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きみの笑顔にサヨナラを……

母:こんな親でごめんね

父:娘たちは〇〇が守ってくれ、頼んだぞ

〇:待って、お母さん!お父さん!!

さくら:〇兄大丈夫??

〇:………うん、大丈夫  おはよさくら

さくら:おはよっ お姉ちゃん達が起こしてきてって

〇:あれ、もうそんな時間?? やば!アラーム消してる!!

さくら:もぉしっかりしてよね

〇〇はさくらの言葉を右から左に流しすぐに下へおりた

〇:やばいやばい!! あ、おはよう 麻衣、奈々未

麻衣:もぉ おはようじゃなくていい加減1人で起きてよね〜??

奈々未:私たち居なかったらどうすんのよ

〇:そんなこと言って面倒見てくれてるじゃん

麻衣:さくらと〇〇で生活なんて考えられないよ

奈々未:そうそう これじゃ彼氏も呼べやしない

〇:2人には無理だよ

麻衣:ちょっと〇〇〜?!

〇:ふふふっ 冗談冗談っ!! 

昔は6人家族だった

両親の仲が非常に良く旅行に頻繁に出かけていた

そのため大人の麻衣と奈々未が〇〇とさくらの面倒を見ていたのだ

麻衣は27、奈々未は28、〇〇は18、さくらは17歳

姉2人は子育てを放棄し旅行に行く親を嫌っていた

だがそんなある日両親が乗っていた車が事故に会い亡くなった

〇〇とさくらがまだ10近くのときだ

下2人は両親が大好きだったからずっと泣いていたが私と奈々未は泣けなかった

子育てを放棄する親など親と思っていない

だが1つ感謝するならこの可愛い2人が弟と妹であること

この二人だけは絶対守ると2人で誓ったときでもある

遺産は使わず2人の給料でずっと生活していることをまだ2人は知らない……

さくら:あれ、〇にぃは??

麻衣:もう行ったよ??

さくら:え?!一緒に行こうと思ったのにー!!

奈々未:友達と行きな?? どうせ??と行くんでしょ  〇〇は

さくら:もう、行ってきます!!

2人:行ってらっしゃい〜

麻衣:今日遅くなりそうなんだけど、大丈夫??

奈々未:え、私もなんだけど、

麻衣:そっか なら〇〇に連絡しとくね??

奈々未:お願い



〇:ふわぁ〜

??:また寝坊したの??

〇:え、うん、まぁね。

??:もうほんとに、麻衣さん達に迷惑かけたらダメだよ??

〇:美波だけならいい??

美波:そ、そういう事じゃないよ//

〇:かわいっ

美波:もぉ〜//

〇:あ、美波今日家来る?? ご飯食べに

美波:え、いいの??

〇:姉2人遅くなるから

美波:じゃあ、お言葉に甘えて……

〇:よし決まりっ 食材買ってから家行こっか

美波:うんっ!!

??:朝からイチャイチャですか

〇:なんだよ、飛鳥嫉妬??

飛鳥:はぁ?! 朝からイチャイチャ見るこっちの身にもなれよ

美波:飛鳥おはよっ

飛鳥:おはっ

〇:別に普通の会話じゃん

飛鳥:あっそ 

〇:てか飛鳥も来る?? 

飛鳥:は、はぁ?!あんた何考えてんの

〇:いや、さくら飛鳥の事好きだからさ姉2人は居ないけど、俺らは別室で食べるからさ相手してやってよ

飛鳥:はぁ……こもりじゃないんだからさ。

〇:二人の時間作りたいんだよ でも1人にはさせたくないからさ

飛鳥:わかったわかった バイト終わったら行くから

〇:ありがとな  ん??今日バイト誰と一緒

飛鳥:山

〇:絶対連れてくるなよ

飛鳥:言うわけ

〇:美波それでもいい??

美波:う、うん、全然大丈夫//

〇:そっかっ 今日授業だるいなぁ

飛鳥:いつも寝てるやつが言うことか

〇:つまんないんだからいいじゃん

美波:ふふっ

さくら:おにぃー!!お弁当ー!!

〇:あ、ごめんごめん!!

飛鳥:美波、今幸せ??

美波:え??うん。

飛鳥:そっ

学校に着くと〇〇はすぐさま席についた

美波とは同じクラスだが席は離れている

史緒里:ちょっと、もう寝る気??

〇:いいじゃん 眠たいんだから

史緒里:美波に迷惑かけないでよ??

〇:かけませんっ みんなより賢いしっ

史緒里:ムカつく〜

〇:席替えしたいなぁ

史緒里:ほんと、〇〇の後ろは勘弁

〇:こっちも願い下げ

史緒里:べーだ

美波:仲良いのか悪いのか……

先生:この問題わかかる人ー

じゃあ〇〇〜

〇:………

史緒里:ちょっと呼ばれてるって

〇:んぅ、??でしょ〜

先生:正解だ

史緒里:はっ 寝てたくせに

女:美波ちゃんも大変だね

美波:え??

