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新しいことを始めるなら。躰道部のススメ|東大躰道部
運動部員の生の声をお届けする企画「VOICE東大運動部」。
今回は躰道部さんです!
3年生の中村さんに、その魅力を語っていただきました!
【躰道って何?】
躰道っていうのは空⼿とアクロバットの融合みたいなものと答えることが多いですね。空間的・⽴体的な動きを主体とした武道です。例えばバク転などの転技を取り⼊れたり、体を倒しながら蹴ったり、ダイナミックな武道といった感じです。正直説明しようと思えばいくらでも説明してしまうんですけど(笑)
競技が三種類あって、⼀つ⽬は『法形』と⾔って、空手で言う型のようなものです。動きの綺麗さや突きの鋭さなどを追求します。他の武道と違い、5人で息を合わせて行う団体法形もあるのが特徴ですね。
法形競技の様子
⼆つ⽬が『実戦』で、空手で言う組手になります。2人で行い、実際に技を相⼿に向かって出して勝敗を決めるものとなっています。
実戦競技の様子
最後が『展開』です。6人で行い、1⼈の主役と5人の脇役が技を出し合って、最終的に主役が脇役全員を倒していく演舞のような競技です。正直、実際に⾒てもらわないとイメージ湧かないかもなあ(笑)
展開競技の様子
というわけでよろしければこちらをご覧ください!!
https://twitter.com/uttcshinkan2022/status/1489172991925637124?t=O0EV5oJs6c5UQDtCcyZgdg&s=19 )
【躰道の魅⼒】
ダイナミックな動きができるというのはやっぱり魅⼒だと思います。体の軸の変化を使って動くのですが、躰道には5つ動き(躰道用語で操体と言います)があって、それぞれの操体を突きや蹴りに乗せて威力を高めます。
⼀つ⽬が『旋』と⾔ってコマのように体を回す動きで、⼆つ⽬は『運』と⾔って体の上下の重⼼移動を使った動き、3つ目は『変』という体を倒しを利用する動きです。あとは『捻』と⾔う体の捻りを利⽤する動き、『転』と⾔って縦方向の回転を利用するものがあります。こういったダイナミックな動きをするところは躰道の魅⼒だと思います。
【躰道部の雰囲気】
⾃分で⾔うのもなんなのですが、だいぶ仲良い部活だと⾃負しています。(笑)
朝練後には一緒に授業を受けたり、休みの日でも一緒にどこか出掛ける部員が多いですね。
それでいて練習は本格的なのも魅力だと思います。
指導者の先⽣方は全員東大躰道部の出身で、全国制覇の経験がある方々ばかりです。中には世界一を経験された方もいらっしゃいます。そのような実績・経験ともに豊富な⽅々からほぼ毎週指導を受けることが出来ます。
練習後には、学年関係なく相互でフィードバックが活発に⾏われています。メンターという小グループ制度があり、部員が多い中でも先輩や同期、後輩から1対1で指導を受けることができます。疑問点に対して部員同⼠で原因を考えたり、指導者の⽅がアドバイスをしてくださったりする中で皆が互いに教え合う環境ができています。
【躰道部のここが楽しい!】
僕は実戦選択なのですが、技が決まった時や実技が成⻑して認められると、成⻑⾃体の達成感もあり楽しく思います。どうやったら勝てるか考えたり、上手い⼈の動画を参考に⾃分の⽋点を分析したりするのも楽しいです。
また、⼀年⽣の頃から全国⼤会の経験も積めることも他には無い楽しさだと思っています。
実技的なこと以外でも、仲が深まった部員と会えるというだけでも楽しいですし、後はコロナ禍でオンライン授業を強いられる中で、実際に道場で体を動かせること⾃体が楽しいです。友達が上手くなっているのを見るのも楽しいですし、後輩が成⻑しているのを⾒るのも楽しいですし、とにかく部活は本当に楽しんでやっています!!
【新⼊⽣へのメッセージ】
⼤学で新しいことを始めたい⼈にはおすすめですね。どの動きも楽しいです。バク転を⾶びたいっていう理由で⼊っても楽しむことができます。ほぼ全員が⼤学から始めるので、スタートラインに差が無いのは⼤きいと思います。文化部出身でも、4年生の頃には全国⼤会に出て優勝出来るくらいに成⻑している部員も多くいます。しかも、どの部員も約2~3年で⿊帯を取ることができて、達成感を得ることができます。⼥⼦部員が多く所属しているのも魅⼒だと思います。
一年生の法形競技の様子
何か新しいことを始めたいと思っているそこのあなた!!躰道を始めてみませんか!!!
後記
中村さんの真剣に躰道に向き合う姿勢、楽しそうに部活のことを話す姿に感動しました。特に部活の楽しさを語る姿を⾒て躰道部さんが素敵な場所であることを確信しました。今後も応援しています。中村さん、ありがとうございました!