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恋を知った新御三家 第1話

美月:ん、ん〜!! うわっ!やば!!遅刻する〜!!

美波:よし、忘れ物なしっ 行ってくるね ポメッ

ポメ:ワンっ!!

飛鳥:はぁ〜だるいなあ 今日バイトじゃん〜

〇:よしっ 行ってきますっ

交わることの無かった4人がある出来事で引き寄せられる

乃木大学には数年前御三家と言われるほど人気度の高い3人が存在した

その3人の人気は圧倒的、彼氏等できたら半日で伝わるほどだった

その3人の後継者と言われる3人がこの3人

山下美月

美月:ごめんごめん 遅れた〜

蓮加:遅いってまた寝坊??

美月:昨日の彼氏がさぁ〜

蓮加:はぁ、いい加減やめたら??

美月:え〜やだぁ〜 必要とされたいじゃんっ

蓮加こそゲームやめたら??

蓮加:は??無理無理 必要不可欠

美月:それと一緒っ

蓮加:一緒にすんな

あざとく男遊びが激しい??と噂

美月にロックオンされて堕ちてない人は居ないと言う

2人目梅澤美波

史緒里:美波おはよぉ

美波:おっはー

史緒里:昨日のドラマ見た??

美波:見た見た やばかったよね!

史緒里:あの彼氏がさ 君はもう離さないって

美波:ベタなんだけど最高だよね!!

史緒里:痺れた〜 こんな恋したいなぁ〜

美波:実際は無理無理

史緒里:だよねぇ

真面目で完璧主義な美波 スタイルも良くモデルのような容姿に女性ファンも多く存在するという

3人目  齋藤飛鳥

祐希:飛鳥 おはよっ

飛鳥:ん。

祐希:今日はこれ読んでるの??

飛鳥:そうだけど

祐希:難しい本好きだよね

飛鳥:子供には分からない

祐希:あ〜ばかにしたなぁー??祐希だってこれ読むし

飛鳥:…………漫画じゃん

祐希:これも立派な本です〜!!

飛鳥:はいはい 行くよ

祐希:祐希だって小説読むし

いつも冷静で対応が冷たいが容姿とまさって男子には人気が高いという

その3人は学年が同じだが面識は無い

大学内で誰かがこう呟いた

新御三家  っと……

〇:よいしょっと あ、どうも

飛鳥:何……

〇:いや、お隣なんで挨拶しておこうかなって

飛鳥:いつも私ここなんだけど

〇:……え??僕もここですけど

飛鳥:知ってる だから今更挨拶なんて気味悪い

〇:存在感薄いですね、

飛鳥:あぁ?!

教授:授業やるぞ〜 教科書開け〜 忘れたやつ居ないよなー??

〇:まぁ、よろしくお願いします

飛鳥:ふんっ  あ、あれ

〇:どうしました??

飛鳥:………………中身入れ替えるの忘れてきた。

〇:え、昨日のってことは今日1つも被ってないじゃないですか

飛鳥:やらかした。

教授:忘れ物チェックするぞ〜

2人は1番上の端っこ、だがあの教授だけは一人一人チェックする為嘘はつけない

刻刻と近づいてくる中飛鳥が出した決断は……

教授:ん??〇〇忘れたのか??

〇:はい、すみません 今日朝の雨でリュックが。

教授:朝から降ってたのに傘ささずに来たのか??

〇:途中までしてたんですけど壊れてしまって、

教授:それは、大変だったな 服も濡れてるじゃないか  職員室行って暖まってこい

今日はその災難に目瞑ってやるから

〇:すみません…… 以後気をつけます

教授:お、齋藤はあるな よし授業やるぞー

飛鳥:ちょ、あんた何してんのよ 

〇:これで怒られないでしょ?? 実際濡れてるしまぁ、教科書は全部濡れてないけどあなたに貸せたからOKってことで、まぁ遠慮なく使って

飛鳥:あ、ちょっと!!

〇〇はそのまま職員室に向かい飛鳥は救われた

何故〇〇が濡れていたのかと言うと遡ること1時間前

〇〇は電車から歩いて登校していると……

蓮加:え、美月傘は??

美月:え、雨降ってるじゃん!!

蓮加:逆に朝どうやってきたの

美月:私の所降ってなかったから持ってきてないよぉ

蓮加:何してんの 

美月:お願い、入れて??

