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副業の家庭教師は危険?!

〇:えーと、今日はこの子か

重たい身体を起こしまずは会社に向かう

8時から17時勤務、残業など無くすぐ様ある人の家に向かう

会社から電車で20分ほどの距離にある

マンションに入りインターホンを押すと

??:あ、先生遅いよ〜

〇:いや、いつもこの時間だけど、

??:ううん、いつもより5分遅い寄り道したなぁ??

〇:飲み物くらい買わせてくれ。

美月:私が出すのにー

〇:これがいいの

美月:ふーん 買いだめして置いとく??

〇:家庭教師辞めさせない気か笑

美月:当然っ 卒業するまではねっ

〇:………そうか。まぁやるか

美月:どうぞどうぞ〜

大学3年山下美月、あざとい、それしか無い

勉強はそこそこと言っておこう

〇:今日どこからだっけ

美月:えーとねっ ここ

〇:おっけ じゃあ前回の復習からね  これ解いてみて

美月:ん〜。こうしてこう??

〇:お、いいねぇ 出来てるじゃん

美月:えへへっ でしょっ

〇:就職とか目処つけてるの??

美月:ん〜まだこれってのは無いかな〜 

〇:女優やったら??

美月:ぷふっ あはははは 本気??

〇:うん 案外似合ってそう笑

美月:ならモデルとか言ってよー

〇:それ言ったら変な目で見てたの?!とか言うでしょ  思ってないけど

美月:…………それもそれで傷つくんですけど笑

〇:ごめんごめん笑

美月:別に先生になら何言われても嫌にならないし

〇:お気遣いどうも

美月:告白してくれてもいいのになぁ

〇:ないよ そんな目で見てないし

美月:………拗ねるよ??

〇:冗談だって 続きやるぞ

美月:ふぁい 

2時間ほど細かく休憩しながら勉強をし終了

〇:お疲れ様 

美月:うわぁ〜!!疲れた〜  あ、今可愛いって思ったでしょ?!

〇:いや、明日の事考えてた

美月:気が早いなぁ 明日って美波じゃない??

〇:あ、そうだそうだ  

美月:大変だね〜先生も

〇:誰のせいだと思ってるんだ

美月:え?? 私??

〇:当たり前だろ みんなに教えたからだろ

美月:だって1番分かりやすいんだもん ついっ

〇:はぁ ったく。じゃっまた来週な??

美月:ご飯食べて行く?? 

〇:聞くだけ聞く

美月:親子丼

〇:食う

美月:そうこなくっちゃ

翌日……

美波:おかえりっ

〇:……お邪魔します

美波:もぉそこはただいまっでしょ??

〇:夫婦じゃないんだから 

美波:近所の方に怪しまれないようにね

〇:週一の時点で怪しいよ笑

美波:あ、そっか笑   なにか飲む??

〇:お水くれる??

美波:はぁい

〇〇は先に席に座り教科書を開けて待っていた

美波:お待たせ

〇:ありがとう

美波:よしっ、お願いします!!

〇:じゃあ前の続きからで……

美波:えーとここがこうで、せんせ、

〇:スゥスゥ……

美波:ふふっ おつかれなのかな?? 

美波は座って寝ている〇〇を美波の太ももにのせて勉強を続けた

〇〇は起きる気配がなく時が過ぎていっていた

〇:はっ

美波:あ、先生起きた??

〇:ごめ、いたっ

美波:もう〜 

〇:いつの間に……

美波:大体解けましたけど残り分からなくて、

〇:ん??どれどれえーとね。やばい頭回らん笑

美波:私の時よく疲れてますよね??

〇:多分前の日が美月だからかな笑

美波:あ〜山下か笑

〇:それになんか落ち着くんだよね 年下には見えないや

美波:4つも下なのに??

〇:それだけ大人ってことよ笑

美波:そうですかねぇ 

〇:俺は少なくとも1番良いと思うよ教え子の中で

美波:ふふっ ありがとうございますっ

〇:よしっ 30分寝てたのか 延長せてもらってもいい?