女:彼氏が〇〇君って

美波:そうでも無いよ 放課後は見違えるほどだから

女:授業嫌いなんだね笑

美波:そう、史緒里が言っても聞かないからね笑

女:嫉妬しないの?? 他の女の子と喋ってても

美波:嫉妬っか  無いかも

女:仲良しだねっ

美波:そうかな〜

まだこの時嫉妬という感情が知らなかった……

昼休み

史緒里:お昼だぁー

翔悟:〇〇〜飯買いに行こうぜ〜

〇:弁当あるけど、

翔悟:ならついてきて 奢るからさっ

〇:カツ丼ね

翔悟:弁当は

〇:食べるに決まってるだろ

史緒里:いや、なら普通カツ丼食べないでしょ

翔悟:寝てばっかのやつが……

美波:寝る子は育つって言うからね〜

〇:そうそう!!さすが美波〜

2人:あんたら頭おかしいんか……

2人:へ??

翔悟:ほんとに食うのかよ……

〇:ちょっと足らなくてさ〜 頂きますっ

翔悟:てかさいつ勉強してんの

〇:え、授業中 あれ寝てないよ??

うつ伏せになって目を瞑って頭の中で理解する

ノートは取らないし自己分析みたいな感じかな

たまに寝てる時あるけど笑

翔悟:天才なんだな……俺にも勉強教えてくれよ。

〇:真面目にやらないじゃん

翔悟:勧誘したの誰だよ!!

〇:それに負ける翔悟が悪いよ

翔悟:ぐうの音もでん

〇:まっ 美波にも教えなきゃだから自力でファイトッ

翔悟:あぁー俺も賢くならないとな〜

祐希:翔悟くんっ  

翔悟:あ、祐希 どうしたの??

祐希:今日一緒に帰ろ??

翔悟:おう、門で待っとくな??

祐希:うんっ!! じゃあね〜 行こっ ももっ

桃子:うん。

〇:やっぱり年下好きなんだな……

翔悟:くんづけで呼ばれるのたまらなくない??

〇:きんもっ 

史緒里:きしょ

翔悟:お?!なんや、やるんか?!

史緒里:翔悟が私に勝てるわけないでしょ?!

美波:〇〇っ

〇:ん??

美波:史緒里の買い物付き合ってって言われたんだけど、それ終わってからでもいいかな??

〇:いいよ 作って待ってるからゆっくりしてきな??

史緒里:美波借りるよ〜

〇:別にいいよ笑

史緒里:独り占め〜

〇:あ〜やっぱりやめようかなー

史緒里:あ〜!ごめんごめん!!

美波:ふふふっ 

翔悟:なぁ梅

美波:ん?? 

翔悟:嫌にならないのか??

美波:え、さっきも聞かれた

翔悟:いや別にいいならいいんだけどさ嫉妬しないのかなって梅大好きじゃん〇〇のこと

美波:ま、まぁ//  

翔悟:まぁでもその分〇〇も梅のこと好きだろうし一途だから何とも思わないのかもな〜

美波:なのかな、〇〇はずっと私の事見てくれてるから心配無いのかも

翔悟:ライバルが出来たら変わるかもなっ

まぁ、この間に入ろうなんて誰も思わないと思うけどっ

美波:ライバル、か。

史緒里:あ、それ私の〜!!

〇:あげるっ

遥香:あ、ありがとうございます!!

さくら:えーお兄ちゃんさくのはー??

〇:………

史緒里:いや、え?? 私が買うの??

〇:美波貸すじゃん

史緒里:………分かったよ。

さくら:え、なんかすみません。

史緒里:いいのいいの 

〇:美波〜戻ろ〜

美波:うん!!

翔悟:は、え、俺は?! ちょ、〇〇!!

放課後は〇〇1人で買いに行く予定だったが……

飛鳥:なんでこうなんの……

〇:いや、昼休み会ったからさ、

さくら:飛鳥さん、今日来てくれるんですか?!

飛鳥:お、おう

さくら:やったー!! おすすめの本みつけたんですよ!!

飛鳥:え、ほんと?? なになに

〇:意外と乗り気じゃん笑  2人で先帰っとく??

さくら:うん!! 買い物よろしく!!

飛鳥:よろっ

〇:あ、え、素っ気な……まぁ、さくらが幸せそうだしいっか  今日は餃子かなぁ  家何あったけ

史緒里:梅見てこれ!!

美波:ん?? え、これ人気なやつじゃん!

史緒里:そう!! ほんとに今日再販来てた〜

美波:良かったじゃん  

史緒里:梅は要らないの??

美波:ん〜麻衣さんから貰ったやつあるからいいかな

史緒里:めっちゃ大事にしてるもんね

美波:うん、高いやつだから全然まだまだ使えるしね笑

史緒里:幸せ者だな〜 ひとりぼっち卒業したいなぁ

美波:史緒里彼氏できたら性格変わりそう笑

史緒里:ねぇ、それどういう意味?!笑

美波:そういうとこ笑

史緒里:どういう意味かしら??

