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恋桜 第3話 元祖

8年前……

七瀬:………はぁ。

??:ふわぁ〜あれ、新しい子??

七瀬:え、ななのこと??

??:そうそう!!私さくらっ!

七瀬:ななせ、

さくら:ななせ、なあちゃん!いい響きっ よろしくね!!

七瀬:よろしく……

さくら:どうしてここに来たの??

七瀬:喘息持ちで……時々入院してるねん

さくら:そうなんだ。辛いね……

七瀬:さくらちゃんはなんでおるん??

さくら:私はねぇ〜筋肉が少し弱くてリハビリ中ってとこかな〜

七瀬:そうなんや 凄い明るいねんな

さくら:うんっ 今日〇〇からお手紙貰ったんだぁ〜

七瀬:〇〇??

さくら:そう!!私の幼なじみでヒーロー、そして大好きな人。

七瀬:初恋の人ってこと??

さくら:そう!! 絶対結婚するんだ〜 さくは〇〇のお嫁さんじゃないと行かないって決めてるから!!

ーーーーーーーーーー

〇:…………さくら。

七瀬:まさか同じ高校になるなんてな、小さい頃の〇〇君なら沢山知ってるからこれからよろしくな??

〇:うん、よろしく

〇〇は帰り道さくらのことを思い出しながら歩いているとふとある場所に着いた

〇:あ、またここに来ちゃったか。

何処とも変わらない公園、だがひとつ変わるとしたら桜の木が1本大きく生えていること

〇〇とさくらが3歳の頃初めて出会ったのがこの公園だった

あの頃から仲が良く喧嘩してもすぐ仲直りしていた

〇:懐かしいな…… また。会えたら、いいな。

重い腰を上げて帰宅した

〇:ただい、

絵梨花:おっかえり〜!!

沙友理:入学式良かったで?!友達出来た?!

〇:あ、え。まぁ一応……

絵梨花:え?!ほんと?! 凄いじゃん!

沙友理:男の子??女の子??

〇:女の子だけど、

沙友理:…………ほんまモテるな。

絵梨花:羨ましい〜

麻衣:女の子……

奈々未:しーちゃん?? 声出てるよ笑

麻衣:え、あ、ほんと??笑

奈々未:〇〇ご飯作ってるから手洗ってきな〜

〇:分かった

飛鳥:にぃに〜

〇:ん??飛鳥どうしたの??

飛鳥:こで!!

〇:ん??

飛鳥:おまもり!!

〇:あれ、四つ葉のクローバー

飛鳥:ねぇねと探したの!!

〇:……そっか。ありがとうね 大事にするね??

飛鳥:うん!! こでがにぃに、ねぇね、飛鳥ちゃん

麻衣ちゃん!!

〇:だねっ

麻衣:…………もう。飛鳥ったら。

華の5人組と〇〇、飛鳥でご飯を食べ濃い一日を終えた

翌日

拓馬:なぁ〇〇またバスケ、やらないか??

〇:…………考えてないかな

拓馬:そうか。まぁ気が向いたら頼むぞ!!

今日見学あるから見に来るだけ来いよ!!

じゃあな!!

〇:うん、分かった。

七瀬:おはよっ あの子友達??

〇:うん、小学校からの幼なじみなんだ

一実:付き合い長いんだね 

〇:1番長いかな、今では

七瀬:そっか、今日なならも見学行ってもいい??

〇:なんの??

七瀬:バスケっ

ーーーーーーーーーー

男子:もう一本いくぞー!!

〇:懐かしいな

七瀬:うわぁ すごい迫力

一実:みんな強そう

キャプテン:次3年と1年の試合を始める!!

〇:あ、拓馬だ

一実:やっぱり拓馬くん異常な数値だ、3年と同等。

七瀬:無敗の5将だっけ

〇: 懐かしい

一実:拓馬くんと〇〇くんと後は??

