人生で初めてライブ現地参戦した思い出(シャニ5.5th Day1感想)
はじめに
こんにちは、ときわというものです。シャニ5.5thが人生初のライブ現地参戦となりました。夢が叶って感無量です。そして、社会に放逐される前の最初で最後のライブ現地参戦になります。
ところで、私がアイドルマスターと出会ったのは、私が中学2年生くらいのこと、アニマスを地上波でやってたような時代です。
それから、デレマスもミリオンも齧ってはいましたがまだまだ高校生ということもあり、やりたいこと盛りですし、スケジュール面でも金銭面でも簡単に行けるようなところではありませんでした。
もっとも、大学生になれば、自分でバイトを始めるなり、大学生らしく自由な時間が発生するだろうから、オタクの友人と一緒にライブくらい軽く行けるだろうと、だから今は受験に集中しようと、高校生の当時は漠然と思っていました。
しかし、もう中学2年生だった当時から今日まで実に13年という歳月が溶けています。その間、今日の今日までなんと一度もライブへの現地参戦を果たしていなかったわけです。
そうして長い年月の途中である2020年4月12日、大学院1年目の時にシャニマスを始めて今日までコツコツ続けられてきてしまっているわけですが、当然その間にも以下のような理由(わけ)で到底それどころではなかったわけです。
以下くさすぎる自分語りをしてからライブの感想に行きたいと思います、ライブの感想だけ読みたい方は適宜目次から飛んでください。
なんでここまで現地参戦が遅れたのか(自分語り)
大学入学後すぐ、デスゲームをうっかり始めてしまう
実は私、大学に入ってすぐから司法試験に向けての勉強を始めてしまいました。
大学に入る前は、なんとなく学部3年生のあたりから本気を出して受かってくものなのかなと悠長に考えていました。しかし、2016年4月、いざ大学に入学してみれば、既に高校卒業したての3月から司法試験に向けて予備校で勉強を開始している連中がうようよいたわけです。
これはマズいぞ…、大学入学から7日も経たぬうちに直感しました。
そうして私は居ても立っても居られないというので、大学受験が終わったばかりだというのに予備校に申し込んで勉強を開始するというマゾプレイを始めたのでした。
そうして学部4年間と受験資格を得るための法科大学院2年間を溶かしてしまったわけですが、幸い院を卒業した年の最初の司法試験に合格して今に至ります。
もっとも、大学学部3年時からは、いよいよ司法試験予備試験(法科大学院に行かなくても受かれば司法試験の受験資格が貰える&就活でも優位に立てるが、司法試験本体よりもゲロムズい。)、ひいてはその先の司法試験のために""勝つため""の勉強にそれまで以上に力を注がねばなりませんでした。
特に、新卒カードという最強の選択肢を捨てて心中することを早期に決断した手前、学部時代の私はとにかくただ無駄に勉強だけして年月を重ねた無職になるのが怖すぎて院になんか行ってはダメだ学部4年までに何としてでも予備試験で足抜けしておきたいという一心で、学部3・4年の頃(2018年〜2019年)は自分でも心に全く余裕がなかったというくらい勉強のことしか考えてなかったと思います。
そういうわけで、シャニマスがサービス開始して2年間くらいと自分の人生の正念場が丸かぶりしていて、まるでプレイできなかったわけです。
なお、詳しい事の経緯については、ことの性質上有料noteという形で大変申し訳無いのですが、どうしても気になるという方向けに置いておきます。
失意の院進、シャニマスとの出会い
そうして学部4年次、予備試験の論文式試験に合格して、あとは口述試験・司法試験と勝つだけだと(確率で見ると、受験者の全体の上位20%程度しか通過できない短答式試験、その20%の精鋭の中からさらに上位20%しか合格できない論文式試験をクリアすれば、あとは論文合格者の96%が口述式試験に合格して予備試験の最終合格を果たします。その上、予備試験最終合格者の司法試験合格率は実に97%となっています。)、ちゃんとやるべきことをやって臨めば負けるわけがない!!!!!!!!!!!!!
