千年にわたって、そういう人達が、一門一派を作って出来たのが今の風水なの。
インドでは既に紀元前6000年前にインド風水・ヴァーストゥシャートラが存在していて、一説によると中国風水の起源だと言われている。(さすがはインド!)

ミロクも言っていた”風水は環境学である”から、場所が違えばかたちも変化する。風土、文化、歴史、国民性の違いなどから中国大陸、香港、台湾の中華圏の風水は日本や韓国ではそのままの形では定着せず、それぞれの国で形作られていった。

李家幽竹さんによると、

韓国では、国土の狭い韓国では”身近なところから運を鍛える”学問・国学として政に用いれられ、李朝時代には”生活すべてを使って運を鍛える”という発想がより強く表れた風水が体系化した。

この”運を鍛える”という考え方はわたし自身とても好き。そもそも運気とは自然の現象に人の運命を当て吉凶を判断すること。風水の基本となる陰陽五行説(宇宙のあらゆる物事は陰と陽のどちらかの性質を持ち、このバランスが大切であるという考え方と万物は木・火・土・金・水の5つの気があり、相性があるという考え方)から自然の一部であるヒトも然り。運を鍛えるとは、自分のリズムを観察し、自然の流れに沿うことができるようになる訓練をするということだと思ったのだけれどいかがかしら。

わたしたちのアナザースカイ・香港

幼少期を過ごした香港はわたしたちにとって特別な場所。この香港は風水の街として有名よね。だから...と言ってはなんだけど、風水は特別なものではなくなんだか馴染みのあるものと感じるわ。

香港は中国文化圏でも1位2位を誇る風水学最先端の場所でもある。政府や大企業が風水を基に大きな決断や投資をしてきたことでも知られている。
また、香港は風水師が最後に辿り着いた四神相応の地相が現れている地。四神相応の地とは、風水において好適地とされる地勢や地相のことで、古来よりこの条件を満たす土地に住むと長く繁栄すると考えられてきた。中国本土から山脈を通って香港へ気が流れていると言われている。
香港は返還後とても不安定よね。今後、更にわたしたちの知る香港ではなくなっていくのかも。寂しいわ。

日本の都

日本においては、風水の一部の理論が陰陽道や家相として独自で発展した。興味深いのが、陰陽道は陰陽五行説と神道や密教仏教などの影響を受け、家相は元を辿れば中国から来ているのだけれど気候風土や生活様式に合わせて日本独自の家相学になったこと。日本って文字や宗教などもそうだけれど、海外から来たものを自分流にアレンジして取り入れていくわね。この辺り、日本の宗教観が影響しているのかしらね。先程の四神相応の地は日本にもあるの。古都・平安京。今でも京都御所があるというところも関係しているのかもしれないわね。

今回は風水について考えてみた。これまた、”自分を知る”ことが大切だというメッセージにも似た感覚になった。世の中にあるものは姿形を変えて、わたしたちに”自分を知る”ことを常に問いかけているように思う。こう文章にすると、なんだか怖いと思われてしまいそうね。

建安文学
息子の丕、植と共に!

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