恋を知った新御三家 山下美月編Part2 (第3話)
日曜日駅で待ち合わせをする事になり〇〇は待ち合わせの20分前に到着していた
〇:ちょっと早かったな、まぁいいか
美月:〇〇ー!!
〇:お、え、止まって
美月:〇〇ー!!どーん!!
〇:いたっ なんで突撃してくるの笑
美月:えへへっ なんかしたくなっちゃったっ
〇:そ、そうか
美月:どう??似合ってる??
〇:気合入ってるね
美月:当たり前じゃんっ デートなんだからっ
〇:まぁ、そうか笑
美月:で??似合ってる??
〇:うん、可愛いよ
美月:ほんとに思ってる??
〇:思ってるよ笑
美月:ふーん 行こっ!!
〇:あ、ちょっと!!
美月:どこ駅買うっけ??
〇:え、行ったことないの??
美月:無いよ??
〇:お台場海浜公園だって
美月:行き方よろしくねっ??
〇:………分かった
美月:でもこの多い電車乗るの憂鬱……
〇:それはそう
美月:誰かさんが車持ってたらなぁ〜
〇:無茶言うな笑
美月:ふふっ 冗談冗談っ よし!!いこ!!
〇:あ、そっちじゃない!反対!!
美月:ごめんごめん笑
その後も人の多さに駄々をこねながら目的地に向かった
電車の中は案の定座れるはずもなくぎゅうぎゅうの状態だった
〇:窓側行きな
美月:え??
〇:狭いけど我慢して あ、ちょっ
美月:えへへっ 今なら抱きついてもいいもんね??
〇:……今だけね、
美月:やったっ
10分間〇〇のお腹に顔を埋めて少し笑っていたのはスルーして目的地の最寄り駅に到着した
美月:あ〜解放〜
〇:行くよ
美月:手、繋いでくれないの?? はぐれちゃう。
〇:………しない
美月:えー!!なんでよー!!
〇:置いていくよ笑
美月:待って〜!!
〇:お、見えた
美月:着いた〜 東京ジョイポリス
ジョイボーイみたい
〇:あ、大人二人分で
美月:え、無視された、ぴえん
〇:はい、チケット
美月:あ、おか、
〇:いいよ 入るよ??
美月:……ありがと。
〇:賢いからバイト時間長いし稼いでるからね笑
美月:あー!!バカにした〜!!
〇:ん??美月の事バカとは言ってないじゃん
自覚あるんだ笑
美月:はめられた。
〇:ふふっ お化け屋敷あったよ
美月:え。こ、これ??
〇:うん やめとく??
美月:………やだ。いく
〇:身体ビクビクしてるけど笑
美月:こ、こんなの怖くないし、驚かせに来てるだけだから
〇:じゃあ入ろっか
美月:あ、うん。
手を繋がず2人は中に入った
〇〇が先頭にたち美月は〇〇の背中を盾にしながら進んでいた
〇:後ろにいるの??
美月:暗くて見えないの
??:わぁぁ!!
美月:んっ!!
〇:ふふっ
驚かされる度に美月は〇〇の背中部分の服を強く握りびっくりしないようにしていた
〇:結構長いね
美月:う、うん。
〇:もしかして泣いてる??
美月:な、泣いてないもん 〇〇は怖くないの??
〇:うん、驚かされすぎてさ笑
美月:ふふっなにそれ笑
??:うぅぅぅ
〇:なんか後ろから声しない??
美月:へ??
??:うぅぅぅ〜
美月:来てる!来てる!
〇:足場見えないからさなかなか進めないんだよ、
??:うわぁぁぁ!!
〇:お、
美月:ひぃぃぃ!!
〇:出れた
美月:はぁはぁ……疲れた。
〇:最後驚いたね笑
美月:え??違うよ!威嚇しただけだもん!
〇:ほんとー??
美月:嘘じゃないもん
〇:ふふっそっか まだなんかする??
美月:乗りたいのある??
〇:ううん 別にないけど疲れたでしょ??
出て昼ごはん食べる?? お腹鳴ってたし笑
美月:………食べる//
〇:なにがいい??
美月:パスタッ
〇:よし、行こっか
美月:うんっ ここから近い??
〇:いいなと思ったところは2駅先
美月:2駅なら歩いていこうよ
〇:え、暑いよ??
美月:コンビニでアイスジャンケンしようよ
〇:お、いいね 歩いて行くか
美月:決まりー!! 勝ったら高いやつにしよ
〇:心の声出てるよ笑
美月:へ??
歩いて15分丁度暑くなって来たところでコンビニに入った
美月:あ〜涼しいー
〇:夏が怖いよね
美月:ほんとほんと よし、ジャンケンするよ
〇:よし。
2人:ジャンケンポン!!
〇:ご馳走〜
美月:う、うぅぅぅ 負けたぁ〜
〇:抵抗したのに負けたね笑
美月:あっち向いてホイは勝てると思ったのに、一撃なんて。
〇:弱すぎたね笑
美月:悔しいー!!
〇:うまっ
美月:ふふっ なんか高校生に戻った感じだね笑
〇:ん?? そんな経ってないからね笑
美月:女の子はだいぶなんですぅ〜
〇:そっかそっか
美月:ぶぅぶぅ〜
〇:お、後もう少しだよ
美月:案外早かったね
〇:まぁね でも並んでるから待たないとね
美月:しりとりでもする??
〇:ん〜??
美月:あ、デート中にゲーム禁止っ
〇:あ、ちょ!これだけやらせて!大事なイベント!
美月:そういう男はモテないぞっ
〇:彼女いらないから別にいいけど、
美月:憎たらしい……
〇:ふふっ ちょっとまっててね
美月:……うん。
ものの5分程度で店員さんから呼ばれ店内に着席した
店員:お決まりになりましたらこちらのベルからお呼びください 失礼します
〇:メニュー見る??
美月:ありがと
〇:うわ〜凄い数多いね
美月:ほんとだ、どれにしよう
〇:ピザもあるじゃん 悩むなぁ
美月:ん〜
〇:決まった??
美月:〇〇は決まった??
〇:うん、カルボナーラにしようかな
美月:私もそれにしようかなって
〇::どれと悩んでたの??
美月:ペペロンチーノ
〇:なら、シェアする?? ピザ頼みたかったし
美月:いいの??
〇:いいよ??
美月:ありがと、そうする
〇:おっけー
品物は15分ほどで届き机は一気に鼻が喜ぶ匂いで広がっていた
2人:いただきます!!
美月:うまっ
〇:うわ、うま
美月:ここに来て正解だったね
〇:来る価値あったね
仲良く2人は食べ終え店を出た
〇:ふぅ食べた食べた
美月:ねぇ〇〇 あの話し聞かせてくれないかな??
〇:ふふっ いいよ 頑張ったからね
移動しよっか
2人は〇〇の家に向かい着いた頃には少し疲労が溜まっていた
美月:おじゃましまーす
〇:ソファーにでも座って
美月:ありがと
〇:実はさ……
ーーーーーーーーーー
美月:うん、またねっ
〇:また月曜日っ
美月:うん。そんな想いしてるのに付き合ってくれたんだ。優しすぎるよ……
これ以上好きにさせないでよ……
美月からの目から頬をつたうように涙が流れていた
美月編 【完】