ニートになった僕を拾ってくれたのは推しメンでした
友達:なぁ一緒に企業しないか??
〇:企業??
友達:そう!〇〇の知恵と俺の説得力なら間違いなく何でも売れる!!
〇:そんな簡単に出来る金額じゃないと思うよ??
友達:俺が貯めた300万、〇〇はいくらある??
〇:えーと、1000万
友達:え??なんでそんな持ってんの
〇:副業とかで、
友達:なら絶対大丈夫じゃん!!
付き合いが長かったから信用した
金銭面は全て任せ〇〇は企業を立ち上げるための準備をしていた
だがある日友達は姿を消した
連絡もつかずお金だけを持って……
会社も辞めて貯金も無くなり自己破産するしかなく家も全て失った
それから半年が経った……
〇:朝か、働くか、
自転車に寝所から半径5キロを拠点として活動していた
〇:そろそろ洗濯とか風呂入りたいな、汗ふきシートだけじゃきつい
男:お、〇〇くんじゃん 久しぶり〜
〇:あ、お久しぶりです ここから離れてたんですか??
男:そうそう 穴場見つけてねっ
〇:お、それはいいですね
男:今度教えるよ 今日はゆっくり休む
〇:はい ではっ よし、やるかっ
飛鳥:ん〜!! いい天気っ たまには散歩しよかな
〇:ふぅ 疲れた
〇、飛鳥:水のもっ
飛鳥:あ、
〇:あ、え、飛鳥ちゃん?!
飛鳥:どなたですか??
〇:あ、ごめん 気づかないよね 〇〇
飛鳥:………え?? 何してるの??
〇:実はさ……
飛鳥:だからミーグリにも来なくなったのか
〇:ごめん、情けないよね
飛鳥:………これでとりあえず風呂入ってこい
臭う
〇:………分かってるけど傷つくな、え??いいの??
飛鳥:いいから!!近くに銭湯あるでしょ?? そこ行っといで
〇:あ、ありがとう
飛鳥:昔助けてくれたから…
〇:え??なんて??
飛鳥:何でもない!! ほら!行っといで!
〇:分かった!!
自転車に乗り5分ほどで着く銭湯に到着した
頭、体を3回ずつ洗い 久々の風呂に感動していた
〇:大分匂い取れたかな、
飛鳥:これ、服
〇:え、僕に??
飛鳥:そう 着替えてとりあえずここに来て
〇:え、ここって 本社じゃん
飛鳥:悪いことした訳じゃないのにそんな生活するのは放っておけないの
〇:………ありがとう飛鳥ちゃん
飛鳥:あ、ちょ、泣くなっ
〇:ありがとう。
〇〇は買ってもらった服に着替えて乃木坂の本社に向かった
飛鳥は今野さんに掛け合いマネージャーとして働くことを許された
飛鳥:マネージャーは私の専属だから当分私の家に住め
〇:なんでそんな事までしてくれるの??
ただのファンだったのに
飛鳥:別に、たまたま助けたいと思っただけだから//
〇:抱きしめたい……
飛鳥:それは無理
〇:そんなキッパリ言わなくても、
飛鳥:とりあえず生活の1式買いに行くぞ
前借りにしといてやる
〇:神様……今日休みなの??
飛鳥:休み。せっかくの休みを使ってやってるんだからな
〇:こ、こわ。
飛鳥:ほら、行くぞ!!
2人は渋谷に向かい買い物を3時間行った
飛鳥:これ似合うんじゃない??
〇:それ?? あんま好きじゃない系統だな〜
飛鳥:着ろ
〇:はい
店員:すごく似合ってますよ!!
〇:あ、そうですかね
飛鳥:買え
〇:あ、じゃあ買います
飛鳥:香水つけるの??
〇:まぁ、一応 前はこれにしてたか、
飛鳥:これにしろ
〇:いや、
飛鳥:あ??
