【シティリーグシーズン2本厚木ベスト8】予選全勝ズガドーン
皆さんこんにちはこんばんは。初めましての人は初めまして。
普段横浜のほうでポケモンカードをやっていますうっつーと申します。
ポケモンカードイベントオーガナイザー・公認ジャッジをやりながら、バトロコ横浜伊勢佐木町にて「みちびき杯」というイベントを定期的に開いています。
このたび12/23(水)に行われたシティリーグシーズン2本厚木にてベスト8(30名中)になりましたので、備忘録として記事を書かせていただきます。
note3本目にしてようやく構築記事です。(なにしろ1本目はポケカの話ではないため)
投げ銭形式にしていますので、すべて読むことができます。
イベント主催をしておりますので、そちらの運営費に充てさせていただきます。ぜひ応援していただけると泣いて喜びます。
直近のイベントでは2021/1/24(日)にきゅうり杯のきゅうさん、ちくわ陽炎さんと共催のチーム戦「みちびくきゅうり杯」を開催します(満員御礼)
1.シャイニースターV環境の考察
シャイニースターV発売から約1か月が経過し、環境が一回りしているのではないかと考えていました。
シャイニースターV発売当初は、ワザ「かくせい」を持つドガースが大流行し、全国のシティリーグでも上位にムゲンダイナデッキが食い込み、環境を席巻していました。
ムゲンダイナの省エネでワザが打てるコストパフォーマンスの良さにプラスして、環境に多い特性持ちのポケモンをまとめて止め妨害もできるムゲンダイナは非常に強かったように思います。
ただ一つ欠点があるとするならば、エネルギーをドガースに貼る関係上、今までのムゲンダイナよりもパワーが落ちることが考えられました。
余談ですが、そういった欠点をある程度払しょくしたデッキが以下の記事にありますので、ぜひご覧ください。
結局のところ、マタドガス入りムゲンダイナはシティリーグで結果を残す+構築が出回っていく中で対策を練られ使用者を減らしていったことにより、シャイニースターVの発売前の環境に徐々に戻っていったように感じられました。
特に発売ペースが緩やかになっているので、これからもそういったメタの回りやすい環境が続いていくのかなと考えています。
メタが回る中で考えた現時点でのTierは以下の通りになります。
Tier1(よくいそう):三神ザシアン、ズガドーン
Tier2(あたるかも):ムゲンダイナ、ルカメタザシアン、セキタンザン、ピカゼクなど雷系統
Tier3(あんまり当たらなさそう):モクナシ系統、マルヤクデ、パーフェクション、ジュナイパー、タチフサグマなどなど
…とまあそれっぽく書いてみたんですが、正直「予選は4戦か5戦しかせんしTier外と当たったらしゃーないよな」とか「結局はどんなデッキでも練習した人が勝つんじゃね」って思ってました、はい。
2.考察の上での検討デッキ
ない頭を捻って考えた結果、上記で紹介したドガスダイナ(あいのダイナ)か小ズガで行こうかなと考えました。
理由としては
★ムゲンダイナ
・クロバットVなどのドローするためのカードが多く入っているため、対戦をしていてストレスが少ない(最低限ポケモンカードができるため)
・あいのダイナのデッキとしての完成度が自分のプレイングと非常にマッチしていたため=状況に応じた対応力が高いデッキと感じたため
★小ズガ
・「ルールを持たないポケモン」のカテゴリとして破格のパワーを持っており、あらゆる対面を倒せる可能性を秘めているため
・状況に応じた対応力の高さがあるため
要は2つともに「状況に応じた対応力が高く、ある程度のパワーが見込める」と考えたからです。
様々なデッキがシティリーグで活躍する中で、様々な状況を広く見て対応できるということ自体が非常に大きな強みだと感じました。
最終調整をする中で自身の予想が三神ザシアンがより多いと感じ、ドガスダイナを使用した調整でもあまり三神ザシアンに勝てなかったため、「あらゆる対面を倒せる可能性」にかけ、小ズガという選択をとりました。
3.当日のデッキレシピと採用理由
お待たせしました。当日使用したデッキレシピです。
★ポケモン 14枚
・ジラーチ 3枚
溶接工を引っ張ってくるよく寝ているポケモン。
4枚だとスタートしやすいのですが、4枚入っていてもスタートするとは限らない上に試合中には2枚しか使わなかったのでサイド落ち考慮で3枚の採用。
・ズガドーン 2枚
「後1ひのたまサーカス350ダメージ」って言える可能性のある(ない)ポケモン。
