マドンナの執事はワルクナイ
??:んよー!!はよー!!おはよー!
〇:うるせぇよ美月
美月:もおせっかく可愛い可愛い美月が起こしてあげてるのに
〇:可愛くないから安心しな
美月:うわぁ!ひどーい!!こんなに可愛いのに
〇:ふーん、で、何
美月:朝だよ?? 起きないと
〇:今何時よ
美月:6時
〇:はえーよ 何するんだよ
美月:え、ご飯
〇:7時に作れば間に合うわ
美月:……え??なんで??
〇:なんでって逆になんでよ笑
美月:冷凍食品だけのお弁当にするの?!
〇:する訳ねぇだろ 全部手作り
美月:え、どうやって……
〇:ん??美月苦手なのか??
美月:いや、苦手っていうか、味付け細かくする人だからさ。
〇:ふふっ なら一緒にするか??
美月:え、いいの??
〇:だから起こしたんじゃないの??
美月:え、あ。う、うん!そうそう!!
〇:絶対嘘じゃん笑
美月:早く起きちゃったから、七瀬寝てるし喋りたいなぁって
〇:ふふふっ そんな事だったの 可愛い所あるんだな笑
美月:い、い、いや!別に2度寝するのめんどくさかっただけだし!!
〇:照れるなよ笑 ほら、ご飯作るぞ
美月:うん!!
美月は満面の笑みで洗面所にダッシュした
〇:おい!顔洗わせろ!
美月:女の子が先でしょ!!
七瀬:朝っぱらから……うるさいねん!!
2人:すみませんでした……
〇:美月が大声だすからだろ
美月:なんでよ 起きない〇〇のせいじゃん
七瀬:もう。〇〇いつもの時間に起こしてね?
〇:昨日と一緒ね 了解
美月:なんか、執事だね笑
〇:そらそうでしょ 付き合ってないし
美月:でもなんか妬いちゃうなぁ 仲良くなるの早すぎるし
〇:あの雰囲気は勝手にさせられるよ
美月:ふーん で何作るの??
〇:今日はね〜
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七瀬:ん??なんやめっちゃ仲良しやん
〇:いや、仕方ないよ、同じ弁当3つになるのは
美月:ふふふっなんか笑ける
〇:まぁ、1つ辛卵入れたけど……
七瀬:は、何してくれてんねん
美月:おもしろそーう! 私これー
七瀬:あ、せこ、まぁこれでいいわ
〇:よし、せーので食べよ
美月:なんか、嫌な予感が……
〇:せーの!!
3人:からー!!!
〇:痛い痛い!!
七瀬:なんで全員食らうねん!
美月:へへっ全部入れたっ あ、いけるかも
〇:えぐい。鼻バグる
七瀬:う〜きっつ
美月:あはははは!!七瀬顔真っ赤!
七瀬:そらなるやろ!!
〇:う、
美月:〇〇?!
午後からの授業は死んだように2人は受けていた
放課後も……
〇:あー、まだ残ってる
七瀬:ご飯の味せんかったしな
美月:え〜大袈裟なぁ
七瀬:〇〇やる??
〇:全然賛成
美月:うそうそ!冗談ジョーダン
〇:ほんとそういうとこだわ美月
美月:へ??
七瀬:普通に寒いな
美月:…………なんてこった。パンナコッタ
七瀬:あははは!!それ知ってんの!
〇:そこもスルーしないと調子のるって……
美月:えへへっ 1本取ったり!
七瀬:……やっぱ無理だね
〇:だね
美月:え〜!ちょっと待ってよ〜!
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〇:ご飯出来たよー
七瀬:ご飯食べてくるわっ また後で〜
あれっ美月は??
〇:え??部屋に居なかったけど……
七瀬:お風呂じゃない?
〇:あ〜 七瀬言ってきてよ
七瀬:しゃーないなぁ
七瀬は渋々お風呂場に向かい美月に声をかけた
七瀬:美月ーご飯やで〜
美月:あ、分かった!!もう上がる〜
〇:あ、キタキタ 食べるぞ
美月:うん!!
七瀬:はよ食べよやー
〇:ゲームしたいだけでしょ
七瀬:へ??
美月:〇〇ゆっくり一緒に食べようね〜?
〇:え、無理
美月:そんなバナナ……
3人の暮らしが始まり早1ヶ月経ったが今や家族みたいに楽しく過ごせている
ただひとつの欠点と言えば……
〇:ふわぁ。眠。七瀬まだ??
七瀬:ちょっと待って
美月:ねぇ〜一緒に寝ようよ〜
〇:風呂入ってないから無理だし入ってても無理
美月:んぅー寂しい〜
〇:子供じゃないんだから
七瀬:んー!じゃあ入るか
〇:ほんと、どうにかして……疲れが。
七瀬:〇〇?!
美月:〇〇!!大丈夫!!
楽しさと裏腹に執事の仕事の疲れに限界が来た〇〇は倒れた
続く……