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治安の悪い (?) 街、大阪

キャンピングカーを借りたのは大阪の南のほう。
〇〇レンタカーではなく個人で経営されている方だったので、ホテルの隣の道路に集合という形になりました。

説明を聞いていると向こうから知らないおじさんがやってきて、ジロジロとキャンピングカーを見つめてきます。ミルキーハットをかぶり、白のYシャツを着て小綺麗にしているにもかかわらず、どことない胡散臭さがあるその男性は、近づいて話しかけてきました。

「どこ行くん?いくらするん?」

あまりに強烈な出来事で、思わず車の裏側に逃げました。初めて会った大学生にどこに行くのかを聞けてしまうような気持ちの悪い人間がいるんだなと。しかも個人経営の方がキャンピングカーの説明してる最中にですよ?

それでも何食わぬ顔で説明は続き、車内の内装の説明になったところで、キモおじがさらに動き出します。なんと扉に手をかけて車内を覗き始めたんです。説明のおじさん、なんか注意してよと思いましたが、トラブルを起こしたくないようでそっぽを向いてキモおじがいないテイで進めています。隣で友人が激写してたので、出すところに出して然るべき手順を踏めば多少の罰金とか取れるんじゃないか?

ジロジロと舐め回すようにキャンピングカーを見ていたオジもとうとう諦めたようで、40分ほどで帰っていきました。典型的な大阪の治安の悪さを見た気がして新鮮さと拒絶の混じり合うざらざらした感覚になりました。

キモおじのせいもあってか、走り始めても車内のトークは大阪の治安の悪さで持ちきりに。それを裏付けるかのようにLOOPでバンバン信号無視をする若者、絶対に車に横断歩道を譲らないイヤホン自転車ニキなど、多種多様なキャラクターが現れては消えていきます。

概ね「なんなんだコイツらは」のノリで話を進める友人たちをよそに、僕はちょっと違うマインドでいました。
「僕もちゃんと気をつけないとな…」

お恥ずかしながら僕も京都で似たようなことをやってきたんです。爆速で自動車の横を走って、たまに追い越してみたり、左をすり抜けてみたり、それはダメと気がついて右から追い越してみたり。小さい車体で縦横無尽に動けるのが楽しくてチャリが好きでしたが、運転する側から見ると煩わしく映るんですね。

とはいえ自転車は法律上では車両の1つに数えられるので、歩道を通るわけにもいきません。妥協がなんとも難しいところですが、とりあえず京都ではなるべく自転車専用になっている色のついたところを走るようにしたいと思います。
あと危険運転はほんとにやめます。運転する側の身になって考える脳を持とうと思います。


大阪は、僕は嫌いじゃないかな。
臭いのだけはなんとかしてほしいですね。上の方がんばってください。


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うつろの雑談部屋
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