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奇抜オムニバス

どこから斜に構えるようになったのか、普通の人がやる普通のことをやらずに、あえて奇を衒ったことをやろうという衝動に駆られることがある。もちろんそこには記事にしたいという思いもある。が、書かずに終わることも多くなってきた。結果、ただの大学院生が誰にも何も言わず変なことを繰り返しているだけに見える。

コンテンツにすることが嫌なわけではない。腰を据えて頑張る気が起きないだけ。ところがそんな僕にも少し前からチャンスタイムが到来している。みるみる記事が書ける、ただそれだけで将来の不安がしばらく消え、心が快適になってきた。これを機に今日は溜めていた奇抜をオムニバス形式で吐き出すことにしたい。


白い卵焼きを作る

酸っぱチャプスを作る記事で話題に上げてから、ずっと作っていなかったことに引け目を感じていたら、卵を冷蔵庫に放置しすぎて悪臭を放ち始めたので急いで作ることにした。卵をふんだんに5個も使い、黄身と白身に分けて白身だけを焼き始める。味がないと悲しいので白だしを投入。濃い色の調味料ではないので色の変化も抑えられる。

巷で白い卵焼きというのを見たことがなかったので、何かしら弊害があって作れないのではないかと邪推していたが、なんのことはない、平気で作ることができた。味も普通だった。ヤケクソで黄身は適当に焼いてしまったが、こちらも巻いてみたら何か面白いことが起きただろうか。否、おそらくビビッドな卵焼きができただけだと思うので、お蔵入りにするか迷っていたが、オムニバスの1つになるくらいの出来ではあった。



非喫煙者がtaspoを作る

成人識別たばこ自動販売機システム「taspo(タスポ)」は、2026年3月末をもってサービスが終了するという。原因として、3Gを利用した現在の通信回線が同時期にサービスを終了することが挙げられている。再来年とはいえもう手に入れられなくなってしまうカード。将来的にはプレミアがつくのではないかとの期待から、なんとなくtaspoを作ってみることにした。発行料・年会費はいずれも無料。おそらく1円でもかかっていたらやめていたと思う。

書類の不備を乗り越えて11月某日。郵便受けの中にカードが入った封筒が投函されていた。1本も吸ったことのない人間がtaspoを持っているというのがなんともおかしい。これこそ奇抜の真髄、僕のやりたいことだと思う。ただ、何より工程が少なかったのと、実際に買う勇気もないので、1本の記事にするには憚られた。


単語や文章っぽい名前を探す

おもろみのある名前に関心を抱き、今年の4月ごろからゆるりと集めていた。もっとたくさんメモを埋めたら記事にできたのかもしれない。が、パターンも限られることから10も集まらなかったのでここに供養しておく。

白田 真子(しらたまこ)
小田 麻里(おだまり)
桶塚 由衣(おけつかゆい)
根間 翔(ねましょう)
朴 瑠菜(ぱくるな)
河井 照代(かわいてるよ)
歌川 椎菜(うたがわしいな)

桶塚 由衣がお気に入りだったがtwitterに同名の人がいた。既出だったのが悔しい。これだけ人間がいたら、自分だけの発想というのは難しいのだ。これを考えるたびに名だたるクリエイターに敬意を表している。


未実行の奇抜を記して終わりにする。

「自分で自分の髪を切る」
「髪を自分の肌の色に染め上げる」
「立ちんぼに飯だけ奢る」
「特許を出願する」

では。

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うつろの雑談部屋
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