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私が食事にこだわり始めたワケ

自分のカラダを見つめるきっかけ

食事で疾患を予防したり、治療の手助けをしたり、食事ひとつで誰かのためになる・役に立つことが素敵だと思い、病院管理栄養士になりました。

けれど、自分の食事にそこまで気を遣っていなかった私。
人の健康のためには敏感な私でしたが、自分のこととなると疎かになりがちでした。

お恥ずかしながら、お菓子を食事の代わりにしたり、甘いものが好きなので、気にせずにおやつを食後に食べたりと、好き勝手な食生活をしていました。
そんな私ですが、自分の食生活を見直すきっかけがやってきました。

婦人科の定期健診

不正出血をきっかけに、婦人科検診へ。
その当時は、何もないだろうと軽い気持ちでした。

結果は、前がん状態(子宮頸部異形成)。
子宮頸部異形成は、別名で子宮頸部上皮内腫瘍(CIN)と呼ばれ、その病変の程度によって、軽度異形成(CIN1)、中等度異形成(CIN2)、高度異形成・上皮内がん(CIN3)の3種類に分けられています。

CIN分類の中で、私は中等度異形成(CIN2)。
今では、前向きに付き合っていますが、当時は本当にショックでした。

「がんじゃないし、大げさじゃない?」という意見もあるかもしれませんが、最悪な事態を考えてしまう私には、ショックすぎる結果だったのです。

管理栄養士の強みを生かして、自分のカラダは自分で守ろう

当たり前のことのようですが、冷静に状況を理解し始めた私が、考えて出した答えでした。
よくよく考えれば、私は食事とカラダの関連についての知識はあるし、今までの経験がある。
「今がその知識と経験を自分自身に使う時だ!」とも思いました。
と同時に、この道に進み、学び続ける環境があることに感謝をしました。

そこから、免疫を上げてウイルスを排除するために、自分のカラダを使った大実験が開始。
はじめの頃は、甘いものは絶対に食べない・冷たいものは絶対に飲まないなど徹底したマイルールを作っていました。

そして、野菜やタンパク質の量、炭水化物の量までも大まかに計算した上で食べるようにしていました。

今後も続けるとなると、徹底しすぎたマイルールが仇に

食生活をガラッと変えることに、ストレスを感じませんでした。
が、前職場でいただく甘いもの・たまの外食など、マイルールを徹底していたが故に壁となる場面が多々出てくるように。

「これを食べたらだめ」と頭で思っていたからこそ、イレギュラーに起こる出来事にストレスを感じるようになりました。
(だいすけさんと外食をする時も、その日を振り返ると「食べちゃった。大丈夫かな?」と思っていたほど 苦笑)

これではストレスを感じるたびにカラダの毒になってしまう!と感じた私。
それからは「たまの外食や甘いものを食べる時は、思う存分楽しむ!」と考え方を変えるようにしました。

食事だけでなく、カラダを冷やさないように徹底したり、呼吸法を取り入れてみたりとさまざまなことを試した甲斐もあるかもしれませんが、おかげ様で、今では軽度異形成(CIN1)と1段階下がり、経過観察となっています。
不思議なことに、細胞診では「異常なし」の結果です。

だからこそ、私の大切な人はもっと大切に

こんな経験をしてきた私だからこそ、自分だけでなく、私の大切な人の健康は守りたいのです。

野菜やタンパク質・炭水化物の量や甘いもの(特に上白糖や異性化糖)を控える、冷たいものは控えるなど、今では私の大実験にだいすけさんも加わり、一緒に楽しみながら食事をしています。
(時に外食も楽しみながら)

以前は、甘い飲み物を日常から飲んでいただいすけさん。
今は、一緒に甘いものを少し食べても、ジュースは避けています。
気がづけば家での飲み物は、お白湯か常温の水となりました。

いつまでも「健康に仲良く一緒にいたい」。
そんな想いから、私たちのカラダを作る食事にはこだわりを持っています。

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