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社長の娘と結婚する事になったが相手は推しメン?!

〇:え??今なんと……

社長:私の娘と結婚して欲しいんだ

〇:え、なんで僕に、

社長:秘書としても、人としても信頼してる君にだからこそ娘を託したいと思ってね

〇:それは嬉しいのですが娘さんには、

社長:あ、今度食事できるように調整しておいたからその日は休んで娘と楽しんできてくれ

〇:あ、え、わ、分かりました

26歳独身、彼女歴無しの人が急遽お見合いが決定された

更に怖いのが娘の話しをひとつも聞いたことがないこと

どんな人でどんな顔をしてるかも分からないままお見合いの日がやってきた

時間は夜からだった為スーツに着替えて指定されたお店にで向いた

名前を言うと店員さんはある席に連れていかれた

店員:こちらですのでごゆっくりどうぞ

〇:あ、ありがとうございます。

靴が置いてありノックをすると声が返ってきた

??:はーい

〇:ん??どこかで聞いたことがあるような、失礼します

??:どうぞ〜 

扉を開けるとそこに居たのは……

〇:………ん??美月、ちゃん??

美月:あ、〇〇く!

〇:あ、すみません、席間違えました

美月:いやいや、合ってるよ笑

〇:え??嘘でしょ??

美月:私は〇〇くんって聞いてるからパパの紹介でしょ??

〇:あ、合ってる……てか名字山下だったんだ。

美月:まっ座って話そ

〇:あ、失礼します。

〇〇は恐る恐る美月の前に着席した

美月:ふふっ スーツ似合うね

〇:あ、ありがとう。てか今日休みなの??

美月:さっきまで仕事だよ??

〇:相変わらず大変だね

美月:まぁ、やりがいはあるよ なんか頼む??

〇:お茶で

美月:はぁい

そう言うと美月はタッチパネルでお茶を頼んだ

〇:まずさ、まだアイドルなのになんでこの話しを??

美月:私がすぐ卒業したら結婚できるようにしたいんだって

〇:凄い過保護だね笑

美月:そうなの〜 まぁ、嫌では無いけどね

〇:僕なんか嫌でしょ?? もっと俳優さんとか居るのに

美月:せっかくこの機会貰ったのに捨てるの??

推しメンと結婚出来るかもしれないよ??

〇:そら、それが一番の望みだけど、僕なんかじゃ、

美月:私だって嫌だったらこのお見合いしてないよ??

〇:………え??

美月:私今まででも30回は断ってるから、このお見合い自体は初めてだよ??

〇:あ、そうなんだ、

美月:あ、今ちょっと期待した??

〇:しない方がおかしいでしょ笑

美月:ふふふ 素直でよろしい

まぁでもアイドルだからねぇ〜

〇:だから尚更今回受ける必要無かったんじゃない?

美月:〇〇君とお話ししたいなって思ったのっ

〇:……あ、ありがとう。

美月:あはは!ほんとに私の事好きだよね

〇:単推しだからねずっと

美月:そんな人そうそういないし良い旦那さんになれるかなって

〇:ゴホッゴホッ

美月:あら、大丈夫??

〇:ファンが聞いたら誰でもこうなるよ

美月:まぁ、そっか

会話が一区切りついたところで丁度料理が運ばれてきた

美月:まず食べよっ

〇:うん、ねえ

美月:ん??

〇:隣行っていい? 対面はちょっと、

美月:全然いいよ??

〇:あ、じゃあ

美月:あ、じゃあせっかくだし今日だけは夫婦ってのはどう?

〇:まぁ、いいけど

美月:じゃあ決まりっ  じゃあスタート!

〇:………

美月:身体固まった??

〇:足痺れた。

美月:ダーリンっ 大丈夫??

〇:大丈夫、大丈夫だから動かないで

美月:どっちの足??

〇:絶対触るだろ

美月:そんなことないよ 当てないようにするだけだから

〇:左、あー!!

美月:へへへ こっちであってる??

〇:痛い!痛い!痛い!

美月:あはははは!

〇:絶対許さないからな

美月:もうそんな怒らないの あーんしてあげるからね??

〇:じゃあ許す、

美月:ちょろ

〇:おい

美月:冗談冗談 はいっ あーん

〇:なんかやだな、

美月:えー食べてくれないの〜?

〇:食べるよ

美月:どう?美味し?

〇:うん、うまっ

美月:でしょ?? ここのお店好きなんだよね

〇:誰よりも??

美月:それは貴方の方が大好きだよ??

〇:………命がもたん!!

美月:ふふふっ 修業が必要だね??

