恋を知った新御三家 飛鳥編
〇:飛鳥今日一緒に買いに行こうよ
飛鳥:なんで私も行かなきゃなんないの
〇:新しい本買ってあげようかなって
飛鳥:何冊
〇:え、2??
飛鳥:やだ
〇:じゃあ3で……
飛鳥:仕方ない 付きやってやる
〇:ありがとうございます
飛鳥:なんなら5でもいいけど
〇:お金ない
飛鳥:嘘つけ
その後の飛鳥は少し機嫌が良いようにもみえた
お昼になりいつもの食堂へと向かう
さくら:こっちこっち〜
〇:お疲れー
遥香:おつ〜 ねぇ今日放課後遊びに行かない??
〇:あ〜今日はちょっと
遥香:最近そればっかじゃーん つれないな〜
さくら:そうだっそうだっ
〇:仕方ないじゃん 忙しいんだから
遥香:もしかしてあの3人と上手くいってるの??
〇:別に上手くって訳じゃないけど仲良くさせてもらってるよ
遥香:ふーん 仲良くね〜
さくら:だから彼女出来ないんだよ
〇:麻衣姉の許可が降りればね、
二人:姉恐ろしくブラコン
〇:2人もずっと一緒じゃん 彼氏作ったらいいのに
遥香:いい人が居ないんですぅー
さくら:そうそう、理想ってのがあるの
〇:高いだけじゃないの
二人:ん??
〇:なんでもありません
美月:ねぇ、あすかりんご飯一緒に食べよ
飛鳥:あすかりん??
美月:私が考えたあだ名良いでしょ??
飛鳥:ダサ
美月:え〜いいじゃん〜あすかりーん
飛鳥:変なテンションで来るなぁ〜!!
美波:あの2人相性いいかもね
史緒里:え〜どうなんだろ 飛鳥ちゃん嫌がってるようにしか見えないけど、
美波:笑ってるから大丈夫でしょ
美月:うわ!美味しそう〜 自分で作ってるの?!
飛鳥:そうだけど
美月:1口ちょうだーい
飛鳥:は、無理無理 あ〜!!!
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〇:何拗ねてんの
飛鳥:別にっ
〇:ほほ膨らましてるじゃん
飛鳥:ふんっ
〇:え〜どうしたのよ
飛鳥:ムカつく 終わったらすぐ買いに行くぞ
〇:分かった
授業が終わり2人は少し離れた本屋へと向かった
〇:ここは??
飛鳥:私がバイトしてるとこ
店員:あら、飛鳥ちゃんいらっしゃい 今日は何にする?? 彼氏さん??
飛鳥:違うよ レジ待ってるよ
店員:あ、ごめんなさーい
〇:結構でかいね
飛鳥:意外とね
〇:すぐ見つけられそう??
飛鳥:わかんない あそこで待ってて
〇:分かった 終わったら声かけて
飛鳥:ん。
〇〇は机と椅子があるところに座りパソコンを立ち上げた
飛鳥は2冊まで決まっていたがあと1冊が見つからなかった
30分、1時間、1時間半と過ぎていく中飛鳥が戻ってくる気配すらなかった
〇〇もマネージャーの仕事が終わり飛鳥を探しに行くと
飛鳥:ん〜!!取れない、あっ
〇:これ?? どうぞ
飛鳥:………ありがと。
〇:どう??見つかった??
飛鳥:〇〇本読むの
〇:読むのは読むけどスマホとかで読むかな いつもパソコン持ち歩いてるから
飛鳥:オススメあるのか
〇:あるよ??
飛鳥:………教えろ
〇:あるかなぁ ちょっと待ってね??
飛鳥:………待て。
〇:ん??どうしたの??
飛鳥:降りれない、手伝え
〇:ふふ いいよ 怖かったら呼べば良かったのに
飛鳥:うるさい!! 早く探すぞ
〇:素直じゃないなぁ
本屋で調べると残り1冊だった
〇:あったあった 結構人気なんだね
飛鳥:ふーん これにする
〇:よし、じゃあレジに行ってくるよ
店員:ありがとうございました〜
〇:はい 遅くなってごめんね?
飛鳥:ゆ、許してやる へへへっ
〇:じゃあまた明日ね
飛鳥:……あ、ありがとな 買ってくれて。
〇:うんっ また読んだら感想教えてね
飛鳥:仕方ない、教えてやる
〇:ふふっ またね
飛鳥:えへへ 何から読もうかなぁ〜
それから月日は流れ夏休みに入ろうとしていた
美月:来たぁ!!夏休み!!ねぇ、みんなでどっか行こうよ!!
美波:どこ行くの
美月:そりゃもちろん 海しかないでしょ!!
さくとかっきーも誘ってさ!!
飛鳥:暑いしやだ
美波:なら川にしようよ BBQもできるし
史緒里:うわ、めっちゃいいじゃん!!賛成!
美月:ありあり、2人に聞いてくる!!
〇:え、僕も??
美波:当然 予定が無ければね
〇:わ、分かった。
史緒里:飛鳥はどうする??
飛鳥:………いく、お肉食べたいし
史緒里:よし!決まり!!
美月:連れてきたー!!
美波:よし、じゃあ計画立てるよ!!
全員:おぉー!!
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麻衣:いいよ 行ってきな〜 仕事入っても一人で行くし
〇:一応入ってないから大丈夫だとは思うけど
麻衣:青春してきな 大学卒業したら〇〇は私のモノに……
〇:いや、ならないから
麻衣:え〜〇〇〜お願い〜
〇:やだだってばー!!
次回 夏休み編 START
遂に美月に話したことが全員にバレてしまう
〇〇の秘密とは……
続く
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