夢刀に憧れて……
第2章 第1話 崩壊
あの件から半年後……
白石:おはよう……さゆりん
松村:おはようございまっちゅんっ! 今日の天気は晴れ
今日も元気に行ってらっしゃいっ
白石:……うん。行ってくるね。さゆりん
白石は何千回も聞いたセリフに返事をして家を出た
絵梨花:今日は繁華街にいこー!!
廉:急にですか、
絵梨花:休憩も必要っ!!
美月:やったー!!
絵梨花:沢山食べてまたやるよ!!
史緒里:はいっ!!
絵梨花:よし!しゅっぱーつ!
深川:あ、廉くん!!
廉:はい??
4人は学校から少し離れた所にある繁華街に向かっていた
美月:私たちどれくらい強くなりました??
絵梨花:ん〜そうだなぁ 多分史緒里、美月は4夢
廉くんは3夢かな
美月:え?!廉の方が上?!
廉:あはは
絵梨花:能力しか見てないから何も言えないけどね?? 総合で見たら前後はされるよ
美月:史緒里負けないように頑張ろ!!
史緒里:うん!!
廉:絵梨花さん
絵梨花:ん??
廉:特夢に上がるには何が必要なんですか??
絵梨花:ふふっ なりたいの??
廉:なりたいと言うより最強になりたいんです
誰も死なせない、守れる人に……
絵梨花:そっかっ。特夢になるには3つ条件がある
1つは覚醒してること
廉:覚醒??
絵梨花:そっ 人には 体力、速さ、攻撃力、防御力
頭脳がある そのうちどれかひとつが覚醒するとまた一段と強くなるよ
廉:なるほど。
絵梨花:2つ目は平均値がsクラスなこと
覚醒したら一つだけしか成長しない、だから残り4つは自力であげる これが一番しんどいかな
そして3つ目夢神と契約すること
廉:夢神??
絵梨花:そっ 先祖代々受け継がれる言わゆる化身ってやつ人それぞれに個性の出た夢神が出てくるからその子と契約する、まぁこれは何かピンチなことがあれば覚ますケースが多いかな
あの子も持ってたでしょ??
廉:……竜
絵梨花:そっ 廉くんの家系は分からないけどねっ
まぁその3つが揃ってやっと特夢10ってとこかなぁ
廉:ははっ、先が遠いですね笑
絵梨花:でしょ?? これでも苦労したんだぁ
みんな苦労してなったんだよ、特夢には。まぁその先もあるけどねっ
廉:え、最後なんて……
美月:廉〜!!たこ焼きあるよー!!
史緒里:はやくはやく!!
廉:あ、今行くー!!
絵梨花:ふふっ 食べすぎないようにねー!
3人:はぁい!!
絵梨花は3人の元を離れ七瀬と合流した
七瀬:珍しいな 3人も見るなんて
絵梨花:史緒里にはライバルが必要だったからねぇ
七瀬:どこまで教えれたん??
絵梨花:え〜それは内緒だよ〜 祐希にはどれくらい教えたの??
七瀬:ならうちも内緒や笑
絵梨花:だよねぇ〜 まぁでもこれくらいのロボ達は倒して欲しいよね
七瀬:まぁな、倒せれるかは度胸があるか、やな
廉:そんなに食べて大丈夫なの??
美月:平気平気〜
史緒里:廉も食べなよ
廉:僕はいいよ なんか嫌な予感するんだ
美月:またまたそんなぁー
史緒里:それにしても先輩達みんなあんまり騒いでないね
廉:今日ってあの入学式から何日??
美月:えーと
史緒里:182日だよ
廉:……半年、ってことは今日が試験の日だ
2人:え??
神:さぁ、やろうか
??:羅剹雷(らくらい)
次の瞬間街中、いや、地球が揺れるほどの威力の雷が街を襲った
廉:なんだ?!
美月:ねぇ、みて、あれ。
史緒里:嘘でしょ、あれが試験なの……
廉:………
誰もが絶句するほどの無数の円ができていた
そこから雷が落ちるのだと誰でも悟ることが出来た
落ちた所は街並みの気配すら一欠片もなかった
七瀬:あんなん聞いてないで、
絵梨花:もしかして、きたの、ここに神が……
七瀬:特夢全員に連絡入れるわ! いくちゃんはみんなの安全を、
次の瞬間悪魔が降り注いだ……
何も聴こえない、何も無い、どれだけ叫んでも羅剹雷の音に掻き消され気がついた時にはもう何も残っては居なかった
七瀬:………クソッ何で今やねん!!
絵梨花:皆………
七瀬:生き残ってるやつなんておらんやろ。
絵梨花:分からないよ!!諦めるのははやいよ!
七瀬:だって、うちらでさえ、危なかったのに。
もう希望は持たん方がいい。
絵梨花:くっ……
神:珍しく全壊させたね
しかしビックリだな 彼の攻撃を止める奴がいるなんて
廉:はぁはぁ……
美月:廉?!大丈夫?!
廉:うん、はぁはぁ。
??:………
史緒里:あ、あ。
美月:史緒里?!しっかりして!!
史緒里:こ、こんなの勝ってこないよ……
神:今度こそはしくじるなよ
??:う、うぐぐぐ……
廉:早くにげ、
その瞬間美月から廉の姿が消え衝突音が響き渡った
美月:れ、廉!!
続く……