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弟になった子が私のファンなので惚れさせてみた 【完】

「かんぱーい!!」

美波:美月卒業おめでとう〜

美月:ありがとう〜

史緒里:部屋めっちゃ綺麗じゃん

美月:そら、当たり前よ 弟いるんだから

祐希:弟君は??

遥香:居ましたー!!

さくら:部屋に隠れてました!!

〇:かっきーにさくちゃん…… うわ。

理々杏:可愛い

美月:え、理々杏??

美波:背高いのに、可愛い

史緒里:おいで??

遥香:ちょ、何行こうとしてんねん

〇:あ、え??

さくら:〇〇君はこっちっ

〇:あ、はい

美月:こらー!!私の弟〜!!

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美波:ふふふっ 2人揃って寝てるよ笑

史緒里:ほんとに姉弟みたいだよね

祐希:祐希もこんな可愛い弟だったらなぁ

遥香:美月さんと、添い寝……

さくら:かっきー、諦めた方がいいよ笑

遥香:クソー!!

美波:片付けも終わったし帰りますか

史緒里:次いつ会えるか分からないのにね笑

理々杏:美月らしいっちゃらしいからね笑

さくら:お邪魔しました〜

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美月:ん。ん〜!! ふわぁ〜あれ、みんなは??

〇:ん〜 みづねぇ

美月:ん??どうしたの??

〇:行かないで……ずっとそばにいて

美月:………ふふふっ ずっと一緒だよ 〇〇

あんなこと言ったけど本当は嘘だからね、

本当に偶然弟になっただけだから

ちょっと嫌われるかと思ったけど普通に接してくれてありがとうね  

寝てる〇〇の頭を撫でて身体を起こし晩御飯を作ろうとすると

美月:あれ、 ふふっ ほんと、良い仲間もったな

美波「どうせ夜まで寝るだろうから皆からのプレゼントッ  また来るからね〜」

美月:美味しそうなお寿司だなぁ うおっ

〇:みづねぇ

美月:ん??おはよっ どうしたの??

〇:おはよう みづねぇが離れてく夢見たから寂しくなった

美月:ふふふっ 可愛いんだから お寿司あるから食べよ??

〇:うん、ずっとみづねぇと暮らせれるの??

美月:ん〜どうかなぁ〜 彼氏が出来たら無理かもな〜

〇:………

美月:あははは 大丈夫大丈夫 作らないから寂しそうな顔しないの  ほら食べるよ!!

〇:うん

今までは有り得なかった事が今当たり前になっている

その当たり前が消えてしまうだけで〇〇の心は全て空っぽになる気がした

美月:ん〜美味しい〜 

〇:みづねぇ

美月:ん??

〇:明日お休み??

美月:うん、当分は休み貰ってるよ??

〇:明日旅行行こ??

美月:…………え??



美月:着いた〜!!! 

〇:ちょっと美月!!

美月:あ、ごめんごめん笑

〇:旅館行こ??

美月:はぁーい

美月は旅行を了承する代わりに美月と呼ぶことを条件にした

〇〇は渋々了承し1泊2日の旅行が始まった

美月:なんか、今日はかっこよく見えるよ

〇:今日はってやめて笑

美月:いつも可愛くて可愛くて

〇:それは美月の問題じゃん

美月:あれ、前可愛い寝言言ってたの誰かな〜

〇:え……何言ってたの?!

美月:秘密〜 

〇:ねぇ、美月教えて!!

美月:やだねー

女将:ようこそ いらっしゃいました

お部屋はこちらになります

美月:あれ、お支払いは最後でいいんですか??

女将:もう既に頂いてますのでご安心ください

美月:えっ 分かりました。

2人が案内されたとこは海を一面見渡せる部屋だった

女将:お料理の時間は19時で大丈夫でしょうか

〇:はい お願いします

女将:かしこまりました ではごゆっくり

美月:〇〇ここいくらしたの??

〇:いいよいいよ 美月のお疲れ会だから僕が全部出すよ

美月:いやいや、10はするでしょ??

〇:美月にこれから使うお金が無くなるんだから安いもんだよ

美月:もぉ〜 〇〇〜〜

〇:分かった、分かったから!!

美月:つっかまえたー

熱いハグをあげて美月は機嫌良く銭湯に向かった

〇:なんか、体力取られた気がする……

美月:はぁ〜気持ち〜

??:え、なんでいんの……

美月:え、その声……

〇〇は露天風呂に浸かりながら鼻唄を歌っている

少し睡魔に襲われながらも〇〇は15分ほど浸かり着物に着替え中へ戻ると……

〇:ん?? えっ。あ、飛鳥さん?!

飛鳥:あ、この子か美月の弟

美月:先輩の圧に負けて連れてきちゃった。

飛鳥:ふーん  山とは真反対だね

美月:ちょっと飛鳥さん〜そんな事ないですよ〜

〇:美月は最高のお姉ちゃんです

誰よりも僕思いで大変なのにお弁当も作ってくれて
世界一自慢のお姉ちゃんです

飛鳥:ふーん だってさ 何顔真っ赤じゃん笑

美月:ふ、風呂上がりだからです!

飛鳥:まぁ、恋愛に発展しない程度にね〜

美月:え、もう卒業したしいいじゃないですか〜

飛鳥:やだよ、私が〇〇君貰う

美月:………え?!

〇:え、いいんですか??

美月:ちょっと〇〇?!

飛鳥:元々の推しは私でしょ?? そんな顔してる

〇:………

美月:え、ほんとなの??

〇:飛鳥さんもタイプだよ??でも美月とは姉弟だから結婚出来ないし、飛鳥さんがお嫁さんで美月がお姉ちゃんなんて世界一幸せものだよ

美月:………ぐぐぐ

飛鳥:うわぁ ほんとに結婚する??

美月:飛鳥さんってそんなちょろかったでしたっけ

飛鳥:は?? 誰だって一目惚れぐらいするでしょ

〇:ひ、一目惚れ?? あ、あ……

美月:え、ちょっと〇〇?!

飛鳥:可愛い、

美月:え、この一瞬で愛が負けたのか……

飛鳥:まだまだやなぁ

美月:私の〇〇がぁぁぁぁ!!!

「弟になった子が私のファンなのでもっと惚れさせてみた」 【完】

新章ある、かも……

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