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デジタルカードゲーム(DCG)から紐解くカードゲームの新規参入者の壁

皆さんどーも。うつせみです。
今回は私のプレイしているDCG3タイトルから紐解くカードゲームというオタク趣味についての話です。

カードゲーム=オタク

カードゲームって言われてどんな印象を持ちますか?
私は正直一種のオタクの成れの果てだと思ってます。

というか世間一般的に見て、紙のカードゲームをおっきな箱に詰め込んで足繁くカードショップに通う。

明らかに常軌を逸してるんですよね(辛辣)。
特にここ最近は紙のカードの値段が暴騰。
ノーマルカード1枚買うのに2000円とかざらです。

そりゃ、カードゲームやってない人からしたら理解出来ないですよ。
ただの紙に印刷されたカードが1枚2000円もするって言われたら。

そしてそれこそがカードゲームがオタク趣味である所以にもなっています。

世間一般的に言うオタク、もしくはオタク趣味ってのは一般人が理解出来ないことにお金を注ぎ込む、そんなことだと思います。

あとはまあ、色々外的要因もありますがそれは今回省きます。

閑話休題。

話を戻しまして、カードゲーム=オタク趣味のクイクイメガネっていうある種常識的なものを変えたのがデジタルカードゲーム(DCG)であると、私は考えています。

現代人なら誰しもが持ちうるスマホでプレイ可能なゲームとしてカードゲームが登場し、その数は年々増している訳です。

競技としてカードゲームを遊んでいた人から、カジュアルにカードゲームを遊んでいた人まで、様々なユーザー層がこのデジタルカードゲームにハマっていきました。

その特徴はなんと言ってもそのお手軽さ。
スマホを起動し、アプリを開けばすぐにでも対人戦が行えるわけです。
これは紙媒体が主流であったカードゲームからするとびっくり要素です。

なんと言っても家に居ながら、空いた時間に全国誰でも対戦出来る訳ですから。
そしてそのお手軽さは新規参入者にある壁を大幅に取り除けていました。
こうしてDCGは1つの文化として成立していった形になります。

現在のDCG

紹介が遅れましたが私がプレイしているDCG3タイトルを発表したいと思います。
まずはshadowverse。

まあ私が普段プレイしているゲームですね。
本格スマホe-sportsで有名な日本産のDCGです。
やはり特徴的なのは日本人受けするその美麗で萌え要素のあるイラストですね。
日本人の種族としての傾向なのかめちゃくちゃ萌え要素多いですよね。
だからこそ日本人向けのゲームであるshadowverseでは美麗なイラスト、そしてえちちなイラストが多いのかなって思ってます。

2つ目のタイトルがこれ。
Legend of Runeterra。

皆さんも名前くらいは聞いたことがあるかもしれませんが、リーグオブレジェンドの運営元であるRiotgamesが2020年にサービスを開始したDCGになります。
その特徴としてはやはり先攻後攻システムの排除でしょう。
アタックトークンを2ターンに1度、相手と交換で得るシステムで非常に独特なカードゲーム体験を得ることが出来ると思います。
このゲームに関しては多く語るより実際にプレイしてみたほうがいいかもしれません。

そして最後の3タイトル目がこれ。
Hearthstone。

元祖DCGであるハースストーンは日本でのプレイヤーの少なさは目立つものの海外では圧倒的シェアを誇っており、歴史が長い分むちゃくちゃトンデモカードも多くド派手なゲームが楽しめます。
カードの元となっているのは同じブリザードが運営しているMMORPGのWorld of Warcraft。
細かいところにまでネタが散りばめられていて面白いです。

他にも私はプレイしていませんが、遊戯王やデュエルマスターズ、MtGなども今ではDCGとしてプレイすることも出来ますね。

これらのDCGは違いこそあれど新規参入者に対してのサポートがかなり手厚いです。
そもそもカードゲームというものが、長続きしないんですよね。
インストールしたけどあんまりプレイされないということが多いのかなと思います。
だからこそ始めてくれた新規には手厚いサポートを行う訳です。

しかし、今このDCGは苦境に立たされています。
私がプレイしているDCGはその3つ全てがe-sportsとして認識されています。
e-sportsとして認識されるためにはやはり競技性が求められます。
その結果、カードプレイに様々な択が生まれゲームが難しくなってしまったんですね。

ゲームが難しくなるということは、上級プレイヤーからすると喜ばしいことで、よりゲームを楽しめるのですが問題は新規参入者、所謂初心者が楽しくなくなってしまうのです。

カードゲームは対人ゲームであり、勝利があるからこそ楽しいゲームです。
勝利することが楽しいという極々当たり前の、1つの成功体験が今のDCGでは得られることが難しくなっています。

これが現在DCGが抱える問題点だと思っています。

打開策

私がプレイしているDCGの現在の問題を理解して貰えたところで、次はその打開策についての話です。
これはあくまでも私個人の意見であり、企業的にどうなの?とかそういう問題ではありません。
またその辺りの問題に別段詳しくないのでノータッチとします。

1.新規サポートをカード面以外でも行う。

これはかなり簡単でチュートリアルでの操作方法以外にもデッキ構築時点でのアドバイスなどを行っていく必要があると思っています。
DCGはカードを手に入れるのにパックから出すかカードを分解して生成するかの2択になっていますが、この生成するために必要なポイントはどのゲームでも生成コストのほうが分解コストより高いです。
そのため初心者がまともなデッキを作ろうと公開されてるリストを参考にしようとしてもコストが足りないなんてことはよく起こります。

