見出し画像

3大欲求 (再考)

ふざけた自己紹介で書いたことを思い返して、今一つ考え直してみる。

3大欲求のなさが尾を引いて、私は人間を辞めうるのではないか?


性欲、食欲、睡眠欲。どれも「薄い」と言った通り、日常でこれらの欲望を強く感じることは珍しい。それぞれ整理していく。

性欲。消費は「〇日放置していると性機能が低下してしまう」という嘘か本当かわからない言説を一番の理由として行っている。将来的に子供が欲しくなった時に可能性を潰したくない、という将来への投資の気持ちが大きく、そこに欲を感じることはまずない。(数日発散のない生活が続くと漠然とうまくいそうな感じになるなることはあるから、もしかしたらこれが欲なのかもしれないが…)

食欲。腹が減ることはあっても「食べたい」という欲の形ではなく、「食べないと体調が悪くなるよな」と生への不安を感じて食べることが多い。下宿を始めてからますますこの考え方が加速してきて、家で料理を作らないことはおろか、昼飯を抜くことも多くなった。食欲のその先にあるらしい栄養素についても全く気にかけていない (北極の先住民とか、肉を食べるだけで難なく生活できているのだから大丈夫でしょ、みたいなノリで) から、近々筋トレを始めるにあたり食生活が成長の邪魔にならないか不安で、「食生活の改善」なる項目をやることリストに入れるくらいには終わっている。

睡眠欲。3つの中で唯一欲望を感じる。と言っても夜に寝たいと感じるわけではなく、朝起きた時に「まだ寝ていたい」という消極的な感情として現れる。これだけはどうしても無くせなくて、二度寝をするしそれを原因としてしばしば寝坊もする。対して夜は作業が捗る、やることがいっぱいあるとの理由から「寝たくない」の一点張りで、そのせいで寝落ちをたくさんする。寝落ちをしたことがない人というのがよくわからないのだが、おそらく夜に何かすることを一旦諦めて、寝たいと思うことにしているという高度な思考回路を辿っているのだと気がついた時、電流が走ったかのような感覚があった。


そもそもこんなことを書いていたら、「欲」とはいったいなんなのかという究極の問いにも辿り着いてきた。goo辞書を調べたら「不足を感じてこれを満たそうと強く望むこと」と出てきた。つまり不足を感じている時点で、それは欲望と言っていいということになる。性欲は抜きにしても、「腹が減った」「やりたいことがあるが眠い」は欲望ということか。とすればつまり、私は欲望を抱いていながらも、それに耐えうる力を持っている (睡眠欲については別だが) と言った方が正解なのかもしれない。

我慢という形で欲望を抑え込んでいる自分。その弾みとしての大食漢であり、二度寝だと考えると都合がつく。
あまり考えすぎるのも良くないが、欲望とはなかよく向き合っていきたい。

いいなと思ったら応援しよう!

うつろの雑談部屋
あなたの力で、僕が何かをなすかもしれません

この記事が参加している募集