弟になった子が私のファンなのでもっと惚れさせてみた
美月:家ついたぁ〜 ん??誰だろ
もしもし?? うん、え、そうなの?!うん、うん
え、明日?! まぁ、午前なら空いてるけど、分かった、じゃあ待ってるね うん おやすみ
お母さんが再婚かぁ〜、しかも男の子弟かなぁお兄ちゃんかなぁ〜 楽しみっ
翌日美月は早起きして新しい家族の2人を招く準備をしていた
午前10時頃チャイムがなりマンションの鍵を開けた
見た目からすると180はあり、お兄ちゃんだと思い込んでいた
母:私の娘の山下美月です
美月:初めまして乃木坂46の山下美月です
父:これはこれは、山下智晴です こちらが息子の〇〇です
〇:あ、お、おはようございます。〇〇です。
父:もうこんにちはでいいよ笑 お姉ちゃんができるから緊張してるのか??
母:無理もないわよ 気軽に頼っていいからね??
美月:よろしくね??〇〇っ
〇:あ、よ、よろしく。お願い、します。
美月:ここじゃあれなんで上がってください
父:お邪魔します
母:ちゃんと片付けてる??
美月:ちゃんとしてますぅ〜
母:飲み物ある??
美月:お水あるよー
母:頂くわねっ
美月:はーい
父:うわぁ 綺麗なお部屋だ
美月:ありがとうございますっ ねぇ、〇〇君
〇:あ、はい。
美月:今何歳??
〇:16です。
美月:え、9個下かぁ。ふふっ私のファンだからそんな緊張してるの??
〇:え?!
美月:ミーグリ来てくれてるでしょ?? お父さんには内緒でって
〇:覚えてくれてたんですか。
美月:うんっ だって私一途なんでしょ??
〇:……はい。ずっと。
美月:嬉しいから覚えちゃったっ これからは美月お姉ちゃんって呼んでいいからね?? この事は内緒にしてあげるからっ
〇:あ、うん。分かりました。
美月:呼んでみて??美月お姉ちゃんって
〇:……美月、お姉ちゃん。
美月:可愛い〜 あっそれに敬語もなしだからね??
家族なんだからっ 分かった??
〇:わ、分かった。
美月:よしっ じゃあいこ??
〇:うんっ
美月は〇〇の左手を取りリビングに向かった
少し照れている〇〇を見て美月は溺愛してしまうほど可愛くて仕方がなかった
母:あら、何話してたの??
美月:姉弟になるから色々聞いてたの
母:あらっ いいじゃない
父:〇〇も良かったな こんな綺麗なお姉ちゃんが出来て
〇:う、うん。
母:もう手繋いじゃって
美月:家族なんだからいいじゃーん
父:ありがとう、美月ちゃん、受け入れてくれて。
美月:いやいやそんな、母をよろしくお願いします
父:あぁ、一生幸せにするよ
母:もうあなたったら……
〇:ねぇ、美月お姉ちゃん
美月:ん??どうしたの??
〇:もう手離していい?? 恥ずかしい。
美月:ふふっいいよっ
母:あ、そういえば〇〇君の高校ってここから近いんじゃない??
〇:徒歩で五分くらいの所にあります。
美月:え、でもあそこめっちゃ賢い所じゃん
〇:うん、一応定期テスト400は取ってるよ
美月:すごっ
母:〇〇君と一緒に住む気はある??
もちろん今すぐとは言わないけど私たちからの家だと1時間以上はかかるのよ
美月:それは大変、でもほとんど帰り遅いからなぁ
母:バイトもこの近くだから親としたら心配なのよ
美月:んーなら一緒に住む??
〇:え……
父:大丈夫かい?? 仕事の支障とか出ないかい?
美月:全然っ 弟がいるならもっと頑張れますっ
母:じゃあお願いしようかしら、生活費とかは送るから
美月:いいのいいの 私がだすよ それなりに稼いでるから
父:すまない、何から何まで
美月:いえいえっ 〇〇もそれでいい??
〇:う、うん。
母:ほんと??助かるわぁ 美月がいるなら安心ね
父:あぁ。
母:じゃあ来週からお願いね??
美月:了解っ
〇:美月お姉ちゃん、ありがとう
美月:う、うんっ いいよ//
正式に家族になりそして〇〇が家にやってきた
〇:お邪魔します
美月:ただいまっ でしょ??
〇:ただいま、
美月:よしっ おかえり 〇〇
部屋ここ使っていいから
〇:え、これ全部買ってくれたの?!
部屋にはベット、机、pc、四季の服まで揃えられていた
美月:お姉ちゃんだからちょっと頑張っちゃったっ
〇:ありがとう〜美月姉〜!!
美月:うお、うふふ どういたしましてっ
〇:あ、ご、ごめん!!急に抱きついて
美月:ううん??良いんだよ?? ギューってしてもいいんだよ??
〇:…………ぎゅーー
美月:声に出さなくても笑
〇:あ、う、うん//
苦しくないように力を加減してくれてるだけでも愛おしく感じ弟ではなく息子のように可愛がっていた
美月:ご飯出来たよー
〇:はーい うわ、美味しそう〜
美月:ふふっ 食べよっか
2人:頂きます!!
美月は〇〇が食べているところを見つめて感想を待っていた
美月:どう??おいし??
〇:うん!! 凄く美味しい!!
美月:良かったぁ〜 おかわりあるから沢山食べていいよ??
〇:うん!!
食事の際、会話が途切れることなく、お互いの現状報告や〇〇が美月を好きになった理由などを聞いていた
2人:ご馳走様でしたっ
〇:僕洗い物するから座ってていいよ??
美月:ほんと?? じゃあお言葉に甘えてお願いしちゃおっかな
〇:うんっ 任せて!
手際よく台所に運びお皿を洗っている〇〇を美月はその姿を眺めていた
突然美月は立ち上がり〇〇に抱きついた
〇:あれ、美月姉??
美月:このまま居ていい??
〇:うん。いいよ
美月:ありがと
美月は〇〇の背中にうずくまり鼻をすすっていた
〇〇は何も言わずに洗い物を続けた
全部洗い終わると〇〇は美月に話しかけた
〇:ねぇ、美月ねぇ
美月:どうしたの??
〇:僕も美月ねぇに沢山頼るから美月ねぇも僕に沢山頼ってね?? 力になるから、何時でも味方だよ??
美月:…………ふふっ 弟のくせに生意気っ
〇:だって大好きな人なんだもん 幸せになって欲しい
美月:…………ありがと。はぁ、よしっ〇〇
〇:ん??
美月:一緒にお風呂入る??
〇:…………え。
美月:何にやけてんのっ 冗談冗談っ 先入るねー
〇:あ、良かった。
美月:でも、そのうちっね??
〇:えっ
美月:いってきまーす
〇:そのうち……嫌々!!無理だ。命が持たない。
1時間後〇〇もお風呂に入りリビングに行くと……
〇:美月姉?!
美月:え、どうしたの??
〇:下は?!
美月:履いてるよ??
〇:短すぎるよ、目のやり場に困る。
美月:ほんと?? じゃあこれからも着るね??
〇:そういう事じゃなくてー!!
美月への耐性はまだまだ先になるだろう……
美月:まずは一緒に寝ることから始めるべし、なるほど。
続く??