研修中の時に人生2度分の恋をしました
10年前……
〇:僕の将来の夢は学校の先生になる事です!!
あの日から夢は全く変わらなかった
今の世の中には職業というジャンルが腐るほどある
なのにも変わらず学校の先生になったのはある先生に恋をしてしまったからだ
名前は……思い出せない、でも顔は覚えている
初恋は小学一年生の時、担任の先生をしてくれた優しくて綺麗な女の先生
どの生徒にも優しく皆からの人気も高かった
だがその先生は翌年違う学校へ転勤となった
ありがとうすら言えていない気がする
だから学校の先生になって再び会える事を夢見ている〇〇
そんなバカげた事が理由なんて誰にも言えない
でも〇〇は本気であの先生に恋をしてしまった
今結婚してるかもしれない、子供もいるかもしれない、学校の先生すら辞めてるかもしれない
それでも会えることを信じて学校の先生になると決意し今その1歩手前まで来ていた……
??:よっ
〇:お、おはよ 飛鳥
飛鳥:今日学校行く所発表だっけ
〇:そそ 飛鳥はどこがいい??
飛鳥:え〜近所の小学校
〇:寝たいからだろ笑
飛鳥:当たり前
蓮加:うっす〜
与田:っしゅー
〇:お、おう。七瀬何してんの
七瀬:え、可愛いやろ?
与田:かあいだりょー
〇:タコだな
七瀬:やって祐希
祐希:ひどいなぁ〜
蓮加:七瀬のおもちゃじゃん
七瀬:言い方悪いなぁ〜可愛がってんねん
〇:同い年だろ笑
蓮加:ほんとそれ笑
4人は他愛も無い会話をしながら教室に向かった
教室に入るとそこには先客が着いていた
白石:おっはよー
奈々未:みんな居るじゃん
〇:おはよっ
飛鳥:奈々未おはよ
奈々未:よしよしよし
飛鳥:な、なや、やめろー
蓮加:う、おはお。まいやん
白石:ふふっ おはよ蓮加
〇:3人ともいつ私物化したの
3人:可愛がってるだけ
〇:嘘つけよ……
先生:皆〜せきつけー じゃあ発表するぞ〜
〇〇、七瀬、飛鳥乃木坂小学校
麻衣、奈々未乃木坂中学校
蓮加、祐希乃木坂高校
七瀬:え〜〇〇と一緒〜
〇:こっちがえ〜だわ
飛鳥:小学校…
奈々未:飛鳥にはピッタリでしょ
飛鳥:どういう意味よ
奈々未:顔が幼いからに決まってるじゃん
飛鳥:なっ、祐希の方がチビだし!!
祐希:祐希高校だもーん
飛鳥:ぐぬぬぬ
〇:怒らすなよ奈々未。
奈々未:ふふふっ おちょくるの楽しいんだもん
七瀬:その後のうちらのこと考えてぇや
白石:いいじゃん、まな、
七瀬:はぁ?!
先生:ごほん!!え〜明日から1ヶ月間向こうの指示に従い実習すること解散!
〇:ほんとバカばっか
蓮加:いちばん賢いやつが言うな 心に響く
〇:……勉強しろよ笑
白石:あ、1ヶ月会えないしボーリングとかいく?
全員:さんせーい
奈々未:何帰ろうとしてんの
〇:え??
白石:っしゃー!
七瀬:ちょ、頼むでストライク必須
〇:あのな、いくら下手だからって0はヤバいって
七瀬:しゃーないやん、か弱いんやから
蓮加:〇〇頑張ってっ
〇:はぁ。
祐希:はずせっはずせっ
〇:祐希近い
祐希:え??あ、ごめんごめん
〇:よし。行くぞー!!
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
白石:ご馳走〜
〇:あのな、お前らも払えよ
七瀬、蓮加、飛鳥:え、しらなーい
〇:このクソ野郎
3人:あ???
〇:……地獄耳じゃん
白石:それじゃあまた1ヶ月後〜
奈々未:ご馳走様
〇:おう。
7人は別れ個々の家に帰宅した
〇:ふぅ。疲れたぁ〜。てか何時までいんの飛鳥
飛鳥:勤務先決まったら
〇:あと半年以上は居るってこと?
飛鳥:そういう事
〇:1人にさせてくれよ……
飛鳥:部屋別だから気にすんな
〇:いや、風呂とトイレいっ、もういないし
〇〇は冷蔵庫を開けて缶ビールを開け部屋に入った
ここからの1ヶ月がとんでもない事になるとは知らず2人は眠りについた……
梅澤:明日から教育実習生来るんだって3人
久保:おー懐かしいなぁ
美月:誰が誰つくとか聞いた??
和:おそらく明日だと思います、教頭なので笑
遥香:楽しみだねっさく
さくら:え?あ、うん
この中に〇〇が恋してる人は居てるのかどうかはこれからのお楽しみという事で……
続く(5話完結予定)