主にVMAXを一撃で倒すときに1回もしくは多くても2回使うだけなので、ふつうの釣り竿で拾うことを考慮+サイド落ち考慮で2枚のみの採用。
・ズガドーンGX 1枚
サイド3枚取る→2枚取る→バーストGXって言えると強いので1枚採用。
たまにびっくりヘッドって言います。
・ヒードランGX 1枚
三神のアルティメットレイを10ダメージだけ耐えられる優秀なポケモン。
エネルギーをトラッシュせずに130ダメージを出せる点や、適当なポケモンにエネルギーを貼りバトル場から出て技を言うことで手貼りを無駄にしない優秀なポケモン。ヒートボンバーもつよい。
・レシラム&リザードンGX 1枚
高いHPを持ち技も優秀なタッグポケモン。
ヒードランGXとともにある程度グッズロックにも対抗できる。
溶接工をきちんと打てないと厳しい。
3エネダブルブレイズGXも打つシチュエーションもある。
・ウッウV 2枚
スピットシュートでデデンネGXを倒すポケモン。
ドガスダイナなど特性を止めてくるデッキなどにくちばしキャッチを使ってパーツを集めたりするので、サイド落ち考慮して2枚。
望遠スコープでクロバットとかも倒せると強いって書いてある。
・オドリドリGX 1枚
主に溶接工や炎の結晶などのパーツを拾えるポケモン。
たむけのまい→ヒートファクトリー→ねがいぼしで11枚見られるのは強い。
・デデンネGX 1枚
手札がどうしようもない序盤か、キーパーツを引きに行きたいタイミングで場に出すと強いと書いてある。
リセットスタンプと言われたときに復帰できるように、特に引きに行く必要のない時にはなるべく使わないのがベスト。
・クロバットV 1枚
上記に同じく、必要パーツを引きにいくために必要になる。
手札を捨てたくないときに使えるのは器用。
・ワタシラガV 1枚
攻撃回数を考えたときに、VMAX1体(3枚)→デデンネorクロバット(2枚)→バーストGXなど(1枚)となり、最低3回溶接工を打てればよいので、ともだちてちょうよりもすぐに使えるワタシラガを採用。
ベンチが埋まってしまうのが難しいが、デデンネGXなどで溶接工をまきこんでトラッシュしても使えるのは魅力的。
ちなみに、ボスの指令をわざとトラッシュに送ってバトルサーチャーみたいな使い方をしたことがあります。
★グッズ 24枚
・クイックボール 4枚
サーチ手段が少ない環境においてこのカードを4枚入れない選択肢はないので4枚採用。
・プレシャスボール 1枚
GXを持ってこられるカードだが、どちらかというとクイックボールの5枚目という意識で採用。
・火打ち石 3枚
本当は4枚入れたい枠。
4枚入れるとさらにこのカードに触りやすくなり倒したいポケモンを倒しやすくなるので、枠が空いたら入れたいカード。
・炎の結晶 4枚
エネルギーが手札にないと始まらないデッキなので4枚採用。
・エネルギー回収 3枚
回収ネットが入る枠に入っているカード。
回収ネットを入れないことによって回収ネットで特性を使ったジラーチを回収→またジラーチで特性を使いパーツを、という使い方はできなくなった代わりに、リソース管理が楽になるカードという認識で入れています。(リソース管理が下手なので)
・ポケモン入れかえ 4枚
キーパーツを拾いにいったりするタイミングで使うことが多い+それを最大限に生かすために4枚採用。
・エスケープボード 2枚
最初はポケモンのどうぐが複数ある関係上、1枚をぼうけんのカバンに変えて使っていたが、ツールスクラッパーがある以上2枚あるほうが便利なので2枚採用。
特に回収ネットを入れずリソース管理を楽にしているので、2枚目があるという安心感はとても高いです。
・望遠スコープ 1枚
ウッウVに付けるとクロバットVや大きなお守りがついたデデンネGXを倒せると書いてあるカード。
必要な時に持っておきたいので、早めにねがいぼしで回収しておくのがいいかもしれない。
・ふつうの釣り竿 1枚
状況に応じて必要なカードをトラッシュから戻せるカード。
まず真っ先にこれがサイドにいってないかを確認します。
・リセットスタンプ 1枚
不利な状況を逆転できる(かもしれない)カード。
フリーなどでこのカードで拾えた試合が割かしあるので、あると便利だなあと認識しています。
★サポート 5枚
・溶接工 4枚
炎デッキはエネルギーをたくさん要求するので4枚必須
・ボスの指令 1枚
エネルギーが盤面にあるタイミングでヒードランGXでザシアンVを倒したり、ズガドーンが倒されず3エネついているときにベンチポケモンを倒したりするために1枚採用。