美波:おねぇじゃん笑

史緒里:あははは!!確かに

さくら:飛鳥さんこれです!!

飛鳥:それ??もう読んだ

さくら:えぇ!!もう?!

飛鳥:さくの持ってる本はほとんど読んだかな

さくら:これは読んだことないでしょ〜

飛鳥:なにそれ

さくら:お兄ちゃんの日記ですっ  小一から書いてるんですよ??

飛鳥:〇〇の日記??

さくら:はいっ  今もずっと毎日書いてるんです

理由は分かりませんけど、なんか日課らしくて

飛鳥:それでなんでさくのとこに??

さくら:お兄ちゃんとの共同の本棚なので隠し場所を探し当ててたまに読んでるんです

飛鳥さんのことも書いてますよ??

飛鳥:ふーん  そっか まっ興味無いから読まないけどね

さくら:え、読ませませんよ?? さくだけが知ってるんですから

飛鳥:うん、だから読まないって笑

〇:よしっ 作るかっ てか飛鳥今日バイトじゃなかったけ

飛鳥〜!!

飛鳥:ん??呼んでる  なにー!!

〇:バイトはー!!

飛鳥:あっ、忘れてた さくまた後でっ

さくら:え、はい!!お気をつけて!

飛鳥:もっと早く言ってよ

〇:今帰ってきたんですけど、

飛鳥:終わったら連絡するから

〇:よろしくっ  さくら一緒に作る??

さくら:うん!!

2人で作ってる間に姉2人から連絡が来て帰るのは23時になるという

18時頃に美波が到着し3人で具を包んでいた

さくら:ねぇねぇ 美波さんとお兄ちゃん結婚するの??

〇:は、

美波:え??

さくら:だって付き合ってそういう事じゃないの??

〇:まぁ、そうだけどなっ 考えたこと無かったな

美波:そ、そうだね。

さくら:お兄ちゃんはしたい?? 美波さんと

〇:まぁ、自分の気持ちだけで言うならしたいよ??

でも美波だって俺だけじゃなくて他の人とも付き合うかも知れないしそれは分からない

今はそうだとしても何があるか分からないのが人生だからね

美波:私が浮気したらどうする??

〇:そんなん、病むだろ

美波:ふふふっ しないよっ

〇:するよって言われたら頭パニックよ笑

美波:だね笑

さくら:仲良しっ

飛鳥が来るまで待つことにしたのだが終わるのは22時、しかし連絡が入り早上がりすると伝えたらしく

20時にはこっちに戻ってくるという

それまで餃子を焼いたり、準備をしていた

〇:さくらお皿とお箸出しといて

さくら:分かったー

美波:餃子もうすぐ焼けるよー

〇:ほーい  美波なんか、新婚みたいだね笑

美波:え、あ、う、うん。そうだね//

??:うわー!!いい匂いー!!

美波:ほんとに来たじゃん笑

飛鳥:ごめん、止めれなかったわ

美月:こんないい事してるのになんで誘ってくれないのー??

〇:美月呼んだらうるさくなるからな

美月:なによ 迷惑みたいな言い方〜 ねぇー??さくらちゃん

さくら:いや。うるさいです

〇:よく言った

美月:がーん

〇:まぁ、用意してたからいいよ、どうせ来ると思ってたから

飛鳥:バイト休んでも来てたか笑

美月:飛鳥が早上がりする時決まってるからねー

美波:バイト変えたら??

飛鳥:あり

美月:着いていくよ??

飛鳥:来んな来んな

美月:てか〇〇ハーレム状態じゃん こんなに可愛い子4人もいて

〇:美波とさくらは分かるけど君たち2人は……

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〇:食べましょか。

美波:まぁまぁ音したよね、

飛鳥:え??そう??

美月:酷いなぁ〜 可愛いよね??

〇:可愛い可愛い 

さくら:それでは、頂きます!!

4人:頂きます!!





23時過ぎ……

麻衣:ただいまぁ〜

奈々未:お、餃子じゃん  あれ、洗濯物……

麻衣:あ、やばい。風呂入ろー

奈々未:〇〇??

〇:あ、おかえり〜 え、どうしたの

奈々未:昨日雨だったから洗濯物中で乾かしたよね??

〇:え、うん  え、直すのさくらだよ??

さくら:あっ……

奈々未:さくら??  何してくれてんの??

さくら:あ、ごめんなさーい!!!

奈々未:あんたも気づいてたなら直さんかい!!

〇:今座ったばかりなんですけどー?!

麻衣:ふぅーいい湯だな〜

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飛鳥:よいしょっ 〇〇まだ書いてたんだ。

私もまだ書いてるの知ったらどう思うかな、

懐かしいな交換日記……

Fin


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