蓮加:1人用なんだからきついよ

美月:そんなァ〜

〇:あの、これ良かったら

美月:え??

〇:僕走り得意なんで

美月:え、でも

〇:せっかくの綺麗な顔濡れたら勿体ないですよっ

じゃっ!!

美月:あ、ちょっと!!

蓮加:なに、今の、ドラマじゃん!!しかもカッコよかったよね!!

美月:え、あ、うん。

〇:貸したけど普通に濡れる〜!!

それからと言うと美月は……

美月:カッコよかったなぁ

蓮加:浸りすぎでしょ てかそれどうやって返すの

美月:あ、確かに、ここの大学生だとは思うんだけど。 名前知らないしな

??:あれそれ〇〇の傘ですよね??

2人:え??

〇〇は服を暖め2限目から出席した

戻るとそこには飛鳥の姿があった

飛鳥:あ、おかえり 

〇:あ、どうも

飛鳥:やるっ 

〇:え??これを僕に??

飛鳥:いいから受け取れ

〇:ココアと、え、ノート取っててくれたんですか?!

飛鳥:べ、別に可哀想と思ったわけじゃないからな//

頭にはいるから2回とっただけだから

〇:助かります ココアまで、あ〜美味い〜

飛鳥:あ、ありがとな//

〇:いえいえ、あ、今日ずっと隣でいてくださいね??

飛鳥:は、はぁ?!

〇:教科書見せれないし

飛鳥:あ、あぁ、分かったよ。

終始照れてる飛鳥に気づかないまま一日が終わり〇〇はバイトに向かった

〇:いらっしゃいませ〜

史緒里:ここここ

美波:なんか史緒里が好きそうな感じだよね

史緒里:落ち着くんだぁー あっ〇〇君〜

〇:あ、史緒里さん いらっしゃい

美波:知り合い??

史緒里:ここで仲良くなったって感じ

この人がいつも話ししてる美波

美波:梅澤美波です。

〇:あ、白石〇〇です。

史緒里:〇〇君の名字なんか気にならない??

美波:白石ってまさか……

史緒里:そう!!あの御三家、白石麻衣さんの弟さんなの!!

美波:え?!ほんと?!

〇:まぁ、はい笑

美波:私麻衣さんの大ファンなんです!!

〇:あ、ありがとうございます、

史緒里:顔も美男美女だしねっ こういう顔タイプでしょ??

美波:こら、史緒里

史緒里:失礼失礼

〇:ふふっ 何にします??

史緒里:ココアでっ

美波:コーヒーで

〇:かしこまりました

2人は2時間ほど滞在してると……

史緒里:あ、やば、今日バイトだった!!ごめん!もう行くね!!明日払うから払って!!

美波:あ、史緒里!!

〇:ありがとうございました〜 あんな史緒里さん初めて見ました いつもおちいて冷静な人なのに

美波:え、いつもがあれですよ??

〇:あれ、そうなんですか??

美波:はいっ 特に私の前だと……

そこから2人は同級生の会話みたいになり盛り上がった

〇:え?!あそこ美味しいんですか?!

美波:美味しいよ!!行きつけだから今度差し入れしようか??

〇:いえいえ!!自分で買いに行きますよ!

美波:でも忙しいでしょ??

麻衣さんのマネージャーもしてるって言ってたし

〇:あ〜まぁ、そうですね笑

美波:夜はやってないから今度行ったら買ってきてあげる

〇:ありがとうございます

美波:あ、もうこんな時間 ごめんね付き合わせて

〇:いえいえ楽しかったですっ 今度は料理振る舞いますねっ

美波:え、料理出来るの??

〇:まぁ、たしなみ程度笑

美波:じゃあ楽しみにしてるね??

〇:はいっ ありがとうございました〜

美波:ご馳走様〜

その日の夜

美月:私、

飛鳥:あの人の事、

美波:好きになっちゃったかもしれない……

美月:彼氏と別れよ!!

〇:なんか今日綺麗な人と沢山喋ったなあ

麻衣:なに、彼女出来たの?!

〇:え、

麻衣:なにか隠してんの?! 麻衣お姉ちゃんには必ず通してって言ってるでしょ?!

〇:いや、居ないよ ただ今日女性と多く喋ったなって

麻衣:きっと〇〇のこと狙ってるんだわ…… そうはさせない!!

〇:いい加減過保護やめてよね。

続く……



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