〇:誠 瑠斗 浩太

七瀬:うわ、聞いたことある

一実:あ、始まるよ

3年と1年の試合 結果は分かりきっていたが流石は3年と言ったところ

七瀬:18対7点はちょっときついな

〇〇くんはどう思う?? あれ、居ない

拓馬:はぁ、流石にきついな後10分か、

〇:勝負に手加減しろって誰が言った

拓馬:お、〇〇じゃんっ いやぁ俺を本気にさせれるの〇〇しか居ないからなぁ〜

〇:この為に呼んだのか

拓馬:さぁ〜??

〇:………俺も出る

拓馬:いいですか〜!!キャプテン!!

キャプテン:あぁ、いいぞ 噂は聞いてたからね

楽しみにしてるよ

〇:3年ぶりぐらいか……

拓馬:よしっやるか!!

男子:俺たちはどうしたらいい??

〇:今まで通りでお願いします 後はこっちで合わせるので

男子2:わかった

そして10分のラスト試合が始まった

この10分間はバスケ経験者からすれば誰もが瞬きしたくないほどのプレーだった

〇:まずは1本!! 

キャプテン:ブランクで丁度手加減になるのかな??

〇:いや、それでも僕には勝てませんよ

キャプテン:いかせな、!!

〇:反応速度はいいですね でもまだまだです

3年:キャプテンが尻もちついた……

拓馬:ナイスパス!!

3年:嘘だろ……

男子:これがあの伝説の5人のキャプテン

〇:やっぱりちょっとなまってるな

拓馬:やっぱりパスは〇〇だなぁ〜 よし行くぞ!!

その後も点差を開くどころか縮まる一方で点差は2点差で残り1分を切った

キャプテン:連携取って1本取るぞ!!

3年:おう!!

キャプテン:1人ガス欠か??

〇:まぁ、そんなとこです

キャプテン:5体4は勝ったも同然!!

なんだ、何もしてこなかった

2年:ナイシュー!!

キャプテン:まさか……

〇:2点入れられようがこっちにはスリーポイントシューターがいる

拓馬:へへっ流石ナイスパスだ!!

キャプテン:まだいける!!これで決めたら勝ち、

〇:パスが見え見えですよ

〇〇がシュートを放ちゴールと共に終了の合図が鳴った

七瀬:え、嘘やろ……

一実:勝った。

拓馬:よっしゃ〜!!やったな!!

〇:あぁ。息を合わせてくれて助かりました

1年:いやいや、逆に合わせてくれてありがとう

〇:あいつらに比べたらやりやすかったですっ

キャプテン:完敗だ。流石だったよ

〇:いえ、こちらこそありがとうございました

キャプテン:無理にとは言わないが待ってるからな

〇:はいっ ありがとうございます

七瀬:〇〇ー!!凄いやん!! あんなに生き生きしてる姿見れて良かったわ〜

〇:あ、うん。

キャプテン:お、マネージャーになりたくて来たの??

七瀬:あ、いえ。一緒に見に来ただけです

キャプテン:そうか、良かったらマネージャー待ってるからね

七瀬:ありがとうございますっ 〇〇帰ろ!!

いやぁ、久しぶりに痺れたわ〜

〇:そう??

拓馬:あ、〇〇!!考えといてくれよ!!

〇:分かったよ笑 また明日ねっ

拓馬:おう!!

キャプテン:なんであの子バスケしないんだ??

拓馬:昔彼女を亡くしてるんです 目の前で

だから自分だけ幸せにはなれないって

キャプテン:そう、なのか。だからあんなに目が暗かったのか

拓馬:でも今年には復帰してくれそうですけどね

キャプテン:親友の勘ってやつか??

拓馬:はいっ  あの子が変えてくれそうな気がして。

七瀬:〇〇見せてくれてありがとうなっ

〇:ううん、さくらも喜んでるかな。

七瀬:絶対喜んでる、間違いない  

〇:だといいな……

続く……


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