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恋した先生の妹は推しメンだった件

男:〇〇俺らの担任新人らしいよ

〇:え、そうなの??

男:絶対当たりだと思うなぁ

〇:いやいやそんな事ないんじゃない?

男:まぁ、期待しとけって

〇:当たったことないのに笑

男:……今回は当たる、気がする、

??:おはよう〜  今日から君たちの担任、教科は美術、西野七瀬です よろしくな??

〇:………あ。

〇〇は生まれて2度目の一目惚れをした

顔も小さく大人っぽい、そして何より関西弁が更に〇〇の気持ちを引き寄せた

男:当たったろ??

〇:うん。やばいね、

男:惚れたな……

担任とは言えど会う時は朝礼と夕礼、美術の時間ぐらいだ

美術も週一しかなく中々顔を見る機会が無い

だが〇〇だけは違った

放課後……

〇:ふぅ……

七瀬:よっ さぁ今日は仕上げにかかろかぁ〜

〇:はい!!

美術部というものは無いが〇〇は趣味で放課後絵を書いていたのが西野にバレて西野の半強制で美術部が出来た

部員はこの2人だけだ

〇〇にとったら幸せの時間でしか無かった

だが大学受験もあり行ける日が段々と少なくなっていた

七瀬:あ、〇〇!!

〇:はい!

七瀬:あの作品完成させへん??

〇:すみません!今日も勉強しに行くので!!

七瀬:そうか、頑張ってな!!

〇:はい!!

〇〇はあの作品を完成させるのが怖かった

2人で1から作ってきた作品完成してしまったらもうあの時間は無くなる、そう思っていた

だから〇〇は家である作品を書いていた

七瀬:あとちょっとやのになぁ。まぁ受験生やし強制は出来ひんからあれやけど。2人で完成させるって決めたし、あ、あれ書こ

七瀬は1枚の色紙を用意し何かを書き始めた

〇〇はこの想いを推しメンである子に相談していた

祐希:うーん、それは恋なんじゃない??

〇:やっぱりそうなのかなぁ

祐希:今度そっち戻るから話し聞くよ??

〇:帰ってくるの??

祐希:うんっ  じゃっまたその時まで〜

〇:あ、うん。

そのまま作品は完成させることなく2ヶ月の時が経った

ある日〇〇は七瀬から呼び出しがあった

放課後美術室に向かうと

七瀬:あ、来た来た どう??勉強の方は

〇:順調です

七瀬:そっか なんで呼ばれたか分かる??

〇:作品。ですか??

七瀬:そやな、そろそろ完成させたいのもある

まぁでも受験やからしゃあないと思っとる

だから無事に合格してかけるようにはいこれ

〇:これって……

七瀬:ウチらが好きなアニメのやつ

〇:ふふっ 先生、これ笑

七瀬:え、全く同じやん笑

〇:偶然ですね笑

七瀬:ほんまビックリやわ笑

けど、ありがとうな これで疎かにしてへんやろな??

〇:息抜きの間ですから笑

七瀬:ふーんならええけどっ 

〇:先生!! 

七瀬:ん??

〇:もし、大学に合格出来たら僕と付き合ってくれませんか!!

七瀬:ふふふっ 偉い簡単なノルマやな

そんな簡単にななをおとせるって思たん??

〇:あ、いや。そんな事は……

七瀬:冗談冗談  学校やから言葉で返事せんとくわ

ななが〇〇の頭2回ポンポンしたらOKってこと

1回はお断りってことで分かった??

〇:はい。

〇〇の心臓の鼓動は最高記録を出していた

〇〇は怖くて目を瞑ると小さく冷たい手が2回触れられた。

〇〇は目を開けるとドア付近で七瀬がまたねと言って去っていった

〇〇は咄嗟に叫んでガッツポーズをしていた

七瀬:ふふっ なんなんやろな、愛おしいわぁ

それから〇〇は猛勉強をし無事に合格、そして祐希は仕事が入り1年帰ってくることは無かった

時はさらに過ぎ卒業式の日……

男:ここともお別れかぁ 〇〇よく通ったよな

〇:まぁ、頑張ったからね笑

男:ちげぇよ こっちの方

〇:え、あ〜僕にも分からないけどね笑

男:ほら、やっと解禁されたんだから行ってきな

また後日遊べよ!じゃあな!!

〇:あ、うん!!七瀬先生!!

七瀬:ん??ふふっ 〇〇 卒業おめでとう

〇:あ、ありがとうございます、

七瀬:もう敬語はええよ?? もう今日から彼女なんやから

〇:………分かった 。

七瀬:よろしくな??彼氏くんっ

〇:こちらこそ、

七瀬:あれ、泣いてる??

〇:泣いてない!!

七瀬:あははは!泣いてるやん 可愛ええな〜

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七瀬:おーきーろーー

〇:もうちょっと……

七瀬:あかん、今日ななの妹帰ってくるんやから

〇:分かったよ。

七瀬:もぉ、はよ起きてや〜

〇:ふぅ。げっ、もう来るじゃん!!

卒業して七瀬はそのまま教師を続けており〇〇は七瀬と同棲しながら大学に通っていた

??:お姉ちゃん〜着いちゃった〜

七瀬:は?!早すぎやろ!!

てか、荷物少なっ 

祐希:これでも多い方なの〜

〇:………あっ

祐希:え、え??お姉ちゃん、

七瀬:彼氏

〇:祐希?!

祐希:私、推しメンじゃなくなったの??

〇:あ、いや。

七瀬:………〇〇説明してもらおうか。

〇:いや、僕も状況が。

この瞬間〇〇の両頬に衝撃が走ったのは言うまでもない。

【完】

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