そう思っていた矢先でした。
そこまで来たらほぼ受かるといっても過言ではない口述に落ちて大学学部在学中合格をすんでで逃しました。1点に泣かされたわけです。
そうして、口述の合格発表があってから9日後のほぼ対策できてない院試になんとか食らいついて合格して当分の身分を確保したわけですが、当然これからの人生どうなるんだろうと絶望していました。
おまけに院に進んだのは2020年ということで、例の流行り病もあって試験のスケジュールもめちゃめちゃで今後の見通しを立てるのが困難でした。
てっぺん取るために死力を尽くして負けた、けれどもとっくのとうに新卒カードは捨てているのでもはや後戻りという選択肢は存在しない。勝つか無敵の人になるかの二択しかない重圧は相当なものでした。
そんなときに出会ったのがシャニマスでした。
それから過酷な院での虜囚の辱めもとい生活を乗り越えていく中で、シャニマスでなんとか正気を保っていたところは間違いなくあるわけです。
イルミネのコミュも放クラのコミュとか他のいろんなコミュを息抜きに読んでいたのですが、受験のこと、将来のことばかり考えて失敗したらどうなるんだろうとか考えだしたらキリがないようなどん底の中にいた自分にとって、すごく心が暖まるものばかりでした。
臥薪嘗胆の日々を送っていたあの頃の人生の支えになっていったコンテンツのライブをやるというなら、行きたくないわけがない。
そうして2022年、幸い合格して、ようやく平穏な日常が戻ってきました。
やっと行けるようになったんだ。それも、ただ現地に参戦することが初めてであるだけではない、ずっと待ちわびた瞬間であったこと、社会に放逐される前の学生のような身分として最初で最後となるライブだからこそ、5.5thについては私自身特別な思い入れがあるというわけです。(5thの時はちょうど4連休で18きっぷを使って、働きだして年をとったらきっとできなくなるであろう、普段行けないところに時間をかけて鈍行列車の旅をしたいなとも考えていて、それとライブ天秤にかけて泣く泣く旅行を選んでいました、身体が2つ無いのは悔しいものです。)
以下感想
先程までダラダラと見苦しい自分語りをしてしまいましたが、ここからはしっかりと当日の感想を只管殴り書きとして記録として遺しておきたいと思います。
時系列で書くのもなんだか締まりがなさそうなので、ユニット別・全体曲と項目を分けて感想を書いていきたいと思います。
コメティック
今回はコメティックのお披露目ライブでした。
コンサートライトを消してくれとの指示があったので座して待つ。
きらめく夜空から彗星がちゅどーんと堕ちてきた。それくらい一発目の無自覚アプリオリの掴みは抜群で完璧だった。
三川華月さんのMCのやつ、とてもかわいかった。やはり鈴木羽那のオタクになることが運命付けられていたのかもしれない。
彼女たちが用意していたのはこれだけではない、「どうでもいいや」だの「平行線の美学」だの新曲を引っ提げてきた。各曲でセンターを変えているらしい。
怒涛の勢いと高音と爆音で我々観客に全く息継ぎする暇を与えない彗星の一発目のライブはまさに混沌だった。
頼むから早くシャニソンリリースするなり本編のWINGを解禁して欲しい。
なぜ我々は誰も羽那とはるきのWINGコミュを知らないのか。
いや、知らなくてもあれだけぶち上がれるのはパフォーマンスが良かったのと楽曲がラリったBPMで大爆音ぶっ飛ばしてくるから盛り上がらずにはいられないのだろう。
こんなん浴びたら…バカになっちゃうなぁぁぁぁぁぁぁああああああああああッッッッ!!!!!!!!!
デカい音とビカビカの光があれば人間は自ずと興奮する。これもしやパチンコと一緒では?とつい下世話な話が頭をよぎってしまった。
あと、アンコールで全体曲の「虹の行方」を歌い終わってさようならとなったとき、扉が閉まるまで他のキャスト達は皆手を振っているのに、ルカだけが憮然、いや超然と「フンッ」という感じでステージを眺めていたのだが、扉が閉まりかけるところでほーーーーんの少しだけファンに向けて手を振ってくれたところがあって、ああほんまに斑鳩やなぁという感想でした。
シーズ
セブンスを経てより高みを目指せるようになった彼女たち、緑と緋色の光がダンスホールに会場を変えた。
私がいたのはDブロックの17列だったので、メインステージを斜め左に見下ろす感じでみて、正面を見れば花道から続くど真ん中のステージを左側側面から見下ろす画角になる。
曲のかっこよさもさながら、側面から見ていても伝わるキレキレのダンスを見てぶち上がっていたら終わっていたというところだ。
遠目に見ていたから後で気づいたのだが、彼女たちが纏っていたユナイトバースプラネタリー衣装の輪っかが付いていなかったらしい。今思い返してみればそのような気もするなという感じだが、あれだけキメキメで動くダンスユニットとなれば、かえって邪魔になるのだろう。
舞えるだけ舞うのはギャラだけではなかった、それだけ踊りと超爆音で流れるイカした音楽を前に、私は年甲斐もなく身体を上下に揺らしながらペンライトを振ってしまった。
シーズver「Color Days」なんかもそうなのだが、セブンスを乗り越えた彼女たちは本当に朗らかで沸き立つような踊りと歌で魅せるようになったんだなという率直な感想を抱いた。
後述するストレイライトと一緒になって炎メシのコラボに選出されていましたが、いよいよシーズもこうして企業案件を取ってきて大きく羽ばたいていくのだなと、それは本当に嬉しかったし、しょっちゅうゼリーで食事を済ませがちな美琴さん大丈夫かなと心配になるのでした。
ノクチル
ノクチルのユニット曲が流れるとき、会場の席のペンライトが一気に青や水色に変わる、大海原に漕ぎいでてフラフラしながらも進む彼女たちの進む道を星が静かに照らしているかのようであった。