〇:慣れる気がしない……

美月:ちょっとずつ頑張ろっ

次の日

社長:お、どうだった?!

〇:いや、あの、娘さん、山下美月さんだったんですね

社長:そうだよ?? 嬉しかっただろ??

〇:社長知ってて言わなかったんですか

社長:私の娘の事好きで居てくれてるからね

それに美月も好きらしいし

〇:………ん??今なんと??

社長:いやいや なんでもないよ  連絡交換したかい?

〇:はいっ ほんとにありがとうございます

社長:いやいや こちらこそだよ 美月も嬉しそうに電話してきてくれたよ  思った人だったて

〇:は、はぁ。

社長:これで一歩前進だね 付き合ってもらっても構わないからね? 隠蔽はするから

〇:え、いいん、ですか。

社長:全然いいよ 美月も寂しがり屋だし 支えてあげて欲しい もっとアタックしていいんだぞっ

〇:はい、頑張ります

社長:よし、仕事するか 

〇:はい!!

連絡は細かに取るも中々都合が合わず会えない日々が続いていた

だが2月にLIVEがあると知り社長は関係者席に招待してくれて行けることになった

4ヶ月ぶりぐらいの再開だろうか〇〇は余計に緊張しながらも会場に到着した

社長:後は〇〇君だけで楽しんでおいで 

〇:社長は

社長:これから会議があるからね

〇:え、そんな予定は……

社長:気にしなくていい ゆっくりしてきなさい

〇:あ、ありがとうございます。

社長:じゃっ失礼するよ

〇:はい。

美月:あ!!パパ!!

社長:お!美月じゃないか 元気だったか??

美月:うん!! 来てくれたんだね 彼氏君っ

〇:え??あ、うん

社長:美月ケガしないようにな??

美月:うん!ありがとう!パパも頑張って!

社長:おう!!

美月:いこ??案内してあげる

〇:うん。

美月に手を引かれて楽屋に連れていかれた

〇:え、入っていいの

美月:多分??

史緒里:美月その人って

美波:あ、言ってた子??

美月:そうそう!!私の旦那さんになる人

〇:…………え。え〜!!!

史緒里:なんで1番驚いてんの笑

美波:まさか、何も言ってないの??

美月:今言った

〇:俺でいいの??

美月:〇〇がいいのっ

〇:あ、そ、そう。

美波:ふーん いい人そうだね

美月:なに、渡さないよ?? 私の〇〇だからっ!!

美波:私はまだいいけどねぇ

史緒里:え?!野球好きなんですか?! 今度お話ししましょ!!

〇:あ、うん、いいよ

史緒里:やったー!! 

〇:あ、ちなみに選手のサイン入り持ってるよ

史緒里:え……今度お邪魔します!!美月連れてって!

美月:私も知らないのに勝手に進めないで!!

私と〇〇が事終わったら!!

〇:あ〜なんかもう幸せだ。

美波:てかここ楽屋だから男子禁止だよ

美月:じゃあ私の着替え室に連れていくねっ

〇:あ、え、き、着替え?!

美波:多分心臓もたないよ

美月:あっそっか ならまたLIVE後でねっ〇〇

〇:う、うん……頑張って

美月:ありがとっ 行ってきます!!

〇〇にウインクして3人は奥に入っていった

LIVE中も〇〇をみかけるとファン以上の笑顔を送ってくれる美月を見て〇〇は頬が上がりっぱなしだった

飛鳥:山やけに笑ってない??

奈々未:ね、女の顔

飛鳥:あの男の子じゃない??

奈々未:ん??あ〜、あれっあの子どっかで見かけた気が、ねぇ、しーちゃん

白石:ん??え、〇〇?!

〇:え、麻衣姉ちゃん?!

ーーーーーーーーーー

美月:疲れたぁ〜 

〇:はい、着いたよ

美月:ありがとぉ 

〇:じゃあまたね??

美月:やだ……帰らないで。

〇:そう言われても……

美月:1人にしないで、今日一緒に寝よ??

〇:ど、どうしたのそんな甘えて

美月:ずっと甘えれる人欲しかったの、メンバーには見せれないし

〇:ふふふっそっか なら僕がとことん付き合ってあげる

美月:ほんと??

〇:ほんとだよ

美月:えへへっ 私の旦那さんになってくれる??

〇:ほんとに僕でいいの??

美月:うんっ 〇〇がいいの 

〇:そっか、ならよろしくね??お嫁さん

美月:えへへへ 旦那しゃん

〇:……可愛いな

美月:お風呂一緒に入る??

〇:それは無理……

〇〇にはまだまだ修業が必要なのかもしれない……

Fin





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