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飛鳥の嫁を勝ち取ったのはただのオタクでした

2023年 5月18日

この時僕はオタクという趣味を捨てた

ずっと応援してきていた乃木坂46の1期生 齋藤飛鳥が卒業した

LIVEには2日とも当たり見送る事が出来た

飛鳥に会えるイベントなら全て行った

ミーグリでは良い意味のストーカーと飛鳥から呼ばれていた

陸斗:飛鳥ちゃん可愛いかったな

〇:ホントだよ。ほぼ見えてなかったけど。

陸斗:さくちゃん以上に泣いてなかった?笑

〇:そら、泣くでしょ、会う機会ほぼ無いんだから

陸斗:これからめっちゃ貯金出来るじゃん

〇:使い道ないしなぁ

陸斗:推しまた作れば??

〇:誰よ、

陸斗:俺はかっきーと美月だから2人以外

〇:ん〜どうしよっかなぁ

陸斗:さくちゃんにしたら?あすかの子だし

〇:ありっちゃあり でもそこまで推せないかなぁ

陸斗:すぐ変わるって 明日から仕事だから帰るぞ〜

〇:100万で会ってくれないかな……

陸斗:やめとけ笑

その日から〇〇はテンション低めのやる気ゼロ状態で仕事をこなしていた

その状態が1ヶ月以上も続き〇〇は人格変わったと思われてしまうほどだった

〇:やばい、ほんと無理。

陸斗:誰かが飛鳥ちゃんの旦那になってるかもね

〇:やめろやめろ。立ち直れねぇよ

部長:〇〇〜手紙届いてるぞ〜

〇:え??

陸斗:何したんだよ

〇:え、なんもしてないよ

〇〇はその手紙をあまり気にせず昼休みに見ることにした……が。

陸斗:そういえば手紙なんだった??

〇:あ、見てない

陸斗:なにか大事なヤツだったらやばいぞ??

〇:確かに……ん??乃木坂からだ

陸斗:え??なになになに

〇〇は中の紙が破れないようにそっと開けて文章を見た

そこには見た事ある字が書かれていた

〇:来いって

陸斗:………え??

〇:来いって書いてる 

陸斗:どこに??

〇:何も書いてない。

陸斗:え、こわ。本当に乃木坂から?

〇:うん。ちょっと行ってくる

陸斗:あてあるの??

〇:勘!!

陸斗:あ、お、気をつけていけよ!

〇〇はある店にまっしぐらに走っていった

会社から電車に乗り30分で辿り着いた

店に入るとそこには……

??:遅い 何分待たせんだ

〇:はぁはぁごめん 手紙さっき見た

??:はぁ?!わざわざ送ってやったのに信じられない

〇:ほんとごめんよ、飛鳥ちゃん

飛鳥:ふんっ まぁ、分かっただけ良しとしてあげる

〇:ありがと それでなんで僕を呼んだの?

飛鳥:明日休みだろ?

〇:そうだよ??

飛鳥:飛鳥ちゃんと出かけるぞ

〇:………え??

飛鳥:だから、私と出かけるの

〇:なんで??

飛鳥:何、嫌ならいいけど

〇:いやいや、お供します

飛鳥:よろしい

〇:こんなイベントあったけ

飛鳥:……あ、えっと。そんな事も忘れてたのか

〇:ん〜思い出せないなぁ、それに当たってるなら飛鳥ちゃんの直筆で届くかなぁ

飛鳥:当たったらそういう風に送るって書いてあったぞっ

〇:ん〜まぁいっか 飛鳥ちゃんに会えたし

飛鳥:そうだそうだ もっと喜べ

〇:ふふっ キャラは変わらないんだね

飛鳥:そんなすぐに抜けるか!

〇:ふーん 本性じゃないんだ

飛鳥:なっ。絶対見せないからな

〇:どんな飛鳥ちゃんでも好きだからいいよ

飛鳥:………あっそ じゃあ明日9時ね?

〇:ん??9時?、

飛鳥:そう 仕事より遅いでしょ??

〇:………鬼だ。

飛鳥:はぁ?!飛鳥ちゃんと早く会えるのに鬼ってか?!

〇:ん〜でも絶対お金いっぱいかけただろうし、分かった行くよ

飛鳥:私がパパ活してるみたいじゃん

〇:そんな言葉知ってるの

飛鳥:バカにしてる??

〇:いえ、滅相も

飛鳥:ふんっ じゃあ明日ねっ またね

〇:はいよ

飛鳥はマスクと帽子を被って外に出た

飛鳥は歩きながらあるノートを取り出した

そこに書いてあったのは……

──────────────────

〇:ん、ん〜あっつ。

飛鳥:スゥスゥ……

〇:………え。あ、あす、え。えー!!!!

飛鳥:っるさいなぁ

〇:え、なんでいんの。

飛鳥:なんでって、ここ私の家ですけど、

〇:は、はぁ?!

何故こうなったかは次の機会で……

Fin


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