M-1グランプリ2024 3回戦、おすすめ紹介 その1 (3回戦敗退組)
お笑い好きの皆さん、こんにちは!うつろと申します。
このページを開いた方なら、先日M-1グランプリの準々決勝の結果が発表されたことはご存知なのではないでしょうか。
一応ご存知ない方のために、公式のポスト貼っときますね。
これに合わせて明日11/26 (火) よりTVerにてワイルドカード予選も始まります。動画公開までのこの時間は、いま一度M-1グランプリについて俯瞰してみるフェーズなのではないでしょうか?今回は3回戦の全ネタを (一応) 全部見た僕が、3回戦の必見ネタをご紹介。ワイルドカードの、また来年以降のM-1の参考に、ぜひ見ていってください。
(※これ以降、敬称略となることをご了承ください)
3回戦敗退組
はじめにご紹介するのは、惜しくも3回戦に敗退してしまった芸人たち。超若手のアマチュアからテレビに露出のあるコンビまで、幅広く3組をラインナップ。
第3おかかうどん (アマチュア)
現役塾講師のかみうらさん (右) と現役学校教員のジッパーさん (中央) からなる元「ガーベラガーデン」の2人に、現役県庁職員の栗尾さん (左) が加わって結成された、昨年結成のトリオ。ガーベラガーデンについては、数年前に3回戦に進出しているのをみて以来気にかけていたので、今回こうして3人で出場したことに少し驚きを感じつつも、新たな可能性を模索していることが伝わってきてワクワクしました。
ネタは正義と悪とで戦うという構造。主にジッパーさんと栗尾さんの経歴をネタに、全体の構成もうまくまとまっているという印象でした。開催日が選挙当日だったことを踏まえた「こんなとこ来るために期日前投票に行くな!」は拍手笑いも起こるほどの大ウケでした。どうして通らなかったのか、こちらも少し戸惑ってしまうくらいの出来です。
あえて通らなかった原因があるとすれば (烏滸がましいですが)、
①かみうらさんの経歴がずっと語られなかったことに少し違和感があった (まだやってるとのことなのでおそらくネタの構成上、省いただけだと思われますが)
②2人の経歴がずっとネタになりすぎている (若干の飽きがあった?)
③2人の役職を比較する際に少しトチってしまった (流れが崩されたか?)
と言ったところでしょうか。
これからもますます面白くなっていきそうなトリオです。
(ちなみに動画に入ってるボニーボニーも次点くらいでおすすめ)
バスター (アマチュア)
かいっちょくんと大久保くんからなる、現役中学2年生のコンビです。こういうコンビって大抵ナイスアマチュア賞に選ばれて終わりになることが多いんですが、彼らはなんと3回戦まで出場するという堂々の成績を納めました。名だたる芸人がラジオで名前をあげていたくらいですから、相当な影響力と言って良さそうです。
ネタとしては2人が別の場所でボケとツッコミを行うという、霜降り明星に近い形のスタイル。ボケを一つずつツッコミがいなしていく形式が完成していてみていて感心するくらいでした。題材は中学校の1日という彼ららしいものでのびのびやっていた印象。「迅速な判断!」良かったですね。ちょっと粗品さんがチラついたのは気にしないことにしましょう。
惜しくも通らなかった原因を考察するなら (偉そうにすみません)、
①少し視覚的にわかりにくいボケがあった?(鉄棒の動きや頭を使って走るなど、現実ではできない動きが多かった)
②最後の締まりがいまひとつ? (時間がなく急いでいた?)
あたりでしょうか。
超若手の2人。これからもさらなる研鑽を重ねてほしいです。
まんじゅう大帝国 (タイタン)
昨年の記事でも取り上げたコンビですが、今回も3回戦突破はならず。1回戦のTOP3にも入ったパントマイムのネタを再編成して望みましたが振るわず。古典的な笑いではありつつも、今までになかった視点で感心します。個人的にですが落語チックな彼らのネタが毎回刺さるので、そろそろ準々決勝に上がってほしいところです。
惜しくも通らなかった原因を考察するなら (毎度勝手にすみません)、
①最初のパントマイムに比べてそれ以降が弱かった?
②しみじみとした笑いなのでやはり好みが分かれるところがある
といったところでしょうか。
メディア露出もあるお二人。来年は是非とも上がってほしいです。
今回は惜しい結果となりましたが、まだまだチャンスはあります。
来年以降の活躍に期待しましょう。
ほんとはワイルドカードの組、準決勝進出組も1つの記事にまとめたかったんですが、思いのほか長くなってしまったので分割します。ワイルドカード枠の芸人さんは開始直前の明日午前10時ごろに配信予定。そちらも合わせてお楽しみに。
それではきょうはこのへんで。