そのため初心者は自力でデッキを組んでいくしかないのですが、ここで1つ大きな問題が発生します。
そう、構築の仕方がわからないのです。
今回の記事で取り上げている新規参入者というのは今までTCGやDCGに触れてこなかった層ですから、構築の仕方がわからなくても何ら不思議ではありません。
そしてどのタイトルでも構築の仕方の方法などはチュートリアルでは触れません。

以前shadowverseを新規で始めた人から構築についての相談を受けたことがあり、その人はYoutubeで見たデッキを作ってみたいとのことだったのですが構築の仕方がわからず私に相談してくれました。
その動画で公開されているリストはレジェンドカード(最も生成コストが高い部類)が多く使われており、明らかに始めたての人が握るようなデッキではありませんでした。
そのため私はデッキの軸(やりたいこと)をその人に教えてあげ、その後に今持っているカードでの代替案を出すという作業まで付き合ったわけです。

その人とはそれからも定期的に連絡を取っていますが、自分なりに構築を楽しんでいる様です。
このようにしてユーザーが辞めることなく、楽しめていることは同じゲームを遊んでいるプレイヤーとしては喜ばしいことです。

2.汎用的なカードを低レアリティ、もしくは基礎カード群に揃える

これは長く遊んでいるプレイヤーも思っていることだとは思うのですが、リリースから時間が経つとカードプールが多くなり、使えるカードを限定したフォーマットが出てくると思います。
フォーマットを分けることで最新弾のカードを使ってもらうことが出来るというわけです。

しかしフォーマットごとに分けるといずれ古いカードは使えなくなっていきます。
この時高レアリティの汎用カードが落ちてしまうとデッキ構築に歪みが出てしまいますし、何よりそのカードを生成していた場合は古いカードが使えるフォーマットをやらない限り無駄になってしまいます。

そのため汎用的なカードを低レアリティに絞り、高レアリティは軸にはなるが尖っているカードを増やすほうがいいと思っています。
もしくはスタンダードのカード群にそういったカードを増やすなどですね。
こうすることで新規参入者に対してこのカードは作っておいて損はないから作っておこう、などと既プレイヤーからアドバイスが行えます。

3.サブ垢を禁止にする

正直これが一番由々しき問題だと思ってます。
初心者の人が対戦ゲームを辞める要因の殆どは相手にボロ負けすることだと勝手に思ってます。
対戦ゲームは勝つためにプレイし、相手に勝つことでそこに喜びを感じるわけです。
逆に言えば負ければ楽しくないですし、それが一方的な蹂躙なら尚更です。
どんなゲームでも既プレイヤーと初心者とでは考え方、プレイ、知識そのすべてがかけ離れています。
そんな中対戦したら当たり前ですが、一方的な蹂躙が起きてしまいます。
本来初心者がゲームを理解するための初心者ランク帯が既プレイヤーのマイオナ環境になってしまっているわけです。

たまにTwitterなどで低ランクでめちゃくちゃ連勝しているスクショを挙げてる人がいますが、そういう人たちは恥を知るべきです。
自分が気持ちよくなるためだけに初心者や中級者を蹂躙してシコシコオ〇ニーするだけのプレイヤーなんて癌です。

だからこそのサブ垢禁止な訳です。
ただ残念ながら規約としてサブ垢禁止にしていても現状ではメインアカウントに対しての罰則などはないですからこれは完全にこうなったらいいなという私の願望に近いところはあります。

新しい扉を開く

ところで話は少し変わりますが新しいカードゲームを始めようと思ったことはありませんか?
例えば環境に動きがない、つまらない環境ってのは大体どんなゲームでも起こりますからその間暇になるんですよね。
惰性でそのゲームをプレイするのもいいですが新しいDCGを始めるのも1つではないでしょうか?

私自身もshadowverseの環境に飽きが来たので、この記事の執筆中にMtGアリーナを始めました。
楽しいですよ、MtGアリーナ。

それは置いておいて少なくとも私がプレイしているDCGの初心者に対するサポートを紹介だけしておくので気になったらプレイしてみてください。

shadowverse

ローテーションで使える5パック各10パック、合計50パック配布。
ストーリーが重厚な上に結構パックを引くためのルピ(ゴールド)がたまるのでとりあえずパック剥いてからストーリーやってるといいと思う。

hearthstone

最初はあまりパックを剥けないが初心者帯を抜ければ環境で十分戦える”かなり”強い構築済みデッキが1つ貰える(全8種)。
ストーリーや特殊なモードもあるので始めたら初心者帯を抜けることをお勧めする。
バトルグラウンドがめちゃくちゃ面白い。

Legend of Runeterra

無課金で全カードが揃うので始めたら長くプレイすることをお勧めしたいゲーム。
生成機能はあるが分解が出来ないので毎週ちまちま遊んでカードを集める必要があるがゲーム自体が難しい割にはゲーム内のチュートリアルがかなりわかりやすい。
AIがかなり強いのでAI戦だけでも十分楽しめる。

MtGアリーナ

私が最近始めたゲーム。
流石元祖TCGなだけあって効果なども多く、かなり戦略的。
ただ、デッキの組み方の説明などがされないので手探りでやっていくしかないっぽい。
詳しい人教えて。

※各種リンクを貼っていますので気になるのがあったら公式サイトに飛んでください。

最後に

ここまで読んでいただきありがとうございました。
個人的にはDCG界隈は狭く、更にマルチで様々なDCGを遊んでいる人は少ないためやはり新規参入障壁が高いのかなと思っています。
面白いゲームが沢山あるのにプレイされていないのは悲しいので是非プレイして欲しいなということでこんな記事になりました。
よかったらプレイしてみてください。

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