小説家志望の空木峻平です。
小説家志望というからには、まだプロの小説家ではありません。できればなりたいものですが、実績もなければ本なども出していません。
さて、小説家志望などと宣っていますが、こいつはそもそも小説を書き上げたことがあるのかという疑問が眼前に突きつけられそうです。そう言われるのも嫌なので、応募歴を晒していこうと思います。
『小説推理新人賞(一次選考落ち)新潮ミステリー大賞(選考結果待ち)』
なるほど、奴も出版社に小説を送りつけているということが判ります。しかし、まだ二度しか応募はしていないようです。というのも先年の公募に当たる第42回の小説推理新人賞(四〇〇字詰め原稿用紙換算八十枚の短編賞)が初の応募原稿であり、なおかつ初の一次選考落選作品でもありました。
締め切りが2019年の11月30日で、ポストに投函したのは締め切りの十日前ぐらいだった記憶があります。碌に校正もせずに、これは傑作だと応募しました。結果は上記の通りでしたが、書き上げた段階で原稿用紙換算八十枚を超過していた作品でしたし、削ってもぴったし八十枚に納めるのがやっとでした。元々から短編の構成としては無理があったのでしょう。頁数が増えるので改行もままならず、読み返す度に読みにくさを実感します。
いやいや、いけません。落ち込んでちゃあいけません。今回、noteを始めた意義もここにあります。つまりは私以外の作家志望者や、公募小説に興味があるかたに落選作品を読んでもらいたいと思ったのです。これぐらいだと一次選考も通過できないぞと、文学賞のレベルをなんとなく知って欲しいということです。悪い背中を見た後には己の原稿を見返して欲しいのです。
なので、最初からnote向けに小説を書いていくわけではなく、あくまでも落選した作品を掲載していく予定です。こっちに本腰を据えて公募新人賞の締め切りに間に合わないのは本末転倒ですからね。あとは単純に自分の書いた小説を読んでもらいたいという想いが強いです。もちろん、落選作品も下読みさんには読まれたはずですが、彼らが下す決断は通すか通さないかですから、一次落ちに対するレスポンスはありません。
だから興味を持ってくれる人がいたら読んで欲しいですし、願わくば作品の感想が欲しいのです。もちろん、読むのは自由ですから、読まれなければ読まれないで、間接的な作品の評価を知ることも可能となります。自分の文章が他人の目に触れた喜びは掛け替えのないものだとも思います。
現在は新潮ミステリー大賞の選考結果待ちですから、そちらの経過も判り次第で書いていこうと考えています。推理新人賞から四ヶ月で書いた長編も既に手元を離れました。あとは朗報を掴んで帰ってくるのを願うばかりです。
取り敢えずはゆっくりと作品の投稿を始めていきます。