★スタジアム 3枚
・巨大なカマド 2枚
序盤のターンにエネルギーが手札になく、さらに火打ち石がない時に触れると何とかなるので採用。
2枚あるとスタジアムの張り替え合戦に何とか追いつく(気がしている)
・ヒートファクトリー◇ 1枚
必要なパーツが多いので採用。
★エネルギー 14枚→サイドに複数枚落ちたときにデッキ全体で14枚あると初手に複数枚来やすい印象があるのでこの枚数。
(ほかであまりやったことがないので感覚です、すみません)
4.当日のマッチング
当日は30名のため、予選は4回戦で行われました。
三神ザシアンに先攻を取らせたくない思いだけでジャンケンで先攻を取っていました。
内容は記憶があいまいになっている点もあるのでご了承ください。
★予選
・1戦目 ルカメタザシアン+ピッピ人形 ジャンケン勝ち、先攻 ○6-1
1戦目から弱点を突いていけるマッチングになりました。
ズガドーンやヒードランGXなどで順当に動いて勝利。
途中GX技でエネルギーを割られましたが、エネルギー回収を入れているおかげ?で復帰も楽になりました。
・2戦目 エースバーンVMAX ジャンケン勝ち、先攻 ○6-5
環境外から来るのが今の環境だなあという印象。
お相手が事故手札のようであまりカードが見えませんでしたが、炎エネルギーとしんかのおこうが見えたタイミングでエースバーンorマルヤクデということを把握しました。
こちらの初手もあまり芳しくなく、デデンネチェンジから入り炎の結晶を2枚落とすところからスタート。
ズガドーンやヒードランGX、ウッウVなどで順当にサイドをとりましたが、1戦目に勝ったという安心感でサイドプランを間違えました。
こちらのサイドを2枚の状態にしてしまい、溶接工も使い切りワタシラガもない状態だったため、ズガドーンGXにエネを貼りながらボスで呼ばれないようにお祈り→何とか盤面にエネが貯まったのでボスでクロバットをとって勝ち、という試合でした。
本当に運がよかった形でした。
・3戦目 ズガドーンミラー ジャンケン負け、先攻 ○6-5
近くの対戦卓で戦っていたため、対戦前にお互いにミラーですね、などと会話をしながらスタートしました。
取って取られてになると先にサイドを取ったほうが勝ちになるので、なるべく先にサイド取って勝ち、としたかったのですが先にサイドを取ったのはお相手でした。
しかし、先にジラーチを取られた返しのターンにお相手のオドリドリGXを倒すことに成功したので、サイドが逆転、取って取られてを繰り返し勝利を収めることができました。
・4戦目 三神ザシアン ジャンケン負け、後攻 ○6-3
4戦目は身内マッチでお互いに使っているデッキもわかっている状態でした。
このマッチ自体は3ターン目にアルティメットレイを言われるとこちらが負けてしまうマッチなのですが、ウッウVが大活躍しました。
お相手が出してくれたシステムポケモン(ジラーチ、デデンネGX)を溶接工を3回言って倒し5枚→バーストGX、というよくわからない試合展開になり勝利しました。
予選が全試合終了し、なんと全勝、予選を1位で通過しました。
(なぜ)
★決勝トーナメント
・マタドガス入りムゲンダイナ ジャンケン負け、先攻 ×0-3 投了
お相手ドガーススタート、こちらは特性を止められるとつらい+手札があまりよくなくデデンネGXで展開しようとしましたがサイド落ち。手札もあまり切れなかった(と思いこんだ)のでクロバットVではなくジラーチで展開しようとしたらそれが失敗でした。
「初手にポケモンが2体いるがズガドーンGXとヒードランGX、これを出してしまうと2枚、2枚と取られるのでなるべくベンチを埋めないで展開できるようにしておこう」、と考えてしまったのがよくなかったと反省しています。
そんなことをなりふり構わず引いていけばよかったなあと思いました。
結局はお相手が順当に回り、最後につかったねがいぼしでたねポケモンに当たるカードが引けず投了しました。
5.最後に
最終的には決勝トーナメント1没、ベスト8という形で終わってしまいましたが、予選全勝というのは非常に嬉しく、自信につながる結果となりました。
当日運営してくださったジャッジ・スタッフの皆様、対戦していただいた相手プレイヤーの皆様、本当にありがとうございました。
次はもっと上の順位に行けるよう、日々練習していければなと思います。
終わり。
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