推し変しようとしたら推しメンに捕まりました
真夏の全国ツアー2023 神宮公演 2日目
〇〇は幼なじみの唯斗と訪れていた
〇:おぉ、多いなあ
唯斗:やっぱりエース達のタオルは多いなぁ
〇:蓮加も毎年増えてるっぽいしね
唯斗:あんな憎たらしいやつのどこがいいんだか笑
〇:まぁ、俺らにしか分からないからな笑
唯斗:タオル誰買う?? まぁ蓮加は買わないとな
〇:だね、後はくぼしかな
唯斗:え、推し変すんの??
〇:いやぁ、もう最近可愛くてさ、沼にハマってね笑
唯斗:まぁ、可愛いけどさ
〇:唯斗だって蓮加じゃなくてかっきーじゃん
唯斗:かっきーはやばい、あの笑顔にどれだけ救われてきたか……
〇:いい笑顔するもんね
唯斗:そうよ、生写真も買いたいんだけどなぁ、誰か寝坊するしなぁ
〇:ごめんてネットで買ってやるからさ笑
唯斗:自引きに意味があるんだよ!!
〇:アラーム鳴らすの忘れてた笑
唯斗:どうせ蓮加と電話してたんだろ??
〇:あ、あはは
唯斗:かっきーから直筆書いてもらお
〇:それは無しでしょ
唯斗:冗談だよ冗談
〇:絶対嘘だな
そんな雑談を交えながらLIVEグッズを買い占め会場に入った
毎年見る光景ではあるが場所が違うため毎回広さに驚かされる
今年の席はかなりメンバーから近い距離だった
唯斗:今年は当たりだな
〇:絶対レス貰う
唯斗:ほんとだよ。これが勝負…楽しもうぜっ
LIVEが始まり2人は早速最骨頂に達し猛烈に叫び、コールをした
誰かが怒っているとも知らずに……
唯斗:うわぁ最高だったな
〇:うん。やばかった……レスめっちゃ貰えた、見た?! 指さしよ?!
唯斗:俺もくれたわ!!与田ちゃんから指ハート……
あぁ〜幸せ〜
〇:てか、なんか蓮加めっちゃ指さしてなかった??
唯斗:………そういえばさ俺ら蓮加のタオルあげた??
〇:………あっ
唯斗:いや、そんな訳ないよな。まさかな
〇:……電話きた。
唯斗:俺知らない。
〇:いや、唯斗も来てくれよ
唯斗:やだよ 何されるか分からないんだから
〇:うわぁ きつ
〇〇は渋々に電話に出ると普通の態度で裏に来て欲しいと言われた
何か渡したい物があるのだそう
2人は少しほっとした気持ちで管理人さんに説明して裏に入った
そこに待ってたのはアンコール時の衣装で蓮加がたって待っていた
〇:蓮加お疲れ〜
蓮加:おつ〜 唯斗もいたんだ
唯斗:隣にずっと居ましたけど
蓮加:あれ??ほんと?? ごめんごめんっ
〇:それでどうしたの??
蓮加:君たちさぁ誰のタオル持ってたの??
唯斗:これには理由があってさ〇〇がちゃんと説明してくれるからさ
蓮加:あんたに聞いてない
唯斗:………いくらなんでも傷つくぞ。
〇:ちゃんと買ったんだけどさ他の推しメンのタオルで忘れててさ、
蓮加:ん??他の推しメン??
〇:あっ、いや
蓮加:何推し変してた訳??
私に言わずに?!
〇:いや、それはごめん、だけどさ僕らも乃木坂のファンだから他の推しが出来たって……
蓮加:もう知らない!!
〇:あ、蓮加!!
史緒里:あ、蓮加もういいの??
蓮加:もういいっ あんなやつ知らない
唯斗:あーあ
〇:蓮加……
その後あまり会話することなく2人は解散し〇〇は帰宅した
〇:はぁ……やらかしたなぁ
部屋中蓮加のポスター生写真等がかざってある
そして小さ頃の写真もデカく飾ってあった
〇:連絡してもなぁ、疲れてるだろうしなぁ
とりあえず風呂入るかっ
洗濯物も取りいえ風呂に入り洗面所から出るとそこには人影が見えた
〇:あ、蓮加……
蓮加は無言で立ち上がり〇〇のそばに近づいた
蓮加:………好き
〇:………ん??今好きって……
蓮加:言った
〇:え、でも、お。
蓮加は〇〇に抱きつき口を開けた
蓮加:〇〇は蓮加の彼氏がいい ずっと好きだったの
〇:そう言われても、付き合ったらまずいんじゃ……
蓮加:別にカップルらしいことしたい訳じゃないし、蓮加達にはゲームがあるし
〇:まぁね??でも別にそれなら付き合わなくても、
蓮加:何、嫌なの??
