感想:中高生へのメンタルヘルス勉強会
うつ病予防を広めている、時任春江です。
うつ病予防というと、どうも、うつ病患者さんを治療する話なのか?
と思われがちです。
そうではなくて、
発症しないように予防するための考え方や方法を広める活動をしています。
10月17日
高校生にメンタルヘルスに関する勉強会を開催させていただきました。
高校生ボランティア団体「どえりゃあWing」
名古屋地域をを拠点とした高校生によるボランティア団体です。
以下、Facebookページの情報より抜粋
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2013年の11月に、国際的なボランティアに興味のある名古屋市在住または在学中の現役高校生によって結成された団体です。
・高校生が世界に貢献できる機会を作る
・同じ分野に興味のある高校生のコミュニティーの場にする
という2つの大きな目的の下、活動をしていきたいと思っています。
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この団体の素晴らしいところは、
「学校のボランティア部ではない」
それぞれ属する学校は違っていても社会貢献したいと思う気持ちで団体を構成している点です。
教師主導、もしくは支援なく、高校生だけで運営されている点が素晴らしいと思います。
「8年前から継続している」
カリスマ性のある人材が引っ張っているわけではなく、思いを共有できているからこそ継続できている。
そこに共感、平等、民主的な運営がなされているのだと思われ感心します。
メンバー30名ほど属しているそうですが、日曜日の午後、テーマに興味を持ってくださった方が集まってくれました。
SDGs勉強会
国際的なボランティアに興味あるみなさんは、定期的にSDGs勉強会を開催しておられます。
その勉強会でお話させていただきました。
海外の問題に興味を持つみなさんに、海外との比較から、日本の若者のメンタルヘルスの課題をお伝えしました。
若者のメンタル不調、自殺・・・
コロナ禍による影響・・・
と、お話しする上で注意しなければならない点を配慮してお話しました。
注意しなければならない点は、こちらに記しました。
「テーマで『自殺』を取り扱う時の注意点」
https://note.com/utsuyobo/n/n9a6f7fc0ffc3#TrVmK
みなさん、真剣に聞いていただきました。
課題を知るだけでなく解決方法までを知る
コロナ禍で若者の自殺、女性の自殺が増えた。
この情報を知るだけでも、社会に対しての目の向け方が変わるのではないかと思います。
しかし、個人の力で何ができるか?考えた時に無力感を感じるかもしれない。
「高校生でも、自分のために友達のため社会のためにできることがある!」
そう感じてもらえるようなお話をさせていただきました。
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うつ病を知ろうとしてこなかった。
うつ病に対して誤解していた。
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そんな感想をいただけて、嬉しかったです。
誰でもできることを、自分や誰かのために役立てる。
そんな気軽な思いから活動につながってもらえたらと思います。
うつ病予防教育を学校で
がん教育が文部科学省の支援により各自治体で導入されていますが、
( https://www.gankyouiku.mext.go.jp/ )
同じように、うつ病予防教育も導入してほしい。
15歳~39歳までの死亡原因の第1位は「自殺」です。命がかかっています。
高校卒業までに、こうしたうつ病を正しく理解しセルフケアできるようになってくれれば、社会に出てもメンタル不調を予防することが可能になります。
「うつ病のことを勉強したから、仕事が大変でも、うつ病にはならない。」
実際に学んだ学生さんが就職してからそう言ってくれました。
正しい知識を伝えられて、予防方法を伝えられて良かった!
もちろん、ストレスの元になりやすいパワハラやいじめが無くなることも大事。
そのためには「心理的安全性の高い組織作り」が重要だと思っています。
心理的安全性を高める方法は、また別の機会に。
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