弟になった子が私のファンなのでもっと惚れさせてみた 特別編
私が卒業して半年が経ち女優として活動している頃
〇〇は何も文句言わずに生活してくれていた
最近では料理も始めたようで作ってくれているけど一緒に食べれた日はなかった
〇〇はいつも寝顔しか見れず会話もほぼ出来ないため私は寂しさで仕事が手付かずになりかけていた
そんなある日マネージャーからの命令で休みを貰い
〇〇にサプライズする事にした
いつも通り仕事と装い〇〇より先に家を出て買い物に出かけた
いつも1人だから食費を渡すのに一回も受け取らずバイト代でやりくりしてくれている
姉として不甲斐ない、もっと姉として色んなことしてあげたい
その欲が収まらず………
美月:やば、買いすぎちゃったっ
まぁ 全部必要なものだしいっかっ
久しぶりだなぁ〜あの時みたいにドキドキする
〇〇は何も知らず……
□:なぁ 〇〇 今日ハロウィンじゃん 俺のとこでパーティーしようよ
〇:え、でも□の家って、
□:遥香の家 今日居ないはずだから来いよ
〇:まぁ、そういうことなら
□:よし決まりっ 食材買いに行こうぜ!
〇:ちょっと待ってよ!!
□:肉買いすぎたな、
〇:3万はちょっと痛いよ、
□:大丈夫大丈夫 お金はもらってあるから
〇:あまり迷惑かけたらダメだよ
□:〇〇は美月さんに何してもらってんの??
〇:家事全般かな、
□:うわぁ、羨ましい 俺もしてもらいてぇ
〇:遥香さん居るじゃん
□:血が繋がってる姉なんて何ともないよ
〇:まぁ、そうか
□:ただいま〜 ってなんでいんの
遥香:LINEしたじゃん パーティーするって
さくら:お邪魔してます
真佑:その子は??
遥香:あ!〇〇くん!! 美月さん最近どぉ?! 元気?!
〇:あ、は、はい
□:両親が再婚して美月さんの弟になった〇〇
さくら:ちょっとかっきー
真佑:え、そうだったんだ いい子そうっ
□:美月さん推しだから無理よ
僕で我慢しときな
真佑:え〜きつ
□:その言葉きっつ
21時をすぎても帰ってこない〇〇に美月は心配していた
作った料理も冷めていたがずっと待っていた
美月:やっぱり言えば良かったかな。 ふわぁ やばいやばい起きとかないと
真佑:あはははは!! 全然違うじゃん!!
遥香:でしょ?! 〇〇君みたいな弟が良かった
□:失礼な 家事全てやってるだろ!
遥香:家住ましてあげてるじゃん!
さくら:〇〇君時間大丈夫?? 美月さん待ってるんじゃない?
〇:もうこんな時間かみづねぇのご飯作るので失礼します
遥香:いーーだ!!
真佑:気をつけてね?? またねっ
〇:はいっ
美月:寂し〜〇〇〜寂し〜
〇〇が帰宅したのは22時を回っていた
〇:ただいまぁ あれ、みづねぇ帰ってきてる
みづねぇ ごめ、あれ……
美月:スゥスゥ……〇〇、寂しいよぉ
〇:料理も冷めてるってことは今日早く終わったのかな 申し訳無いことしたな
〇〇は後ろから抱きつき美月に声をかけた
〇:みづねぇ ごめんね遅くなって
美月:ん、んぅ〜 まりゅまりゅ〜おかえり〜
〇:ただいまっ 今日早く終わったの??
美月:ううん、今日お休み貰ったの でもサプライズしたくて……
〇:そういうことだったんだ でその格好どうしたの??
美月:え??ハロウィンだから仮装したのっ
〇:いや、分かってるけど。これアイドル時代に着てたやつじゃん
美月:さすが〇〇っ 〇〇のために置いておいたんだよ??
〇:あ、ありがとう
美月:あれ、照れた?? 照れたよね?!
〇:推しにそんなこと言われて照れない人の方がおかしいよ!
美月:ふふふっ それもそっか 料理温め直すから食べよ??
〇:うん!!
久しぶりの姉弟の時間を2人は楽しんだ
食べてからは美月はずっと〇〇に甘えっぱなしで中々離れてくれずお風呂に入るだけでも30分ほどかかった
美月:まだまだチャージしとかないとダメなの〜
〇:僕の命が持たないってばー!!
美月:あ、お風呂すぐ入ってくるから一緒に寝ようね?? ね?? ね??
〇:逆にいいの
美月:弟なんだから気にしないの!! じゃあ待っててね!
今までに見たこの無い早さで風呂に駆け込み〇〇はその間美月から貰ったプレゼントを開けていた
〇:こんなに……しかも全部欲しかったやつ。
ほんと頭上がらないな、
30分で上がってきて美月の髪を乾かしてると
美月:ねぇ、〇〇
〇:ん???
美月:大好き
〇:え、なんて?!
美月:内緒〜
〇:え、もう1回!
美月:やだね〜 よしっありがとっ 寝よ??
〇:失礼します
美月:ふふふっ 神社じゃないんだから
〇:あれ、同じシーツとベットなの??
美月:そうだよ?? お揃いっ
〇:ほとんど気づかないよ笑
美月:ふふっ まぁね よいしょっ 鼓動めっちゃ聞こえるんだけど
〇:心拍数やばい、
美月:いつもありがとね おやすみ〇〇
美月は〇〇の左頬にキスをし眠りについた
〇〇は心拍数が上がりすぎて中々寝られなかったのは当然のことだろう……
【完】