「今しかない瞬間を」「夢が夢じゃなくなるその日まで」からのコメティックと合同で「シャイノグラフィ」を畳み掛けてきた、この時点でUOを折っている人がいたが、それだけではなかった。
シーズの「Fly and Fly」「SWEETEST BITE」で踊り狂い、ストレイの「Hide & Attack」、コメティックの「くだらないや」で息継ぎできないところでボルテージを上げに上げて過呼吸になっちまうんじゃないかという状況で満を持してそれはやってきた。
ノクチルの「Dye the sky.」
このときの歌いわけは…
その青は空よりも澄んでいるか(浅倉)
その赤は夕焼けを焼き切れるか(樋口)
月よりも(小糸)
星よりも(樋口)
夜を穿て(雛菜)
あまりにもできすぎてる…。
空の青色、夕焼けの赤、宵と曙の紫、朝の日差しの黄色
透明だった彼女たちはすっかり色づいていた。
続く「あの花のように」でメインステージに花火があがる。この曲は「いつだって僕らは」と同じようにノクチルが大きく駆け出し始めた頃の楽曲だ。
その2曲を歌っているとき、彼女たちは寄り添うように歌っていたように記憶している。
アイドルという箱に押し込まざるを得ないが、それはそれとして自らの色を見つけて輝いている。しかし一方で、変わらないものは変わらないままでいるノクチルというユニットの特性をこのような形で表現してきたのにはただただ驚かされた。
それにしても、ノクチルのDye the sky.はぶっ壊れだったと思う。これを現地で浴びられる機会をもらったことには感謝しかない。
ストレイライト
無自覚アプリオリでいきなり後頭部を金属バットでぶん殴られたような衝撃から醒めやらぬまま、シーズのFashionableでぶち上がっていたら「Overdrive Emotion」を引っ提げてやってきた。
は?うちらも負けてないが??という火力で全力で1曲目からぶつかってるくるので本当に強いユニットだと思った。
それから今回は「Start up Stand up」というデスボイスと圧倒的重低音で叩きつけるかのような楽曲も披露された。
高校時代に同じクラスの軽音部の人がデスボイス習得していたのをふと思い出したが、それなりに練習はしていたようなので、コールでその場でいきなりできるようなものではなかった。
MCで「デスボイスが本当に出てたかどうか確かめたい」と幸村さんが言い、Start up Stand up のコールからアカペラでストレイ3人が続きを歌唱するという流れはちょっとクスッと来た。
それから「Hide & Attack」のところ、あそこで皆こぞってUOを折っていたのが観客席から見ていて一目瞭然だった。赤・緑・紫の3色とは明らかに違う明るいオレンジだ。バッキバキに皆ぶち上がって会場のボルテージがぐっと上がったのを感じた。本当にすごいユニットだなと改めてわからせられた。
全体曲のストレイverということで「いつかShiny Days」を選んできた。冬優子の歌いだしからなのが本当に計算されていて鳥肌が立った、いや、もはや泣いていた。
ここでしっとり沁みているところでコメティックの「平行線の美学」でもう一度温め直して満を持して「Wandering Dream Chaser」を持ってきたこの流れにまた鳥肌を立てては泣いたのだった。確かこのときもUO折ってるオタクがたくさんいたように思う。いやそりゃそうなるよなぁ、あまりにもできすぎている。最高のボルテージでアンコールに突入することになる。
アンコール(全員)
全員曲は「Multicolored Sky」と「虹の行方」の二曲だった。
私はシャニ5thをやっていた時に四連休だというので18きっぷで旅に出てしまっていたので詳細を知らなかったのだが、あの時のDay1では一人ひとり帰っていって背景がモノクロでと本当にこれで終わりなのかとあまりにもイレギュラー過ぎる演出でDay2どうなるんだろうと多くのオタクを狂わせたということがあったそうだ。
それを現地ないし配信で見てしまったオタク達にとって、今回の「Multicolored Sky」は無事に終わって良かったなというのがまず最初の感想だったのかもしれない。
私個人としては、初めて現地の観客席からこれを見届けたわけで、「私たちの一瞬も染めるの オレンジへ」と歌うところでバラバラだったカラーが一気にわぁっとオレンジ色になっていくところを見られたので、ああなんて綺麗なんだろうなと思ってました。これは現地に行かないとなかなか見られない部分なんじゃないかなと思って、本当にチケット取れて良かったと感謝しました。
それから「虹の行方」では、メインステージの背景が虹色になってていやもう確定演出だねえと身構えて、なんかドビュッシーぽいなぁと思わなくもないイントロが流れてああDay1もこれで最後かと、ここまであっという間だったなと、夢のような時間だったなと噛み締めながら全力で応援していました。
おわりに
というわけで、こうして私の人生初のシャニマスライブ現地参戦は幕を閉じたのでした。
生の大爆音と重低音を浴びて、時々トロッコで席の近くまでやってくる演者、それも本物の演者がステージで動いて歌っていて、彼女達の力強い歌声とダンスの供給過多で、夢のような時間でした。
本当に忘れられない思い出になりましたし、なんならコメティックこれから推していこうって気持ちになりました。
それから、ライブ開始前後でのオタク達とのエンカも楽しいものでした。
お会いしてくださった方々にもこの場を借りて感謝申し上げます。
ここまで拙い文章をお読みいただきありがとうございました。
※追記
Day2の感想はこちらから