夢刀に憧れて……
第2章 越えられない壁
史緒里:廉、くん??
廉:………
史緒里:逃げよ、もう無理だよ
美月:でも、廉が!!
史緒里:もう助からないよ!! 私だって助けてあげたいよ、でももう無理だよ。
美月:逃げたって追いつかれるだけだよ!
史緒里:じゃあこのまま殺されるの待つの??
美月:それは、
史緒里:なら逃げよ!
??:また逃げる気??
美月:梅、
美波:また仲間を見捨てて逃げるの??
史緒里:私たちに何が出来るの、一瞬でここまでの被害が出せるんだよ?!
美波:だから?? 桃子はそれでも立ち向かった
仲間を守るために。
美月:………
祐希:今度は私たちが廉くんを守る番だよ
美月:与田、
美波:蓮加は今治療してる
あいつは今ここにいる人達で1番可能性がある
その可能性に賭けようじゃん 私たちの命をさっ
逃げたら何も残らない
美月:……… 分かった、みんな力を貸して。
史緒里:分かったよ。
祐希:うん
美波:よし、いくぞ!!
神:茶番劇を見せられた所で結果は変わらん
殺れっ
??:うぉぉ!!
蓮加:ったく。何してんのよ
廉:ははっ ごめん
蓮加:れんかが居なかったら死んでたよ??
廉:でも来てくれると思ってたから。
蓮加:そ、そう あと5分……皆頑張って
全員刀を抜き、??に立ち向かう
さっきまでの恐怖とは断ち切りただ勝つことだけを考えた
美月:早くて追いつけない……
史緒里:私に任せて武器転送
史緒里の言葉に刀からスナイパーに変化した
美波:遊び始めた……
祐希:私たちだってやる時はやるんだから!!
美月:はぁぁぁ!!
??:ぐぐぐ ふんっ
ことごとく3人の攻撃を交わしまるで子犬を相手にしるかのように刀を捌く
史緒里は速さで標準が定まらず中々打ち込めずにいた
美波:決めに行こ、もう一か八か。
美月:分かった
祐希:地縫紅
??:?!
地面が揺れ??が姿勢を一瞬崩した時
美波:美紅の舞
水が??を囲むように出てきた
触れた途端体が麻痺状態になる
??が身動き取れなくなっている時
史緒里:涙彈!!
無数の水鉄砲のようなものが発射され??に襲いかかる
だがその弾丸はまるで石ころかのように弾き飛ばされた
史緒里:嘘……
??:ぐぐぐぐ ぐぉぉぉ!!
史緒里:やばい、美波!!
美波:え??
美波に刃を振りかざす??に気づかず守る体勢すら入れてない
美波は死を悟った
美月:まだ、諦めるな……私たちはまだ負けてない!!
美波:ふっ、あんたに救われる時が来るなんてね、
強くなったね 美月
美月:もう昔の私じゃない。 奥義 悪魔の契約
その言葉と同時に美月は黒い羽根と角を生やし悪魔に変化した
美月:私の相棒に託すまでは、倒れない!!
神:ふふっ まさかあいつだったとは"5つの力"の1つ悪魔
??:ぐぐぐぐ
美月:はぁ!!
祐希:地傾天下!!美月足場に使って!!
瓦礫を浮かし美月の足場を形成した
美月:ありがとう!!
史緒里:武器転送 刀 ふぅ……美波援護お願い
美波:史緒里!!
??:…………
美月:クソっ当たらない
史緒里:山下!!いくよ!!
美月:久保、 うん!!
2人が連携し始め少しづつ??に余裕が無くなってきていた
神:もう見飽きた……終わりにする なに?!
奈々未:やっと会えたよ…… 絶対ころす
神:神に叶う奴などいない
??:ぐぉぉぉ!!
史緒里:?!
麻衣:狐華一閃!!
??:?!
美月:白石さん?!
麻衣:お待たせっ 遅くなってごめんね??
奈々未:よく頑張ったな 後は任せろ
美波:師匠……
神:特夢か殺れ
??:…………
一瞬にして奈々未に近づき刀同士がぶつかりあった
奈々未:まさか、あんた……
麻衣:どうしたのななみん
奈々未:いや、今懐かしい感じがした。
麻衣:あの操られてる奴が??
奈々未:うん、もしかして。
神:ふんっ!!
奈々未:くっ、やっと戦う気になったか
神:あいつには少し荷が重い様だ この私が始末する
麻衣:本来の目的だからね、いくよ!ななみん!
2人:タッグスキル!!
麻衣:狐!!
奈々未:狼!!
美波:タッグスキル、初めてみた。
美月:なんなの??タッグスキルって
史緒里:2人の強い絆によって生まれるスキルでお互いの使える能力を分け合うことが出来る
祐希:つまり、頭脳と攻撃力の奈々未さんとスピードと防御力の麻衣さんが合わさった
美波:敵無しってこと。使える時間は限られてるし消耗も激しいから短期決戦する気なんだよ
神:神に抗うか…… 来いアヌビス神
奈々未:いくよ、
麻衣:うんっ
廉:ありがとう、治ったよ。
蓮加:はぁはぁ。よかっ、た。
廉:おっと、行ってくるね。皆無事であってくれ。
次回
奈々未、麻衣VS 神 アヌビス神形態