World for Two プレイ雑感(ネタバレ無し)
少し前にこのゲームを知った。
きれいなドット絵だった。ポストアポカリプスの世界にノスタルジックで絶妙に落ち着く音楽も刺さっていた。コンシューマゲーム派の自分が久々にスマホゲーにのめりこんだ。
↑偉大なる作者様のTwitter
ゲームの内容はいたってシンプル。DNAを配合し、新たな生物を作る。ある程度生物を作ると探索できる範囲が広がる。探索をすれば新しく作れるようになる生物がまた増える。無駄の一切ないシンプルなゲーム性。ゲームによっては横道を増やしてゴテゴテにするのも悪くないとは思うが、ここまで雰囲気がいいゲームであればそんなことをするのは無粋というものだろう。
そしてシンプルさとは裏腹にこのゲーム、かなり思考力が要求される。
特に序盤は極端にヒントが少ないため、筆者も貧弱な生物の知識をフル回転させて試行錯誤した。失敗するとDNAを無駄に失ってしまうので慎重なプレイングが要求される。少しでも驕ったプレイングを見せてしまうとかなり状況が厳しくなってしまうからだ。
ただそこはスマホゲーだな、と思った。簡単な話で少し迷ったときはゲームアプリを切ってスマホの画面を消す。別の作業をしている間に浮かんだ打開策をその作業が終わり次第、アプリを開いて試す。ゲーム機にない手軽さは間違いなくスマホゲーの魅力だ。おかげで特に面倒くさくなることもなく3日程度でクリアすることができた。コツをつかむとなかなかに早く新種を見つけることができる、というゲームの仕様上、夢中で進めてしまい、コンプリート要素もクリアまでに埋めてしまうことができた。これでDL無料(寄付課金のみ)、嬉しさを通り越して申し訳ない気分になってしまう。
そして何より素晴らしいのはそのエンディング。主人公がDNAを集めた先にたどり着くものとは?そしてこのゲームのタイトルの意味とは?
ぜひ前情報を入れず、自力でEDにたどり着いて、僕と同じ感動を味わってほしい。
収蔵です。 人間は所詮、外見と中身だと思っています。