本が出版されるまでの流れ 〜みんなの知らない出版の世界シリーズ#51〜
みなさん、こんにちは!
UTSUWA出版代表の山本です。
『みんなの知らない出版の世界シリーズの第51弾』をお届けします。テーマは「本ができるまで。出版までの過程」についてです。
まだ出版したことがない人にとっては、どうやって本が出版されるのかイメージできないと思います。
出版社の代表として、私は出版に関わるあらゆることを質問されます。よくある質問が、以下の通りです。
『出版って難しいんじゃないですか?』
この質問に、私はこう答えます。
『意外と難しくないですよ!』
今日は、その理由を出版までの流れを交えて詳しく解説していきます。
出版の流れ「工程は全部で6つ」
本が出版される過程を大まかに分ければ、6つになります。弊社でも例外なく、以下の工程で出版をプロデュースしております。
出版企画の立案(企画書の作成)
原稿執筆
編集
最終企画の決定
表紙制作
入稿・出版
細かい工程除けば、この6つの工程で出版ができます。
出版したことがない人にとっては、馴染みのない工程もあると思いますので、詳しく解説していきます。
①出版企画の立案(企画書の作成)
まず最初にやることは、出版企画書の作成です。
そもそも出版の企画書と聞いて、「??」の人もいるでしょう。
ただし、出版企画書がもっとも大切な工程だと言えます。なぜなら、出版企画書とは、本の骨格を成す設計図のようなモノであり、ここがおかしいと後の工程すべてがおかしくなるためです。
以下のような項目を立案し明確することで、出版するための設計図となります。
出版の目的
想定する読者
伝えたいコト、書きたい内容
これらを考え、明確にすることで企画書となります。
この工程がなければ、どのような本にするのかわからずに、ふわっとした本になってしまいます。
そうならないため、すべての前提となる出版企画書を作ります。
UTSUWA出版では、この企画書を一緒に作り、この後の工程で迷わないようにサポートしております。
まずは、なぜ本を出版するのか、誰に何を書くのか。
ここを明確にするのが、企画書になっています。
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②原稿執筆
企画書ができたら、次は原稿執筆をしていきます。
企画書には、誰に何を書けばいいのかが書かれています。その企画書を常に見える状態にしておき、企画書をもとに原稿を書いていきましょう。
もしこの工程で、「まったく原稿が書けない。何を伝えればいいのかわからない」ということだったら、企画書の作り方が甘い可能性があります。
企画書は、料理で例えるとレシピです。原稿執筆は、調理と言えます。
もしレシピがおかしなことになっていれば、調理するときに違和感を抱きます。
レシピが正しければ、調理する工程はその通りにするだけでいいため、スムーズに進むはずです。
原稿執筆には、経験やスキルが必要になりますが、そのようなことに自信があれば自ら原稿執筆をすることができます。
もし自信がないのなら、他の人に任せたり、サポートを受けながら原稿を書けば問題ありません。
UTSUWA出版では、原稿を自ら書けない人にはそのサポートをし、どうしても原稿をまったく書けなければ「話すだけで原稿が書けるプラン」を用意しています。
③編集
原稿が書けたら、次は原稿を編集していきます。
ここでも、必ず企画書をもとに編集作業をしていきます。
ポイントとしては、以下のようになります。
出版の目的は達成できるのか?
読者に伝えたいことが伝わっているか?
伝わりにくい書き方になっているか?
日本語が誤っていないか?
このような項目で、編集作業をしていきます。
本の編集というと難しいイメージがありますが、実はシンプルです。
上記のような項目が達成できているかチェックして、もし未達成であれば達成まで持っていくのが編集作業です。
この工程を踏むことで、本の質が上がっていきます。
④最終企画の決定
すべての原稿内容と編集作業が終われば、原稿については完成したことになります。次は、原稿以外の大切な項目を作っていきます。
それは具体的に言うと、以下のような項目です。
タイトルの決定
目次の決定
表紙のイメージの決定
販促方法の立案
企画書の時にも、仮のタイトルや仮の目次、表紙のイメージ、販促方法などは仮で決めますが、最終的にはこの工程で確定します。
特に、タイトルや表紙は販売戦略においてとても大切なため、しっかりと立案していきます。
また販促方法については、SNSでどれくらいPRするのか、タイムセールを実施するのかなどを話し合います。
⑤表紙制作
最終企画まで決定したら、最後に本の表紙をつくります。
本の表紙は、本の販売数に影響するのはもちろん、本の印象の大部分を担うため、とても重要です。
ただ印象となると、抽象的なイメージになるため、なかなか言葉にして本の表紙にするんは簡単でありません。
たとえば、読者へ明るい印象を与えたい、男性向けな表紙にしたい。
このようにイメージをすると思いますが、もう少し深掘りして言語化するとよりいい表紙となります。
「爽やかで、清々しいイメージで明るい印象を与えたい」
このように言語化すると、緑色や水色のイメージが強くなります。
ただ「明るい印象」というだけでは、赤色やオレンジ色をイメージする人が多いはずです。
このような工程は、UTSUWA出版では専属のデザイナーがヒアリングを行い、表紙を作っていきます。
⑥入稿・出版
最後の工程は、入稿・出版をしていきます。
これは、自ら出版する場合は、自ら行う必要があり、出版社が手配する場合は出版社が行います。
まとめ
いかがでしたか?
本が出来上がるまでの流れはイメージできましたか?
本は、これらの工程で作られています。出版社や出版のやり方によって、工程が省かれたり、順番が変わったりすることはありますが、基本的にこれらの工程を進みます。
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