〇:はい、それにします
ほぼ強制で飛鳥好みのものを揃えられた
唯一聞いてくれたのはシャンプーや洗顔のみ
〇:こんな金額出しても痛くないの??
飛鳥:誰だと思ってるの
〇:は、はは ですよね〜
家事などは〇〇だが料理は飛鳥が担当
推しのご飯が食べられるなんてこの上ない幸せ
マネージャーの仕事も覚えて2人の仲の良さはメンバーすら嫉妬する程だった
そして救ってもらってから約2年が経とうとしていた
飛鳥は乃木坂46を卒業し今はモデルや女優として芸能界にいる
〇〇も変わらず飛鳥のマネージャーを続けて今では……
〇:飛鳥〜家出るよ〜
飛鳥:ちょっと待って〜
〇:今日は1期生達と飲み会なんでしょ??
飛鳥:そう〜帰り遅くなるから先寝てて〜
〇:お酒呑むの??
飛鳥:呑むよー
〇:なら迎えに行くから連絡して
飛鳥:ふふっそんなに心配??
〇:当たり前だろ 彼女なんだから
飛鳥:ひひひっ 生意気っ
よしっ行くよ〜
〇:戸締りした??
飛鳥:え、してない
〇:え、何してんの
飛鳥:〇〇お願い〜 車先乗っとくねー
〇:もぉ、
全員:かんぱーい!!
生田:飛鳥が来るなんて珍しい〜
奈々未:彼氏出来たからって浮かれてんじゃないの??
飛鳥:は、違うし!!
真夏:えーいいなぁ〜 どんな人??
奈々未:飛鳥が推しメンの人らしいよ 今マネージャーやってる人
白石:あ、見たことあるかも
七瀬:へぇ〜飛鳥がね〜
飛鳥:な、なによ//
沙友理:結婚とか考えてんの??
飛鳥:え、け、結婚?!
美波:〇〇さんほんと不器用なんですね
〇:だから呼んだんだよ
美月:まさか私たちをコキ使うなんて
〇:美月は自分から来たんでしょ
さくら:ふふっ 飛鳥さん幸せ者だなぁ
遥香:いい人拾ったね
祐希:飛鳥さんの彼氏になりたかったなぁ
蓮加:絶対無理
祐希:ぴえん
〇:よし、出来た…… あ、迎えに行ってくるから待ってて
全員:はぁーい
〇〇は飛鳥を迎えに外へ出た
あまり酔ってないのか酔ってるのか分からないがいつもよりテンションが高かった
お姉さんたちと会えて嬉しかったのだろう
〇〇は飛鳥の会話を聞きながらそう思った
〇:よし、入って
飛鳥:私の家
〇:今は2人の じゃん
飛鳥:はいはい え、
〇:お誕生日おめでとう!!
飛鳥:ありがとう!! でもこれ1人じゃないよね??
〇:え、気づくのはや、まぁみんなに手伝ってもらったんだけどね 居ないな
美波:やっぱり私たちがいるより2人でね
美月:羨ましい〜
さくら:紙で気持ち伝わりますかね
美波:伝わるよきっと それに貸しってことになるからねっ
祐希:うわ、悪い梅が出た
〇:ふふっ 気遣ってくれたのか
飛鳥:こんなにも来てくれたんだ 料理は〇〇??
〇:そっ 軽くね お酒呑む??
飛鳥:うんっ あ、誰も祝ってくれなかった……
〇:え、あ、そんな落ちこまないで、
飛鳥:どうせ私なんて……
〇:え、飛鳥 ほらビールあるからさっ
飛鳥:うぅぅぅ
〇:飛鳥泣かないn、
飛鳥:…………///
〇:じ、自分からして照れるなよ
飛鳥:だ、大好きだぞっ///
飛鳥は〇〇とキスがしたいが為にお姉さん達に相談しにいったのは内緒だそう……
【完】
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