みこたんの精神年齢
私は2回ほど転院していて、今は3人目の主治医にお世話になっている。
1人目の主治医には18年位お世話になった。大好きな先生だった。
その先生からはいつも、あなたは子供だ、と言われ続けた。
最初はよく分からなかったけど、だんだん自覚するようになった。たしかに子供だなと。
原因は自分で分かる。精神疾患のため苦しんでいたから、まともな精神活動がなされていなかったからだ。精神的な成長がない、もしくはすごく遅いまま時が過ぎてきていたのだ。
先生からは、飛び級はできないんだよ、と言われた。その言葉は今も忘れていない。
だから焦ることはしない。年齢に見合わず幼くても、それがありのままの自分だし、受け入れなければならないのだ。
45歳のころ、主人と軽井沢に行った。自転車であちこちサイクリングして楽しんだ。走りながら思った。人より20年遅い歩みをしているみたいだなと。
普通の元気な人が20代の若い頃にやっていたことを私は今やっていると。
主人に話したら、自分も同じこと考えていたと言った。主人は精神疾患ではないけど、障害があって思うようにならない時を送ってきたので同じことを感じたみたいだ。
別に人より遅くてもいいと思っている。昔みたいに、「人並みに」と思うのはいつからかやめたのだ。自分は自分だ。人と比べる必要もないし、人と同じである必要もない。
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