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推し活のし過ぎで家から追い出された後……

何時からだろうか、こんなに好きになってしまったのは……

何時からだろうか、全て制覇したいと思ってしまったのは……

今はもう何考えても遅い、悔いが残る  

残されたのは最強になったアプリのゲームのみ

バイト代は全て推しに貢ぎ、家に何も入れなくなり親が激怒、そして家を追い出されてから1時間後の出来事

行くあてもなく途方に歩いていると着いた先は乃木坂46の本社だった

〇:やべ、ここに居たら絶対捕まる

でも雨がな、ちょっと雨宿りさせてもらうか

入口前に座り込み雨が止むのを待っていると次第に眠気が襲ってきた

??:〇〇君?? 〇〇君だよね??

〇:あ、え……

??:何しとうと??

〇:与田ちゃん、いや、ちょっと雨宿りに……

与田:嘘、絶対何か隠してる

服もびしょびしょやけん 一旦入ろ?? 

〇:うん、ありがとう

与田が事務所に説明して特別に中へ入れてもらい髪を乾かしていた

与田:なんで来んとこに来てたの??

〇:いや、言えないよ、情けなすぎて……

与田:何も怒らないから教えて??

〇:…………実は

与田:え??  何してんの

〇:だから言ったじゃんか

与田:でも、それって祐希が可愛すぎるからだよね??

〇:あ、ん?? え??

祐希:なら祐希が責任とるっちゃっ 

はいっ 先乾かして

〇:あ、分かった。

疑問が思い浮かびながら頭を乾かし服も暖房のおかげで乾いてきてそうだ

祐希:はいっ とりあえずここに来て  祐希は先に帰ってるから  じゃっ

〇:あ、え?? 

置いてけぼりにされ30分後ようやく服も乾いて雨もあがりとりあえず指定された場所へ歩いて向かった

歩くこと2時間ほどようやくたどり着いた

そこは至って普通のマンション 

505号室に与田と書いた札があった

そこにインターホンを押すと……

祐希:あ、きたきた もしかして歩いてきたの??

〇:うん、 お金ないし

祐希:もうそれなら言ってよ 何かあったかと思ったし〜 とりあえず入って入って

〇:あ、お邪魔します

祐希:ご飯出来てるから手洗ってきて〜

〇:え、どういう事??

祐希:言ったやん 祐希が責任取るってだから今日から住んでいいよ??

〇:…………ん?? え??理解できない

そんな事してバレたらどうするのよ

祐希:親戚の弟って言えばいいじゃん 家も何もないのに逆に外で生活するの??

初期からのファンだから信用もしてるしファンだから放っておけないの

〇:ごめん、ありがとう

祐希:ちゃんと働いてお金貯めて親御さんの所に帰ること分かった??  バイト代は携帯代だけそれ以外は祐希がだすから

〇:ごめん……情けない。

祐希:応援してくれるのは嬉しいけど自分も幸せにならないとダメだよ??

お互い幸せになれるような推し活にしないとねっ

〇:うん、分かった

祐希:よし、話しは終わり!! ご飯食べて服買うよ!!

〇:ご飯ってこれ??

祐希:馬刺しと納豆とご飯  明日からちゃんと作るっちゃ 材料ないし……

〇:言ってた通りなんだね笑  

祐希:嘘つかないもんっ 

2人:頂きます!!

夢にも見た推しと向かいあわせでご飯 

食べてる姿を見るだけでも愛おしく思えた

一時期はどうなるかと思ったが逆に良かったとまで思えるほど幸せな時間が続いた

祐希:ん??どうしたの??

〇:いや、こんなリアイベなんて無いよなって

祐希:ふふふっ 確かに笑  貴重な時間だねっ

そういえば犬大丈夫??

〇:ん??そういえば、どこにいるの??

祐希:今はあっちの部屋 かまってちゃんだから

〇〇も構ってあげて

〇:犬好きだから全然大丈夫だよ 

祐希:ほんと??良かったぁ〜 人懐っこいから安心して

でも犬ばっかりじゃなくて祐希にも構ってね??

〇:かはっ

祐希:あ、〇〇くん?!




〇:…………

祐希:あ、大丈夫??

〇:うん、ん?? ひ、膝枕?!

祐希:ソファーだとしんどいかなって どう??

〇:あ、あ…… 

祐希:鼻血でてるよ!! ティッシュ取ってくるね!!

〇:…………身体持つのか。あー!!垂れたー!!




祐希:ふぅ、落ち着いた??

〇:うん、普通にしててね?? 命持たないから

祐希:分かったっ!! じゃあお風呂入ってくるから

欲しい服探していて

〇:分かったっ 行ってらっしゃい〜

祐希:いってきまーす

服探しをしてると時間を忘れて気づくと1時間ほど経過していた

だがまだ一向に上がってくる素振りもなく〇〇は祐希の愛犬と戯れていた

〇:よしよし、可愛いな

祐希:ふわぁ〜上がったよー

〇:おかえり〜  

祐希:え、もうそんなに仲良くなったの??

〇:うん、可愛いね

祐希:え、祐希のこと??

〇:それは当たり前

祐希:えへへっ 〇〇〜

〇:ダメダメ!! 耐性ついてないから

祐希:え〜いいじゃーん  ぎゅーぐらい

〇:お風呂借りる!!

祐希:行ってらっしゃい〜

〇:…………落ち着かねぇ。あ、やば。また鼻血でた

30分ほどして〇〇も風呂から上がりこれからの〇〇の日用品などを買っていた

祐希:こんなけあればとりあえずは大丈夫だね

〇:ありがとう 

祐希:いいのいいの ベット1つしかないから一緒に寝る??

〇:いやいやいや ソファー借りるよ

祐希:え〜良いじゃん いつも1人やから寂しいし祐希のためと思って、ね??

〇:…………

祐希:推しと一緒に寝れるんだぞ〜

〇:ほんと悪い人だな、

祐希:寝よ??  おやすみっ

〇:おやすみ 祐希 今日はありがとうね

祐希:スゥスゥ……

〇:はや。 警戒心ゼロだな、ほんと可愛いな、弟さんが羨ましいよ。

〇〇は寝れるはずもなく7時間ずっと祐希の寝顔を眺めていた

翌朝親から連絡が入り家に帰ることになってしまった

祐希:そっかぁ ならまた来ていいよ??

〇:え??

祐希:従兄弟の弟って事でっね??

〇:ほんとにいいの??

祐希:うんっ  これ連絡先絶対誰にも見せちゃダメだからね?? 祐希と〇〇だけの秘密

〇:……分かった じゃあまたねっ

祐希:うんっ  〇〇っ

〇:ん??

祐希:…………好いとうよっ

〇:だから、

祐希:あっ 〇〇〜!!

結局帰るのは昼からになってしまった……

Fin





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