〇:いやいやそんな事ないよ??
でもさ実際久保ちゃんの事可愛いと思ったし
蓮加:でも1番は蓮加なんでしょ??
〇:そうだよ?? 蓮加が一番可愛い
蓮加:………へへへっ なら付き合お??
〇:まぁ、良いけど、バレたら知らないよ??
蓮加:別にそんなことしないし。
〇:これはいいの??
蓮加:ノーカン
〇:ふふっ そっか
蓮加:付き合ったから言うけどもう推すのは私だけだよ??
〇:………
蓮加:なに、不満なわけ?
〇:いや、でもミーグリも??
蓮加:なし
〇:グッズも??
蓮加:なし
〇:LIVEグッズ
蓮加:なし
〇:はい。
こうして半束縛状態で付き合う??こととなった2人
その後のリアルミーグリは蓮加の乃木坂の状況を知るために3期生全員に応募して訪れていた
〇:あ、史緒里さん
史緒里:やっほーー蓮加の事聞きたいの??
〇:そうそう
史緒里:蓮加はね、ずっと〇〇君のこと言ってるよ??
今の私でも大丈夫かなとか嫌いにならないかなとか
〇:ふふっ そうなんですか??
史緒里:3期生ではやっぱり末っ子だから甘えると思ったでしょ??
〇:はい
史緒里:そんなことなくて私達の方が甘えてる方が多いんだよねぇ だから〇〇君と居る時は甘えさせてあげて
〇:はいっ!!
史緒里:あ、後可愛いって言ってくれてありがとねっ 2人の恋応援してるからっ!!
〇:あ、ありがとうございます!!
やっぱりあの笑顔可愛いって……
後日2人はゲームの電話チャットで会話をしていた
〇:お疲れー
蓮加:おい、聞いたぞ 3期生史緒里の所だけ2回行ったらしいな
〇:あ、いや蓮加の事よく知ってるかなって、たまたま、ね??
蓮加:いや、嬉しそうに私に言ってきてくれたよ??
沢山褒めてくれたって、どういうことかな??
〇:いや、1回は伝えておきたくてさ、
蓮加:1回も2回も一緒や!!
〇:はい!すみませんでした!!
蓮加:明日家いてろ 分かったな??
〇:あ、はい。
翌日蓮加は午前10時頃家に訪れた
蓮加:うぅぅぅ……さっむ。
〇:もう冬だもんね
蓮加:ちょっと部屋着に着替えるから洗面所借りる
〇:はいよ
蓮加:覗いたら許さないからな??
〇:しません
蓮加は怪しむように洗面所に入り着替えを始めた
そして15分後出てきたのだが、
蓮加:じゃーーん
〇:え、プフっ ゴホゴホッ 何してんの
蓮加:蓮加サンタ……
〇:………めっちゃ似合ってるよ。
蓮加:今日は蓮加サンタだから私の言うことは絶対ね??
〇:え??普通逆じゃないの??
蓮加:何言ってんの、あんたトナカイ
〇:あ、そっちですか。分かりました
蓮加:じゃあまずひ、膝枕しろ//
〇:はい、蓮加サンタさん
蓮加:………く、苦しゅうない。
〇:ふふふっ 素直に甘えればいいのに
蓮加:なんだ、サンタさんに歯向かうのか
頭、撫でろ//
〇:ふふっ はいはい 可愛いんだから
蓮加:………///
素直に甘えられない蓮加だった
このあともその衣装のままずっと一日を過ごし〇〇に色んなお願いを頼んだとか頼んでないとか、
それを知るのは2人だけの秘密らしい……
そしてこの日から〇〇は全く他のメンバーに見向きもせず蓮加だけを応援していたのだとか。
蓮加:ふふっ 私の勝ち〜
貴方はこの魔術に抵抗できますか??
[完]
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