あすやまとクリスマスを過ごしちゃった
「この度推しメン2人とクリスマスを過ごそう イベントにご応募頂きありがとうございます
重なる厳選の中ご当選しましたことを報告致します
封筒に入ってる紙をご記入頂き返送して頂けると幸いです
日時は12月24日となっております」
〇:………嘘だろ。ちょ、やばいやばい!!
夢じゃないよな。いたっ、夢じゃない……
遂にこの時が来た!! あ、部屋掃除しないと!!
毎年5人にしか当たらない 神イベント
グッズを5万円分購入した人が応募出来る
毎年70万人近くが応募される中2年目にして当選した
〇〇は推しメン2人の名前を記入しポストに入れた
掃除やグッズなどを整理し家の中を2日間かけて綺麗にした
そして12月24日午後12時インターホンが鳴った
〇:ふぅ。はぁい
美月:こんにちは〜 お邪魔しまーす
飛鳥:お邪魔します
〇:ど、どうぞ。
美月:おー清潔だねぇ
飛鳥:掃除した感満載だな
〇:あ、バレました??笑
美月:もうせっかく私達の為に綺麗にしてくれたんですから
飛鳥:まぁ、確かに
美月:山下美月ですっ よろしくねって知ってるか
〇:はい笑
飛鳥:私が1番よね??
〇:あ、
美月:いや、私だよね?!
〇:いや、飛鳥さんですね。
飛鳥:へへへ ほら見ろ〜
美月:え〜親戚なのに〜
〇:親戚だから親近感あるのよ
飛鳥:全然似てないのにね
〇:不思議ですよね笑
飛鳥:てか、なんで山を選んだの??
〇:選んでませんよ
美月:梅だったんですけど都合上無理になって私が来ましたっ
飛鳥:私も梅が良かった
〇:いや、ほんとですよ。
美月:え?!飛鳥さんまで?!酷いなぁ拗ねちゃうぞっ
飛鳥:あ、これ持ってるんだ
〇:相当つぎ込みましたからね笑
飛鳥:ふふっ やるじゃん
美月:なんだよ、美月だってさっ忙しいのにさっ
〇〇が寂しがるかなって思ったのにさ
あ、ヨギボーだぁ……
飛鳥:あ、そういえば山は、寝てるし。
〇:昨日届いてまだ使ってないのに……
日々の疲れからか美月はほんの数秒で爆睡していた
飛鳥:はぁ、それで何したいの??
〇:え、なんでもしてくれるんですか
飛鳥:何でもって訳じゃないけど出来る限りならね
〇:じゃあ1日彼女になってください
飛鳥:………え〜いいよ
〇:あ、いいんですか
飛鳥:うん、慣れた
〇:あ、じゃあお願いします
飛鳥:チキンとかケーキは頼んだ??
〇:いや、飛鳥さんのおすすめの所にしようと思って
飛鳥:ふふっ 敬語無しでいいよ
〇:あ、分かった。
飛鳥:じゃあ私が決めるよ??
〇:うん、お願い
飛鳥:はぁい
美月:はっ しまった!!寝てしまってた!!
〇:あ、起きたの
飛鳥:ずっと寝てても良かったのに
美月:え、なんでそんな冷たいの
飛鳥:うるさいし
〇:いつでも会えるし別に特別感無い
美月:はぁ、あのね、このイベント発案したの誰だと思ってるの
〇:え、美月なの??
美月:そうだよ??それに〇〇当ててあげたんだから感謝しなさいよ
〇:美月……おいで
美月:もお分かってるんだからぁ〜 あはははは!!こしょばいって!!
〇:ほんと楽しいわ、美月おちょくるの笑
美月:はぁはぁほんと、やめてよね
〇:はいはい笑
飛鳥:あ、〇〇これどう??
〇:あ、良さそう 美月もこれでいい?
美月:ん??なんでもいいよ〜 てか私のグッズ少なくない?!
〇:いや、多いでしょ笑
美月:1個しかないじゃん!! もう知らない!!
〇:多分すぐ戻ってきますよ笑
飛鳥:ん??
美月:〇〇〜!!やっぱり私の事大好きじゃんかぁ〜ほんと照れ屋さんなんだから〜
〇:ほらね笑
飛鳥:あの部屋に飾ってるのか笑
美月:もう好きっ
〇:分かったから離れて
美月:やぁだぁ
飛鳥:私の〇〇なんだから離れてっ!!
美月:えっ、もしかして、浮気?!
〇:いや、もうつっこむの疲れた。
美月:え〜漫才しようよー
飛鳥:ちょっといい加減離れて
美月:え、はい。
飛鳥:ムスッ
〇:……可愛い。
美月:まぁ1日だけだしねっ今日が終われば〇〇とえへへっ
〇:アイドルだろ
美月:あ、確かに
〇:飛鳥ちゃん大変だね
飛鳥:いや、もうホントそう
美月:あ、ゲームしようよ!
〇:ホント切りかえ早いな、飛鳥ちゃん頼み終わった??
飛鳥:終わったよっ
美月:よしっ じゃあ負けた人は1位の人の言うことを聞くってことでっ
〇:絶対勝つ……
〇〇は全力で挑むもあまりの2人の弱さに……
〇:え、全力??
美月:勝てないー
飛鳥:負けたぁ 何がいい?
〇:え、じゃあ心打たれるようなセリフで
飛鳥:ハードルきつ
美月:じゃあ私から!! 〇〇夢の中でもずっと一緒だよっ
〇:うわ、寒気した
美月:なんでよ!!
飛鳥:ごほんっ 〇〇っ飛鳥ちゃんをお嫁さんに貰ってくれないとやだぞっ
〇:あ……あ。やばい、、
美月:〇〇?!
飛鳥:本気出しちゃったっ
幸せな日々もあっという間に終わり次の日になると大きな穴が空いたような感覚に襲われた
だがそんな感覚はすぐに解消された
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飛鳥:おいっ 起きろ!!朝だぞっ
〇:ふわぁ 飛鳥おはよっ
飛鳥:おはよっ 彼氏君っ
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美月:私の〇〇がぁぁぁ!!!
美波:行きたかったなぁ〜
【完】