美波:はいっ!!


翌日……

〇:この日が1番嫌な気がする……

祐希:……聞こえてますよ

〇:うお、びっくりした  おかえり

祐希:梅と比較するからですよ

〇:それにしてもな、子供すぎる

祐希:酷いなぁ  それに1番勉強出来ないっ

〇:バカてんこ盛り

祐希:ムスッ 失礼な

〇:ふふっ やるぞ てか待たすなよ

祐希:それは、すみません。

〇:何してたんだ??

祐希:図書館いててつい

〇:………

祐希:なんですか。

〇:ほんとそうだから許してやる

祐希:祐希は嘘つきませんよ!!

〇:はいはい笑

祐希:あ、そういえば〇〇さん決断してくれました??

〇:ん??あ〜別にいいけど、寝るだろ??

祐希:寝ません!!ちゃんと頑張ります
 
〇:ん〜なら日付ずらしたいな 流石にきつい

祐希:金曜ですか??

〇:そうそう 

祐希:金曜日はぁ史緒里かぁ 譲ってくれるかな

〇:史緒里がいいって言ったらいいよ

祐希:〇〇さんも説得してくださいよ

〇:え〜 めんどくさい

祐希:いいじゃないですか 妹なんですから

〇:だからだよ笑

祐希:史緒里には勝てないってことですよね??

〇:いや、妹だし別に行けるけど、

祐希:またまた〜あんな可愛い妹持ってたら溺愛するでしょ??

〇:いや、別に

祐希:史緒里に聞いちゃお

〇:どうぞどうぞ

祐希:これ出来てるな

〇:ん??

祐希:いえ!やりましょ!

翌日……

〇:ふわぁ

蓮加:先生??

〇:ん??どした??

蓮加:眠そうだね

〇:ん〜やっぱり疲れがなぁ

蓮加:癒してくれる人いないの??

〇:……居ないかなぁ

蓮加:あの3人は??

〇:仕事の疲れがね、笑

蓮加:仕事場では怒られてるの??

〇:逆よ 怒ってるの

蓮加:仕事場でも偉いんだ

〇:まぁ、一応ね

蓮加:偉い偉い

〇:おちょくってる??笑

蓮加:いひひひっ  だって年上に見えないんだもん

〇:まぁ、よく言われる、笑

蓮加:でしょ??だからなんか母性??的なやつが出るの

〇:まだ若いだろ笑

蓮加:なに、やなの??

〇:いや、別に。

蓮加:ならいいじゃんっ さっやろっ??

〇:あ〜やるかぁ

蓮加:今度皆に勝つんだから頑張らなくちゃっ

〇:よし!その意気だ!!

蓮加:これこう??

〇:これはね、ここをこうしてこう

蓮加:これだからこれ使うの??

〇:そうそう ここにこれがあるからこれ使う

蓮加:これがない場合はもう一個の方??

〇:そうそうっ  いいね覚えてきてるじゃん

蓮加:えへへっ 当然っ

2時間後……

〇:よし、じゃあ帰るよ??

蓮加:うんっ ありがとうーおつかれ〜

〇:おうっ

帰宅し、まず家事を終わらしご飯を食べてお風呂に入る

趣味が無いと言えば嘘になるが趣味が作れない状態な為ニュースなどを見て22時には就寝する

そして翌日もいつも通りに仕事をこなし実家に帰る

〇:ただいまぁ

母:おかえり 史緒里なら部屋に居るわよ??

〇:分かった ちょっとゆっくりしてから行こうかな笑

母:ふふっ お好きにどうぞ

コーヒを入れて仕事の整理をしていると……

史緒里:………遅い。

〇:あ、史緒里 

史緒里:何してたの??

〇:いや、休みを、さ

史緒里:史緒里ずっと待ってたのに。

〇:でも時間はまだだぞ??

史緒里:妹だから関係ないもん

〇:ふふふっ 何かあったのか??

史緒里:……別に。

母:寂しくて仕方なかったらしいわよ 2週間も会えてないから

史緒里:ちょっとママ?!

