夢は見ていたい、就活は理解らない、これは紙の羊。
紙で羊の頭蓋骨を作った。なかなか良い出来な気がする。
ちなみにこの紙は本のスリップだ。引っこ抜いた時に破れてしまったからついでにこんな形に折り曲げた。
こいつが元々挟まっていたのは就活用筆記試験の参考書だ。
私は大学三年生。所謂、私文の22卒だ。
こういうカテゴライズされるのはどうも慣れていない。良くも悪くも「お前はお前だからな~」と他人から特別扱いされてきた人生だったからだ。
ガクチカは「これだな」じゃなく「これが良いのかな?」で書いてる。正解が分からない。全部力を入れたかで言えば入れてるし、休んじゃうこともあったかで言えば休んじゃうこともあった。
「将来の目標になる人を試しに四人上げなさい」という自己診断の質問で書いた回答は、芸人さん・Webライターさん・YouTuberさん・高校の先輩だった。ビジネスマンに憧れないやつがビジネスマンになれるのか、甚だ謎である。
あと殆ど理由が「考えていることが面白すぎる」だった。面白いやつにしか興味ないんか私は。
……正直に言うと無いんだな。多分。
今までの人生で一番妥協せずやってきたことが「会話の中で笑いをとること」と「文章を書くこと」な気がする。「文章を書くことで笑いをとる」はそんなにやったことが無いが、やるときに妥協した記憶もない。
二年くらい前、真剣にWebライターになりたかった時期もあった。
その夢は能力ある人を見て勝手に諦めてた。
でも最近気づいた。サラリーマンになれる人の母数が多いというだけで「私よりサラリーマンに向いている人」の数は、「私よりWebライターに向いている人」の数より圧倒的に多い気がする。
だからもう一回Webライターを目指してみたい、そんな気がしている。
専業じゃなくてもいい、正直、生きていける分の収入をWebライターで稼げる人がどれだけいるかなんてわからない。
ただ好きなことを仕事にしたい。好きなことを本業だと言い張って生きていきたい。
高校一年生の頃、カードゲームで生きていけないか考えたことがある。初期投資ができないことと、リスクが高すぎることを考えてやめたけど。
最近その時考えた方法と同じような方法で生きているYouTuberさんを見かけた。人生での後悔とかそんなにしない方だけど素直に「あの時やっておけば」と思った。
もう同じような後悔はしたくない。だから本気で物書きを目指すことにする。面白いアイデアにも今まで以上に積極的に乗ってみることにする。
後一週間くらいで21歳になる。まだ遅くないと信じてやることにする。
もう少しだけ頑張ることにする。