乃木坂46のマネージャーとして…… 年末編
2023年6月中旬……
桃子:みんな〜休憩だよ〜
全員:はぁーい!!
七瀬:祐希ー
祐希:ありがとうございます!! 七瀬さん!今度ご飯行きましょ!
七瀬:ええよ〜 いつ行く??
祐希:えーとっ
さくら:………
美波:どうしたのさくら
さくら:あ、美波さん。
美波:飛鳥さんもマネージャーだったらなって思った??
さくら:え??あ、いや……
美波:私は思うよ??
さくら:え??
美波:飛鳥さんも白石さんもみんな卒業されたらマネージャーになって欲しいって。でも無理なんだ
それぞれ進みたい道はあるし、たまたま奈々未さん、七瀬さん、桃子はマネージャーの道を選んだだけ
他の先輩方は女優やアナウンサー、一般人、様々な道を選んだ
さくら:………そうですよね。
美波:本当は説得したんだ、さくらの面倒を見て欲しいって
さくら:え??
美波:でもお願いした時こう言ってた
「さくらならもう1人で充分、私の力で支えなくても1人で進んでいける」
さくら:あすぴーさん、
美波:私もそれ聞いて確かにって思った
今のさくらは飛鳥さんと同等、もしくはそれ以上の力を秘めてるって
さくら:そんな、まだまだですよ
美波:今年どうだった??あの目標掲げてみて
さくら:応援してくれる方が増えた気がします
美波:でしょ?? さくらはそこが魅力なの
もう全部開放しちゃいな 私が1番って
私はそれくらいするさくらの姿が見てみたいな
さくら:………分かりました。やってみます!!
美波:よし!その意気!!
〇:ふふっ
七瀬:何ニヤついてんの
〇:うわっびっくりさせないでよ
七瀬:してへんわ 声掛けてんのに無視するからやろ
〇:あれ、そうなの??ごめんごめん
七瀬:んで、どうしたん
〇:いや、なんか嬉しいなってちゃんと先輩の意志受け継いでるなって
七瀬:まぁな、してやとも言ってへんからな
〇:そうなんだよ、だからいいんだよ
乃木坂離れられない訳だ。
七瀬:ふふっ かもなっ
10月〇〇はメンバーを集め1つの場所に集合させた
〇:今から34枚目シングルの選抜を発表する
順番に呼ばれていき残りはセンターだけとなった
〇:センター、賀喜遥香、遠藤さくら
2人は重い表情で定位置についた
今まで単独センターを任されてきた2人がダブルセンターとなった
今はもう乃木坂を担っていると言っても過言では無い二人
だがその2人もまだ22歳、背負える負担は限られている
何度センターを経験しようとも目指すべき場所だとしても重みは変わらない
乃木坂46 を背負うことになるのだから……
美月:かっきー
遥香:はえ、美月さん?!
美月:どうしたの そんな暗い顔して
遥香:さくちゃんに迷惑かけないかなって……
美月:大丈夫だよ 私たちを引っ張ってきてくれたじゃん
遥香:そうなんですけど、やっぱりなれなくて。
美月:そうだよね、私も両方経験したけど、正直史緒里に頼ってばっかりだった
でも、ダブルセンターの良さは相方に頼ってもいいと思うんだ
遥香:頼る??
美月:そうっ 頼って頼られる存在 ずっと引っ張って行くなんて限界があるんだからさくらに頼って頼られな
あなた達はもう シンメ なんだから
遥香:………シンメ。
美月:そっ 気負いしなくても大丈夫 君らは2人でひとつなんだから
遥香:美月さん、ありがとうございます!さくの所行ってきます!!
美月:ふふっ 気をつけてね!!
遥香:はい!!
美月:たくましくなったね……
一方さくらは……
〇:おつかれ
さくら:あ、お疲れ様です
〇:飲みに行くか
さくら:え??
〇:美波も行くぞー
美波:はいっ!!
奈々未:話しは後で聞くからねっ??
さくら:奈々未さん。
〇〇は3人を乗せて居酒屋に移動した
〇:何でも頼んでいいよ 俺がだすから
奈々未:え、珍し
〇:たまにはマネージャーらしいことしないとね笑
奈々未:最近サボってばっかりだもんねぇー
〇:いや、そんなことは無いけどね、
美波:いいんですか??
〇:いいよ さくらもね??
さくら:はい、ありがとうございます
美波:どうして私たちなんですか??
〇:俺に言われてもなぁ笑
奈々未:私があなた達を呼んだの
2人が今会いたがってる人を会わせるためにねっ
2人:え??
??:奈々未〜〇〇〜おつかー、あれ、居たの
さくら:あすぴーさん。
〇:よっ
美波:お久しぶりです
飛鳥:久しぶりっ さくどうしたの
さくら:あれ、すいません。
飛鳥:もう泣かないの
奈々未:あんたも泣いてたくせに笑
飛鳥:うるさいなぁ〜過去でしょうよ
さくら:やっぱりさくあすぴーさん居ないと……
飛鳥:可愛い〜じゃあもうやめちゃう??笑
さくら:いいんですか??
〇:言いわけないだろと言いたいけど強制はしないよ
奈々未:でもそれで卒業しても悔いはない??
さくら:………それは。
飛鳥:私も奈々未が卒業した時すごく寂しかった、けどしーさんやいくちゃんに助けてもらえたからここまで続けてこれた
美波:私も白石さんが卒業されたけど飛鳥さんとここまで仲良くなれたし乃木坂には皆がいる
さくらには誰がいる??
さくら:かっきーやまゆたん、あやめ、
飛鳥:失ったものだけみてちゃダメよ
アイドルグループには絆と愛が沢山ある
奈々未:美波を頼りな しーちゃんや飛鳥、真夏の背中を見てきた人だから必ず力になってくれるよ
美波:飛鳥さんの代わりになれるか分からないけど力になるよ??
さくら:ありがとうございます。
飛鳥:梅が嫌になったら電話してきてもいいからね?笑
美波:ねぇ〜飛鳥さん
飛鳥:えへへっ
こうして2人の決意が固まり発売された新曲
monopoly
ファンから大絶賛を得た
〇:今野さん
今野:ん?どうした??
〇:次のシングルのセンターなんですが岩本蓮加を推薦したいんですが……
今野:岩本か、分かった。考えておく
〇:ありがとうございます
マネージャーとして〇〇の仕事はまだまだ大きな壁があるのかもしれない……
【完】