〇:ふふっそっか ならご飯食べたら部屋おいで??

史緒里:へへへっ うん!!

父は帰りが遅いため3人で刺身を食べて食べ終わるとすぐさま史緒里は〇〇の待つ部屋に向かった

史緒里:ご馳走!!

母:いつも早く食べてくれたらいいのに、笑

史緒里はゆっくり扉を開けるとベットで寝落ちしてる〇〇が目に入った

かかとをあげて〇〇に近づき背中をそっと抱きしめた

史緒里:あったかい。ねぇ、おにい

〇:ん〜??

史緒里:えっ起きてたの??

〇:え、うん 考え事してた

史緒里:うぅぅぅ。恥ずかしいじゃん

〇:バレないようにしてたね笑

史緒里:もぉ〜 やめてよ//

〇:可愛い妹だ笑

史緒里:うぅぅぅ…… 

〇:ふふっ どうしたの??

史緒里:史緒里 お兄ちゃんと一緒に住みたい

〇:ん?? なんで??

史緒里:お兄ちゃんと同じところで働きたい、から。

〇:いや、せっかく賢いのにいい所行くべきだよ

史緒里:やだ、にいにと一緒がいい。

〇:どうしたの史緒里

史緒里:史緒里にぃに居ないとダメなの。

寂しくて会いたくて集中出来ないの

にぃにのこと大好きだから……

〇:嬉しいけど、史緒里も彼氏作らないと

史緒里:ううん、いいの にいにがいるから

〇:俺が彼女出来たらどうすんのよ

史緒里:………居るの??

〇:いや、まだ。

史緒里:出来たら教えてよね??

〇:何する気、

史緒里:別れさす

〇:やめなさい

史緒里:んぅ〜

すると〇〇の携帯からバイブ音が鳴った

〇:あ、

史緒里:ちょっと……絵梨花って誰?!

〇:あ、いや。ちょ、史緒里!!

史緒里:はい、もしもし

絵梨花;あれ、〇〇じゃないね 妹さん??

史緒里;お兄ちゃんに何の用ですか

絵梨花;明日の予定まだ決めてなかったなって

史緒里;………もしかして、生田絵梨花さん、ですか??

絵梨花;そうだよ??

史緒里;お兄ちゃんの何なんですか

絵梨花;ん??婚約者っ

〇;あ、

史緒里;私、大ファンなんです!! 舞台とか見に行かせてもらってます!

絵梨花;あ、ありがとう笑 〇〇に代われる??

史緒里;はい。お兄ちゃんをお願いします。

〇;うん、うん。そうしよ、じゃっ

史緒里:………ねぇ、絵梨花さんの言ってたことほんと??

〇:まぁ、うん。

史緒里:てことは絵梨花の義理の妹になれるってこと?! お兄ちゃん頑張ってよ!!

〇:二重人格かよ。

史緒里:だってあの絵梨花さんだよ?!何したの!!

〇:なんもしてねぇよ 

史緒里:今度会わせてよね?!

〇:今度な。

史緒里:やったー!!

〇:ったく抱きつきながら大声出すなよ

史緒里:ふんっ

〇:あ、そういえば祐希が曜日変えて欲しいってさ

史緒里:なんで??

〇:勉量増やしたいんだと

史緒里:いいよ それでも私には勝てないしっ

〇:余裕だな、

史緒里:じゃあ 一緒に寝ていい??

〇:……はぁ、ったよ。

史緒里:やったっ これからずっと寝れる〜

〇:いや、今日だけ

史緒里:史緒里今日なんて言ってない

〇:これからとも言ってないだろ

史緒里:………ばかばかばか

〇:あぁ、気持ちいい そこもっと叩いて

史緒里:マッサージじゃないんだからぁぁ!!

翌日……

〇:おはよっ 絵梨花

絵梨花:えへへっ おはよっ

〇〇に一人の時間なんてない

趣味はもはや女子との会話なのかもしれない……

[完]


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